ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

古びる

2016年06月05日 | その他

  関東地方は梅雨入りだそうで、今朝は雨が降っていました。
 雨空をうらやましげに見つつ、メカブご飯とハムエッグの朝食。

 その後掃除と洗濯。

 洗濯物は部屋干しで、エアコンの乾燥をつけました。
 我が家にはリビングに6畳の和室が隣接し、一応、応接間としていますが、実際に応接間として使ったのは、マンション購入直後、新居を見に来た仲人夫妻や親戚など、数回だけです。

 今はもっぱら部屋干しに使っています。

 それと、思い出したように数年に一回ふらっと訪れて朝まで飲んでいく学生時代の友人の寝室として使っています。
 その友人、高校も大学も一緒で、学生時代は国内外へ貧乏旅行に出かけた仲です。
 独身を貫き、気楽なものです。

 食後の珈琲を飲みながら、洗濯物がぶら下がった和室を見ると、すっかり畳が老いた色になっています。

 マンションを購入して15年、一度も畳の張替えをしていません。
 もっともしょせん洗濯物干しと数年に一回の友人の来訪に備えるためだけなら、そのままでも良いのかもしれませんが。

 エアコンもテレビも冷蔵庫も洗濯機も換気扇も、マンションに引っ越してから15年の間に一回買い換えました。

 車にいたっては3回買い換えました。

 何事も古くなっていくのですねぇ。

 私もずいぶんシミができて、老けました。
 不思議と髪は黒々ふさふさで、よく染めていると間違えられます。

 中年になって思うのは、想像以上に体の不調が大きいこと。
 疲れやすいだけならまだしも、首が痛かったり肩が痛かったり。
 最近は新聞や本を読むとき、眼鏡をはずすようになりました。
 近くのものを見るとき、眼鏡がかえって邪魔になることを知りました。

 年寄り臭いと思っていたことが、確実に自分の身に起きています。
 今はまだ、かえって新鮮な驚き程度ですが、これからどんどん悪いところが増えていくのでしょうねぇ。

 しかし私は、それを怖れてはいません。

 むしろ皺のひとつひとつ、白髪の一本一本までが、年輪を刻んだ巨木のように、美しい老人になっていきたいと願っています。

 それにはまだまだこの体で風雪に耐えていかなければなりません。

 そのためには、いっこうに実行に移せない、節酒でしょうかねぇ。


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