ゼリーミート

2011-11-09 | ビジネス業界
海外から来た、某魚の検品レポートについていた写真です。
いわゆる「ゼリーミート」が混じっているらしく、しっかりと検品結果とともに送られてきました。

水産業界にいると、誰もが一度はこのゼリーミートの洗礼を受けているのでは・・・と思いますが、いかがでしょうか・・?
私もカラスガレイで痛い目に何度も遭い、その後も鮭やら鯖やら。。 とにかくやっかいです。これ、凍結のまま加工できる魚だと、結局消費者まで行ってしまったりしますね。

せっかく原料を探しても、検品してこんな魚が出てくると、とても不安になりますね。以前は自分で(会社で)加工してましたので、ある程度思い切ったこともできました。最近は残念ながら個人零細企業・・どうしても消極的になります。。
もっとも、この手の魚が混じっていても、本当に原料が手当てしにくい時期だとOKだし、原料があり余ってる時期だと買いたたかれるだけ。

昔甘エビを担当していたころ、とにかく市場にものがないときに、「白い海老も赤くなる」相場・・なんて言ってました。品質なんて絶対評価ではなく、市場との兼ね合いですから、物がないときは、いつもは「色が白い」と買いたたかれるような甘エビも、しっかり高値で売れたりするわけです。

とはいえ、ジェリーミートだけはどうしようもありません。こんな魚が混じっているロット(すべてがこんな品質というわけではありませんので)は普段では買いたたかれるわけですが、物がなければ我慢して皆買っていったりするわけです。


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