ランチで同溌本店は外せない。今日も多彩なメニューが並ぶ。メニューには明示されていないが、デザートにコーヒーもつくシステムは変化はない。今日は寒いので、鶏肉の四川炒めも興味があったが、「白身魚と高菜」という文字にも引き込まれそれを頼んでしまう。
以前は高菜(中華料理の場合は漬けもの)の炒めものはどうも食べられなかったのだが、最近年を増すごとに食べられるようになり、どちらかというと食べたくなる時があるから不思議である。日本でいえば、高菜の漬物を炒めるということもないことであろう。
珍しく奥の席に案内される。混んでいなくても、一人の場合は2人席に案内されるのが常のようである。完全に禁煙にしてくれているので客席は気持ちが良い。まだ連休り延長の方が多いのだろうか、昼をだいぶ過ぎているが客は多い。当然おいしそうにビールを飲んでいる客も多い。
まずはご飯とザーサイが運ばれてくる。続いて、スープ。本日は一つの器にいれられて出される。春雨であるかもしれないが、フカヒレのような仕上がりとなっている。スープは吟味されたもの美味しい。ザーサイも少量ではあるが同様である。ご飯はお櫃で出されなかったのが残念である。
さてメインディッシュ。想像したものは白身魚の揚げ物に、高菜を刻んだものをまぶしたような料理。細かな高菜を想定していた。出されたものは、カタクリにまぶされた白身魚と、やや大きめに切られた高菜が炒められたシンプルなもの。とにかく量も多い。まずは食べてみる。
高菜の酸味がつんとくる。この香りでまず駄目だという人もいるかもしれない。前記したが最近はこれが食欲をそそるようになってきている。白身魚は深海魚系であろうか、姿は掌握できない。エンガワのような部位。おいしい。
そのほかには豆・木くらげが適量入っただけのもの。自然料理を得意とする四五六はどの料理もおいしい。オーナーがテレビ好きで出演回数も多いと思うが、店は責任を果たしている。ご飯のお代りをすれば、小さめの器に変更されている。ややサービスも変化しているようである。
多くの量ではないが、四五六の味が十分する「杏仁豆腐」がデザートで出される。食べ具合を見計らいながら提供されるので、冷たいまま食べられる。こういう配慮がまだできている店である。満腹となり、コーヒーを胃袋に入れて無事終了。
加えてお知らせしておきたい事は、椅子におかれている布。膝掛けらしい。この寒い時期、2人に1枚程度さりげなく椅子の上に置かれている。寒い時期への配慮らしい。女性や高齢者には、ありがたい配慮であろう。
「ランチのイメージ」
四五六菜館本店「上海」 045-681-3456 ブログ
650円(料理1品+スープ+ザーサイ+ご飯「お櫃」)+おしぼり
料理の鉄人などにも出演している孫料理長がオーナーの店である。中華街に3店舗あるが,各店それぞれ独自の「ランチメニュー」を出している。特に,本店はデザートが付かない代わりにリーズナブルな料金設定になっている。混雑している場合,専門の職員が対応し,着席まで面倒を見てくれる配慮もある。間口は狭いが奥になると広いスペースがあり,客席数は多い。
4種類程度のメニューが用意されている。マスコミで活路を見つけだした才能は,料理にも伺われる。ボリュームもそこそこあり,味付けも良い。私が行った時が偶然そうだったかもしれないが,料理が冷めている場合が,数回あった。厨房とサービスの連携に多少難があるのかもしれない。ご飯もお櫃に入って提供され,落ち着いて食べることができる。時々団体客がランチに来る。こういう場合は,厨房が追いつかない場合が多いようである。
コースも3000円程度から用意されており,季節に応じて帰るなど工夫を凝らしている。ファミリーコースが1万円程度で準備されており,食する価値はある。
ランチ例)ABCD(非常に工夫されたメニューが週替わりで提供される。)
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