よむよま

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森山未來・サワコの朝

2017-06-08 22:22:07 | 見る
6月4日の「サワコの朝」は森山未來ゲストで、サワコさんはずっと注目してた人なんだって。
「セカチュー」で注目したと。
私はその映画は見てない、たぶん、踊ってるのを見たときに驚いて名前を覚えた。
5歳でダンスを始めたのは、あまりに落ち着きのない子だったから。
ミュージカル「ボーイズタイム」でデビュー、
その映像もちょっと出た。
群像劇だけど、主役は山本耕史だよね。
18歳以上を募集していたオーディションに15歳で応募して通った未來くん。
宮本亜門に見いだされたんだね。

この舞台は10人のキャストで、そのときの自分にはそれが世界のすべて。
でも、自分以外の9人のお兄さんたちが、古田新太が来ると、
さっと立って挨拶するのが驚きだった。
「古田さんは当時は金髪で長く伸ばして、短パンに雪駄ですよ。
絶対近寄っちゃいけない人でしょ」
15歳のいたいけな少年には、アブナイ人にしか見えなかった(笑)。

俳優業が忙しくなったときに、踊ることから離れた時期があって、
踊りの体がキープできなくなった。
踊りから離れている、その時期がきつかった。
その後、コンテンポラリーダンスに出会った。
古典の形式にとらわれないコンテの世界に出会ったことで、
いまの自分の体でできる表現もあると思うようになった。

いまやコンテンポラリー界の雄というか、スターの未來くん。
カフカ「変身」や「100万回生きた猫」の映像や、
最近のイスラエルの振付家だっけ?新しい作品の映像も出た。
すごいよね、動ける体で。
でも、いまちょっと違うらしい。

たとえばいま時代劇をやっているので着物を着る、
着物は腹が出ているほうが格好がつく、だから食べてる。
今年、ダンスのパフォーマンスをやるが、
「腹の出てる体で踊ることになるんですよ。でも、それでこそ表現できるものがあるはずだと思う」
(とおっしゃっていますが、全然腹が出ているようには見えません)
「腹に肉感がある分、重心が下にある。サムライの気分だからでもあるけど」とも言ってた、未來くん。
NHKの「みをつくし料理帖」だよね。

自分はダンサーと言われても役者と言われても、どうでもいい。
いまとてもガチャガチャしてるけど、自分の中で有機的につながってると思えるし。
と言ってる森山未來、いつのまにか自分だけのポジションを確立してる感じがするね。
コメント
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