多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

2019新版 水秀 《龍石》 Dragon Stone 開演!!

2019-06-30 09:13:16 | 杂技の雑記
6月28日,河南省雑地団がおくる2019新版水秀《龍石》がついに開演しました\(^o^)/

大々的に開会式も行われたみたいです.



市のトップの方や学校の党委員会の書記,そして中国雑技協会の副主席にもちろん河南省雑技団の会長も出席されているみたいです.
開会式で語られた内容によると,今回の《龍石》では4つの大きな改革が行われたそうです.
➀雑技団の改変:今回のショーでは約6割の雑技団員が雑技学校をまもなく卒業する実習生で,雑技教育と産業の融合が図られています.
➁物語を一新:龍文化をショーのストーリーに織り込んでいるらしいです.
➂舞台設備改革:映像技術を最新式にして,照明や映像といったものの効果を雑技により効果的に結合させているそうです.
➃技術上の改変:演目をすべてレベルアップし,また各シーンには全て新しい演目が組み入れられ,雑技技術上の難度がアップしているそうです.
私は➀と➃がすごく気になりますね.
河南省雑技団はこの劇場のすぐ隣に本部を置き,練習場も備えているので,実践を育成を同時にできるってのがいいですね.
日本にもこういうことができるサーカス団が誕生して欲しいところなんですが
これを唯一実現しているのはサーカスじゃなくてミュージカル,そう宝塚歌劇団なんですよね~

こちらの新しい水秀《龍石》ですが,公演時間は90分で通常は週末
毎週金曜日 20:00
毎週土曜日 15:00 20:00
毎週日曜日 15:00
に公演があるみたいです,
濮阳市は何度も書いてることですが,空港からは離れていて行きにくいんですが,アジア最大級の水のショー
興味がある方は是非足を運んでみてください.
中国やとドラグーヌのHouse of Dancing Water, Dai Show, Han Showってあるんですが
これはこれで正直舞台装置が凄すぎて,主役がどっちか分からんようになってるんですよね~
その分,美しい~~って思う瞬間は多いんですけどね.好みもあると思うんですが,
やはりサーカスや雑技である以上は,技が主役であって欲しいと思うのでした.
では最後になりましたが,28日19:30に始まった公演の様子を写真で載せおきます.
















気になるシーンはありましたか?
私は超最前列目の前の蹬鼓と水の中から登場したであろう集体倒立がみたいです.

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サーカス学会 設立おめでとうございます!

2019-06-29 16:11:51 | サーカスニュース
本日6月29日,15時から早稲田大学戸山キャンパスにてサーカス学会の設立総会が行われています.
サーカス学会,設立おめでとうございます!
私自身は学会会員への申し込みはしていますが,会費の振り込みは総会後に送られてくる振込用紙でということなので
まだきちんとした形で会員にはなれていないのですが,学会を通じて様々な情報が得られたり
興味がある方がおられれば私が見たものを発信できればと思っています.

さて,サーカスといえば関西だともうすぐミュージカルですがピピンがあります.
そして11月にはシルクエロワーズのサルーン公演もあったりするんですが,なかなかサーカスは身近にありません.
でも一見ないようで,街を歩くときに回りをいろいろ見ていると,このデザインサーカスのテントみたいだな~とか
ちょっとした“サーカス”を見つけることができたりします.
中国で私が街で宝探しと称して「雑技」を感じさせるものを探すのと同じように
日本でもサーカスを感じるものを探しながら散歩するのが好きです.
そんな中で私が見つけたとっておきを紹介したいと思います.
見つけたお店はこちら↓

元町駅から北にまっすぐ上がったところにあるヴァルトという木製おもちゃの専門店です.
以前から気になるお店ではあったんですが,男一人,おっさんが入るのってちょい勇気がいるんですよね.
一般的には明らかに「怪しい・・・」と思われる感じですから.
あっもちろん実際の私は会ったことある人ならわかると思いますが,話せばそこまで怪しくはない
まあいうなれば陰気なヲタク。。。いや,それも十分怪しいか.
とにかく,入るのには少し気を遣うぐらい素敵なお店なんですが,なんとな~く店内をのぞいてみると,予感的中であったんです!
それがこちら

クラウン×ヤジロベエ のおもちゃ!
ヤジロベエといえば,バランスが大切なおもちゃ.そう!これを見て初めて気が付いたんです.
サーカスとヤジロベエって何気に相性いいんじゃないか!!って.
私も正直,単なるクラウンの木製人形とかなら買わないんです.へぇ~いいもん見たな~ぐらいで終わり.
それがクラウンというよりも,倒立(頭立)というサーカスらしく,そしていろんな芸の基本となる技との組み合わせ.
そこに感動!!
はい!一目ぼれ,衝動買いしちゃいました~

実はこれを書くときに検索するまで知らなかったんですが
ヤジロベエって日本のおもちゃだったんですね.
そうなるとまさに和製サーカス玩具にめっちゃふさわしいんじゃないか!なんて思うのでした.
単なる置物じゃなく,バランスで動き,しかも小細工なし.
パッとイメージできるのだと
フープダイビング
ユニサイクル ウィズ ボウル オン ボール なんてのもいけそう!
昭和のサーカス芸人を代表するヘンリー安松さんのワシントントラピスとかも作れそう!
そんな妄想が膨らむサーカスグッズとの出会いでした.
サーカスを大量生産するのは難しくても,こういうサーカス芸を身近に感じられるものがいろんなところで目に入るように
なるのは少しハードルが下がるんじゃないかって思うのでした.
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新・水秀 《龍石》 公開記念! 今の水秀劇場が生まれた時を振り返ってみる

2019-06-28 16:43:18 | 杂技の雑記
水秀 《龍石》の公開はついに今日!
とはいえ写真とか情報がアップされるのはもうちょい後だと思うので,今の水秀大劇場について振り返ろうかなと思います.
今や濮阳市そして水秀のシンボルのような存在になりつつある,この劇場.名前は《龙珠》といいます.
水秀の第1版からあるわけではなく,水秀の第4版に合わせて建設されたもの.
そして中国濮阳国際雑技文化産業園プロジェクトの中心となる存在として建設されました.

劇場の建設には国内外の専門家を受け入れて進められ,2013年4月に原型が出来上がります.
建築途中の様子↓







そして2014年についに完成し,試運転が行われました.
1500席の客席を備えた大型劇場.総建築面積1.6万㎡,39mの高さ,ドーム直径は80mという劇場でした.



劇場の外壁は龍の鱗をイメージした三角形模様で覆われた,文化と雑技芸術が融合した水秀龍珠劇場,新しい街のシンボルの完成でした.

2014年7月
2009年からバージョンアップを続けながら続いてきた水秀が第4版で専用劇場のもと,大きな進化を遂げます.
雑技の技術だけでなく,大小道具,音響,500㎡のLED大型スクリーン,雑技劇場としての様々な専用設備がバックアップしての公演の様子がこちら.












私が見たのが第5版で今日から始まるのが第6版.
場所はもちろんこの龍珠という名の大劇場.
実は9月にはここ濮阳で大規模な雑技大会も予定されているらしく,おそらくこの劇場が使われるんじゃないかと思います.
もしもとにかく中国で一気に今のトップレベルの雑技を見たい!そういう方は9月に河南省濮阳市への旅行を計画されてみてはいかがでしょうか.


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河南省雑技団 新・水秀 《龍石》 いよいよ明日開演!!

2019-06-27 17:43:22 | 杂技の雑記
河南省雑技団がおくる水秀第6弾! 《龍石》の開演がついに明日になりました!
新しいものが始まる前に,さらさら~っと第1版からをおさらいです.
第1版は今から約10年前に公開されました.水のサーカスといえば多くの人がシルクドゥソレイユのOを思い浮かべると思いますが
まさに河南省雑技団もそこに学んでの水のショーだったと思います.

そして第二版は約1年後の2010年9月
ボールを使ったフットジャグリングの原型がこの時にショーに組み込まれていますね.

そして第3版は一年とたたずに2011年の6月.

ロシアンスウィングなど新しい演目が加わったと思われます.
ここまではまさに毎年リニューアルといった感じで,まずはショーを立ち上げる.
そして走りながら毎年バージョンアップをしていく感じです.
第4版となる水秀は2014年8月
より空というか,上の空間を使う演出が加わったんでしょうかね.
そしてここでは動物も登場していたようです.
ちなみに第5版ではいなくなりますが,ご心配なく.
河南省雑技団はでっかい動物園かってぐらいの広いエリアで猛獣を飼ってます.
常設のテントの方でこういった動物が活躍する演技を見ることができます.
そして2017年の5月に私が見た第5版が公開されます.

この写真の演目,第5版からやってんな~なんて一人で思いながら眺めてます.
ちなみに今の大型劇場での公演は第4版からになります.
さて,いよいよ明日公開になる第6版《龍石》
どんなショーになるか楽しみです.
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北京世界園芸博覧会 《済南市の日》には。。。

2019-06-26 20:54:21 | 杂技の雑記
私がGW旅行で中国に行っている時にまさに開幕した《世界園芸博覧会》
演芸ならともかく園芸にはあまり興味がないので,開会式の公演以外は気にしてなかったんですが
どうやら雑技が見られるチャンスがあるみたいです.
今もなお,あまりこの園芸博覧会がどういうものでどういうスケジュールなのかも知らないのですが
どうやら《〇〇市の日》みたいなのがあるそうなんです.
そして6月22日は,これまた私が行ったことがある《済南市の日》というのがあったみたいです.
済南市はある意味中国の都市のイメージを裏切るぐらいきれいな街で,特に湧き出ている泉で有名なんですが
その泉の水が中国らしくないぐらいきれいなんです!
いえ,田舎とか山に入っていくと中国はきれいな水の場所なんてそれこそ山のようにあるんですが
済南市といえばあの青島市をかかえる山東省の省都です,なのになぜこんなに街中をとおる水がきれいなんだ~~~なんて思ってました.
と,本題と逸れてしまいましたが,この済南市の日には広場とかで街の特色を出した芸が披露されたみたいなんです.
その一例がこちら

《鼓子秧歌》と呼ばれる踊りで,中国の農村に広く伝わる飲酒の田植え踊りなんだそうです.
そして済南市といえば二つの有名な雑技団
山東省雑技団と済南市雑技団があるわけですが,今回イベントにかけつけたのはこちら

はい!済南市雑技団の蹬人ですね!
というわけで,この世界園芸博覧会.
都市によっては雑技団の演目を連れてきてくれるかも。。。なんて思うのでした.

ちなみに他にも済南市歌舞劇院,済南市呂劇院,済南市曲芸団などなど様々な団体からメンバーがかけつけてます.
雑技だけでなく,それぞれの都市の非物質文化を楽しめるイベントにもなってると思います.


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河南省杂技团 2019年新・水秀《龍石》 が6月28日ついに公開!!!

2019-06-25 21:14:12 | 杂技の雑記

2017年12月から2018年1月にかけての年越し旅行で行った河南省濮阳市に本拠地を置く,河南省雑技団の水秀劇場.
今まで5回のバージョンアップを経て,2000回近い公演,そして300万人が見た水秀ですが
約1年間のバージョンアップ期間と1000万元を投資してのリニューアルがついに完成し
水・陸・空 が一つのステージに存在する舞台になり6月28日についに公開されます!!
いや,なんとな~くリニューアル中って話だけは出てたんですが
全然信用してなかったんです(;^ω^)
でも本当やったんですね~
そりゃこれまで5回もバージョンアップしてるし,その実績を考えれば本当でも全然驚かないんだけど
私は何度もリニューアルという言葉に騙されてきたので.
でもこうやって公式に出ると嬉しいです!ありがとう河北省雑技団!!!

140名の雑技演員が昼夜を問わず練習し,300名以上のスタッフが完成させた新しいショー,その名も《龍石》
どんなショーになるのか楽しみです.
今のところ公開されている日程はこんな感じ

濮阳は実は空港から結構遠くて,一度,鄭州市に移動して一泊してから移動になると思うので
4~5日の休みがいるのがちょっとネックかな~って思うんですが
この水秀,地元にも愛され,チケットがリアルに売れてる地味にすごいショーだったりするんです.
中国が地元でやっている公演で,それほど海外とか観光客がどんどん来る場所じゃないところで
チケット売り場で「そこは売り切れですね」なんてやり取りをみたのは初めてでしたから.
私が行った時は,雑技団員友達の叔父さんがいて,その方がいろいろ手伝ってくれてチケットが事前に手配出来てました.
もしもいつもの「どうせ地元の公演なんて,前日で余裕さ~」なんて感じだったら見られなかった可能性すらありました.
それだけ愛される雑技の常設ショーも珍しいです.
興味ある人はお盆休みや年末年始旅行とかに考えてみてはいかがでしょうか.
なんせ鄭州市.関空から春秋航空の直行便が出てますから~~~~\(^o^)/

なお現時点では2部構成なのと,それぞれに8シーンあること,それぞれの名前が分かってるぐらいです.
いや,厳密にはいろいろ説明は書かれてるんです.書かれているんですが
各シーンが四字の漢字 × 4の漢詩のように書かれてて・・・意味不明です(;^ω^)
写真のアップを待つ!!

では,せっかくなので私がある意味,ぎりぎりセーフで見られた第5版の写真をどうぞ↓






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100年前の日本の軽業師の演技

2019-06-24 20:11:48 | サーカスニュース
サーカス学会を立ち上げられるデラシネ通信さんのTwitterのシェアで出会えた驚きの動画です!
なんと100年前の日本の軽業師の演技の様子です.
動画としてはAIでカラーになったことがメインのようですが,もともとこの動画の存在を知らなかったので
もうとにかく見た瞬間に大興奮でした.
演技は以前から日本のかつてのお家芸と言われていたと紹介していた足芸,中国で蹬技と呼ばれる演目でその中でも《蹬人》,
カタカナだとイカリアンゲームと呼ばれてるもの.
今年,見事にスペインのサーカスフェスティバルで金賞を受賞した日本人サーカス芸人の嵐の技でもあります.
こうやって100年前に海外で既に活躍していた日本の足芸.
嵐を中心に日本人の手でこの技が世界に再アピールされた年に,こうやってカラーになって100年前の和製演技が映像で復活.
偶然の一致ですが,こういう演技が日本人の手でももっと広がっていって欲しいな~って願います.

【AIカラー化】1904年の軽業師
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シルクドゥソレイユ 新常設劇場ショー 《X》 杭州遠征の準備

2019-06-23 16:09:10 | 杂技の雑記
シルクドゥソレイユ 杭州での常設劇場での新しいショー《X》の開演日が近づいていますが
皆さんチケットの手配はできましたか?
問い合わせると意外と。。。というと失礼かもしれませんが,しっかり対応してくれます.英語ですけどね(-_-;)
海外のクレジットカードももうすぐってだいぶ前に聞いたのでそろそろ完成してるかもしれませんが
チケットは問い合わせれば何とかなるということが分かったので
次に杭州で気になるのはホテルだと思います.
中国では私も法律に詳しくないのですが,外国人は中国にいいる間,毎日所在地をどっかに報告しにいかないといかないみたいで
それをホテルがこっそりと代行してくれているので,外国人自身はそういう煩わしいことを考えずに楽しめると聞いたことがあります.
なので外国人が泊まっていいホテルってのは限られてます.
限られてますといっても杭州みたいな大都市やとほぼ気にならないレベルでホテルはいっぱいあります.
困るのは呉橋とかちょい田舎に行くときなんですよね~
でも杭州なので大丈夫です.

そしてホテルですが,私の経験上杭州だと
改装かそもそも開業が古くなくて(例えば2015年とかね),5000円弱ぐらいだとまずハズレがないです.
もちろん中国なんでもっと安くいけるんですけど,初めてとか,中国を楽しみたいわけじゃなかったら無駄なリスクはきっと犯したくないですよね.
そういう視点でのお勧め価格です.

で,肝心のシルクドゥソレイユの劇場がどこにあるかっていうとここです↓

まずこれを見て私がため息をついたのが
地下鉄線上じゃないのか~ってこと.地下鉄の駅から近いとめっちゃホテルの幅も広がるんですけどね~
中国の地下鉄って日本以上にめっちゃ綺麗なんです.
見る限り1号線,2号線ともに離れてませうね.
仮に,杭州駅から行くって考えるとこんな感じでした

バスと徒歩で1時間弱ぐらいですね.
いわゆる,中心街はずれにあるって感じですね.
こうなると西湖を楽しみたい!とか観光面の楽しみを持ってない人にとっては劇場の近くって選択肢になるんちゃうかなって思います.
そしてどこかないかな~って思って検索したら,ちょうどいい感じのがあったんです!


劇場の左上にある
维也纳国际酒店 ウィーンインターナショナルホテル
です.
一泊5000円以下で

じゃ~ん!評価も上々なんです.
開業も2017年ということでまだ2年ほどしか経っていません.
劇場からも徒歩圏内だし,シルクドゥソレイユだけ楽しみたい!っていうシルクファン層にはぴったりじゃないかと思います.
口コミを見る限りは周りに食べるところも結構あるみたいですし,陸の孤島って心配もなさそうです.
ちなみに
杭州には超高級ホテルとかももちろんあるし,西湖っていう中国でも有数の観光地もあります.
そういう雰囲気も楽しみたいって方は別のところを検討してくださいね.
今回はあくまで,ショーだけ見れればいい!そういう人向けのホテルのお話でした.
参考になると嬉しいです.

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ユーモアの中のサーカス

2019-06-22 17:12:10 | 杂技の雑記
旅行記の方に書くか少し迷ったのですが,今回の旅行で中国の雑技協会公式の雑誌『杂技与魔术』の編集部にお邪魔させてもらったんです.
その時に買えるだけのバックナンバーを購入したことは以前,サーカス学会関連を書いた時にも書きましたが
買えない雑誌も,中身を見せてもらうことができて,いろいろ見てました.時間ギリギリまで.
そんな中ですごい面白いシリーズがあって,今日はそれを紹介したいと思います.
《幽默画欣》
ユーモア 描く 楽しい バラバラに直訳するとこんな感じなんですが,風刺画というかユーモアというか
まあ一種の雑技,サーカス,マジック関連のジョークです.
でも思うんです.
こういうところから演技って生まれていくんじゃないかと.
出来ないと思うことを
やってのけるから,ワクワクするし興奮するわけです.
人々が絵で見て笑ってしまうことを実現すればそれはきっと人々を魅了するに違いないと.


どれが気になりますか?
左上の絵,少し意図は違うでしょうが,猛獣ショーで餌を観客があげられたら面白いかも.
右側上の絵.ハイワイヤーの上をスキーやスケートのように滑って移動すれば
自転車ができるんだからローラースケートも車輪を工夫してやってできないこともないかも.


これはマジックが多いですが,まさに絵のようなことが出来たら面白い.
左下のやりとりなんてコメディっぽくて笑いも置きそう.


右下のように演技中にインタビューが入るなんて,静の中に動ならぬ笑!
左下の木の方が伸びるなんてのは,すぐにでも出来そうですよね.うけるんじゃないかな~
左側真ん中.危険と危険のぶつかり合いも実現したら最高!猛獣がハイワイヤーってのはあるんですかね.
イメージだとライオンより熊の方が器用な感じがします.


これは雑技っぽいのが多いですね.
ど真ん中
髪の毛⇒足の指⇒足の指
遠くからみたら気づかないだろうな~(笑)
そのとなり,あえて帽子が尖ってる!そこに単指倒立!!実現したら大道芸でも大喝采!


左下みたいな動物芸があると楽しいと思いませんか?まともに音出るんかな.あっもちろんこの絵はジョーク,妄想ですからね.
その上のボールをけったら鳥が落ちてくるのはありますね.ボールじゃなかったと思うけど.
右下
テントが浮いている!!
いっそこれぐらいでかいバルーンあげると目立っていいかも.


最後はこちら.
これはコメディアクトとしてどうだろう.
マジックで箱からいっぱい出てくるのはあるので,実現できそうですね.

ちなみに載っているのは中国の雑誌ですが,最後の絵はロシア系ですし
ネタ元はいろいろだと思います.
こういうのを世界中から集めることができたら,それだけでも展示会できるかもしれないですね.
そしてそこから本当に演技が生まれるかも.
そんなことを思うのでした.
皆さんは何か気になるものはありましたか?
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中国雑技団の実質常設劇場 东图剧场 で《天地宝藏》を見る

2019-06-20 21:14:42 | 2019GW《天津,石家荘,北京》の旅
北京に来て必ず降りる駅「北新橋」
ここの地図上だとA口だけど,あるんかな.私はたいていB口を出て横断歩道を渡ってまっすぐ進むとあるのがこちらの劇場

一見図書館ですが,こちらには东图剧场 別名中杂剧场とも呼ばれる劇場があるんです.
この劇場は実質中国雑技団の常設劇場になっていて,少なくとも私が北京に行った時に,この劇場で前後一週間以内も含めた場合
公演がないってことはなかったです.正確には行った日に公演がないことがなかったんですけどね.
なので北京に来たら,せっかくだから中国雑技団の公演が見たいな~なんて思う人がいるかもしれませんが
そんな方は是非,地下鉄で北新橋に向かっていただき,この东图剧场 に足を運んでみてください.おそらく当日券もあるんじゃないかと思います.
チケット売り場は写真でいうと左側,少し建物がでっぱってますが,そこの左奥に壁沿いにあります.

さて,こちらの劇場.ほぼ毎日中国雑技団の公演がやっているんですが,昔は先日紹介した《未来星夢》がされていることもあったのですが
最近はもっぱら《天地宝藏》です.

待合室にもこんな感じ.
劇場内はいたって普通,超オーソドックスな劇場です.


ずっと公演をやっているので旅行社との連携も取れていて客入りは結構いいです.
中国雑技団にとっては団員に舞台を常に経験させることができるので,収益以上にメリットは大きいんじゃないかと思います.

さて《天地宝藏》ですが,このブログでも何度か紹介しているので改めて紹介することもないのですが
主人公のクラウンによる宝探しの旅を描いたストーリー仕立ての雑技ショーになっています.
子供が楽しめるようにって考えられてるんだと思うんですが,石家庄の河北省雑技団の《蔬菜总动员》ほどは良くも悪くもぶっとんでなくて
なんというか,真ん中らへんの立ち位置です.
公演では
软钢丝
柔术
空竹
球技
蹬伞
集体车技
などなど様々な雑技を披露してくれます.
中国にいるとめっちゃ普通に見られてて,希少性が少なくなっちゃうんですが,软钢丝(Slackwire)が見られるって
日本やと結構貴重な気がしますね.
綱渡り自体は木下大サーカスの坂綱やクロワッサンサーカスなどサーカス,大道芸で見ることはできるんですがSlackwireはないような。。。
なんでだろう.
そうそう最近はスポーツ的にSlacklineってのも出てきてますが,まあ見る芸としては正直イマイチかな.そもそも全くの別物ですしね.名前が似てるだけ。
演技でいうとジャンピングロープとかそういうのがスポーツ的になったイメージ。

今回写真で取り上げるのはこの演目

蹬伞です.
今,木下大サーカスが招聘している演目です.木下だと1組ですが,3組での演技.
傘って空間を大きくかいで飛ぶので,ジャグリング系の中ではかなり空間が美しく見える演目やと思ってて私は大好きです.
日本人もこういう足芸は本来は十八番のはずなんです.
そういう意味でも,最近テレビでも取り上げられた日本人芸人の嵐の演目(あれは蹬人ですが)はなかなかいい演目をチョイスしたな~って思います.
日本人による日本のサーカス復権にはふさわしい演目じゃないかと.
そういう意味では
ハッピードリームサーカスと木下大サーカスはそれぞれ別の角度からだけど,この足芸に力を入れてくれてるのは嬉しいです.
ちなみに木下は和の足芸も既にやってはいるんですけどね.
すごい足芸が日本でも普通に見られるようになったらいいな~って思います.
エアリアルとポールとジャグリングばっかに行かないでね~日本の方々.

そうそう話を戻しますが運がいいと
チャイニーズポール
めちゃくちゃ運がいいと十三人顶碗が見られたりするんですよ~
今回はありませんでした.
安定の《天地宝藏》 北京に来ればって感じになってます.

皆さんありがとうございました!
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