多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

端午节安康!!

2017-05-30 08:06:06 | Weblog

本日は端午节ですね。
中国ではこういった祝日には通常「快乐」という単語を付けて
〇〇快乐と言うことが多いです。多いのですが。。。
端午节の場合は端午节安康と言います。
これは端午節が中国の楚の政治家で詩人の屈原さんという方を偲んだのに由来したからだそうです。
この屈原という政治家は人々から大変慕われていた一方、政敵も多かったようで
楚の国の行く末に絶望し、自殺してしまったそうです。
その時、多くの人々が屈原さんを助けようと我先にとボートで繰り出したそうで、
このことが端午节に行われるドラゴンボートレースの由来なんだそうです。
そして端午節といえば「粽」ですが、この粽は屈原さんが魚に食べられないように餌をまいたのが
由来なんだそうです。
とここまで書きましたが、別に私が知っていたわけではありません。
中国では日曜日から今日までが端午節のお休みになっている人も多いみたいですが
私も日曜日に端午節のイベントに参加してきました。
それがこちらです。

日中青年交流団体ニッキが主催のイベントです。
以前中国語で日本人と伝えてみたい 我想用中文说我是日本人という記事で紹介した動画がありますが
こちらを作成された関西の大学生が中心になって活動しているグループです。
今回は関西漢語角で出会うことができた先生の誘いもあり、私自身人生初の学生主体のイベント参加になりました。
そこで初めて端午節の由来を学生から教えて頂きました。
イベントでは3つのグループに別れ、中国からの留学生に粽の作り方を教えてもらいながら
1人2つずつ粽を作りました。
まず葉っぱでカップを作る。この時絶対に底に穴が開いていないこと。
そのあと、作ったカップの半分ぐらいまでお米を入れる。
そして具材を入れたあと、さらに上からお米を入れる。
そして葉っぱをこうやって折り返して、三角形を作って、その上でこう横にこうやって
紐で後ろからこう括ります。。。。
って全然分からないですよね(^O^)
いや〜どうせなら一手ずつ写真に撮ってもらえばよかったかな〜
でも結構難しいですよ。手先の器用さがでます。私は。。。。修行が必要です。

↑まあこんな感じです。心の目で動画をみてください。
粽を作っている間にも裏では留学生が中心に中華料理を用意してくれてました。


麻婆豆腐に回锅肉〜
これがまたまためちゃくちゃ美味しいんです。
もうその腕で日本でいっそのことお店をオープンしてみては?
確か贵州の方だったかな。
いや、本当に思うんですけど、料理ができるって国境を超えた交流でめっちゃ武器になると思います。

粽を作ったあとはみんなでいろんな話をしながら粽と料理を頂きました。
中国の大学に留学した経験がある学生さん、日本にまだ来たばかりの学生さん、もうすぐ留学を終え次の目標に向けて歩み出そうとしている学生さん、
またそれぞれの学生さんの友達だったり、いろんな形でお互いの国と関わりあっている人たちとの
会話は本当に楽しく、そして何よりいろんなことを考え、行動に移し、実際に形を作れる学生の存在を
頼もしく、そして心から彼ら彼女らを尊敬できると思えた時間でした。

少し話をしただけで私が彼ら彼女らに惹かれたように
きっと多くの人たちに慕われるでしょうね。それはまさに屈原さんのように。
そして私たちは彼ら彼女らが絶望しない社会を作っていきたいものです。

ちなみにこんな素晴らしい学生たちを前に私が雑技以外で話をしたのは
「いかに手を抜くか」というダメ社会人話(笑)
でもね。思うんです。
ここにいた若者たちはもうすでに努力の仕方なんて知っているんだと。
だからそういう人たちだからこそ、変に自分を追い詰めたりしないように
ちょっとずるする方法もあるんだよ〜と気軽になれる部分ももっていてほしいな〜と。
なんてね。

とにもかくにも今年の端午节は私にとって特別なものになりました。
イベントを主催された方々に感謝感謝です。

祝大家端午节安康!!



コメント
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