三連休も終わってしまったーー
いつもなら3日連続して何かするんだが今年はなぜか地味・・・やっと最終の日曜日に出かけた・・・だけ。
暖かくてよい日和の週末。紅葉を見に行かずになんとせん・・
で、定番の東福寺。駅からの通りが人であふれているので、やめ、やめ。
奈良は?これも国道が渋滞していそうで、却下。
滋賀に行こう!京滋バイパスに乗ればさっとひとっとび。
金剛輪寺に決定。
琵琶湖の東側。いわゆる湖東三山の中の一つ。30年前に行ったことがあるが、記憶には残っていない。今ほど知られていなかったが、知る人は知っている・・そんな古いお寺だった。
そして、今は、しっかり紅葉の名所になっていた。観光バスの駐車場もあって、大勢の観光客がつめかけていてびっくりした。
山地を登ると言う立地条件のせいか、寺域が広いせいか、不思議と人出の割には満足した紅葉がりであった。
黒門を入って受付の近辺は“血染めの紅葉”と言われているらしく真っ赤な紅葉が迎えてくれた。ここから本堂まで石段を登っていくのだが、両側に小さな石仏がさまざまな‘よだれかけ’をして並んでいる。千体地蔵と呼ばれているとか。番号が右上に打ってあってほんとに千体以上あるようだ。アラビア数字だから、この寺の歴史から言えばほん最近に置かれたものだろう。しかし新しさを感じさせないぐらい風景に溶け込んでいて、赤い風車(かざぐるま)を供えてあるのが、長い参道のアクセントになっている。
上りきったところは、広々と開けて、暖かい日の光に鎌倉期建立の檜皮葺で堂々とした本堂が立っていた。国宝なのだ!失礼をも省みず思ったのは、こんな田舎に・・・と。
内陣の柱の立派なこと。一人では抱えきれない太さ!
お坊さんが説明をなさっていたが、奈良時代の建立。古い歴史をひも解けば、栄枯盛衰いろいろと・・時間がかかるので割愛。
そんななか、古い仏像の写真に、明治期の廃仏稀釈の折に海を渡り、今ボストン美術館にいらっしゃると説明がしてあった。
昨年ボストン美術館に行った折、お寺の内部を模した展示室に安置されていた仏像を見たが・・ここのだったのかと、合点する。
明治期に流失したもので、こんなに幸せな環境に身をおいている仏像も少ないだろうと、その時思ったものだ。が、そんな経過を記した上記の説明には、まだ里帰りは実現していませんと、残念そうに書かれていた。
本堂そして三重塔を取り囲むように紅葉・黄葉。
里山の落葉樹の赤・黄色取り混ぜての美しさは見慣れているが・・、ここはすべてもみじの木。同じ形の葉なのに木によって色が違う。赤・黄色・・・立ち居地によって、日をすかしてかろやかに輝いたり、重く濃い色目になったり・・もみじのフルコース。
これで十分なのに、階段をおりきったところにある庭園のもみじもすばらしく、池に映るもみじはデザートと、言ったところ。
美しいもみじを堪能した一日だった。
四季折々に来てみたい。ひっそりとした日に来て見たい。tesyukeのノートに金剛輪寺と書いておこう。
いつもなら3日連続して何かするんだが今年はなぜか地味・・・やっと最終の日曜日に出かけた・・・だけ。
暖かくてよい日和の週末。紅葉を見に行かずになんとせん・・
で、定番の東福寺。駅からの通りが人であふれているので、やめ、やめ。
奈良は?これも国道が渋滞していそうで、却下。
滋賀に行こう!京滋バイパスに乗ればさっとひとっとび。
金剛輪寺に決定。
琵琶湖の東側。いわゆる湖東三山の中の一つ。30年前に行ったことがあるが、記憶には残っていない。今ほど知られていなかったが、知る人は知っている・・そんな古いお寺だった。
そして、今は、しっかり紅葉の名所になっていた。観光バスの駐車場もあって、大勢の観光客がつめかけていてびっくりした。
山地を登ると言う立地条件のせいか、寺域が広いせいか、不思議と人出の割には満足した紅葉がりであった。
黒門を入って受付の近辺は“血染めの紅葉”と言われているらしく真っ赤な紅葉が迎えてくれた。ここから本堂まで石段を登っていくのだが、両側に小さな石仏がさまざまな‘よだれかけ’をして並んでいる。千体地蔵と呼ばれているとか。番号が右上に打ってあってほんとに千体以上あるようだ。アラビア数字だから、この寺の歴史から言えばほん最近に置かれたものだろう。しかし新しさを感じさせないぐらい風景に溶け込んでいて、赤い風車(かざぐるま)を供えてあるのが、長い参道のアクセントになっている。
上りきったところは、広々と開けて、暖かい日の光に鎌倉期建立の檜皮葺で堂々とした本堂が立っていた。国宝なのだ!失礼をも省みず思ったのは、こんな田舎に・・・と。
内陣の柱の立派なこと。一人では抱えきれない太さ!
お坊さんが説明をなさっていたが、奈良時代の建立。古い歴史をひも解けば、栄枯盛衰いろいろと・・時間がかかるので割愛。
そんななか、古い仏像の写真に、明治期の廃仏稀釈の折に海を渡り、今ボストン美術館にいらっしゃると説明がしてあった。
昨年ボストン美術館に行った折、お寺の内部を模した展示室に安置されていた仏像を見たが・・ここのだったのかと、合点する。
明治期に流失したもので、こんなに幸せな環境に身をおいている仏像も少ないだろうと、その時思ったものだ。が、そんな経過を記した上記の説明には、まだ里帰りは実現していませんと、残念そうに書かれていた。
本堂そして三重塔を取り囲むように紅葉・黄葉。
里山の落葉樹の赤・黄色取り混ぜての美しさは見慣れているが・・、ここはすべてもみじの木。同じ形の葉なのに木によって色が違う。赤・黄色・・・立ち居地によって、日をすかしてかろやかに輝いたり、重く濃い色目になったり・・もみじのフルコース。
これで十分なのに、階段をおりきったところにある庭園のもみじもすばらしく、池に映るもみじはデザートと、言ったところ。
美しいもみじを堪能した一日だった。
四季折々に来てみたい。ひっそりとした日に来て見たい。tesyukeのノートに金剛輪寺と書いておこう。