多聞月記

シルクドゥソレイユのドラリオンをきっかけに中国雑技、サーカス好きになったおっちゃんの月記

シルクドゥソレイユ X the fantasy of land 再開は近い!?

2020-04-30 20:46:03 | 太阳马戏- X 绮幻之境
杭州で去年の夏から始まったシルクドゥソレイユによるアジア唯一の常設劇場公演《X》
現在はまだ休演中なんですがこんなのが出ました!

ショー+バイキング+午後ティー(最後の午後ティーはよう分からん,別の意味かな)
まあそれはともかくとして気になるのは「6月30日前消費...」の文言.
これって。。。ひょっとしてXの再開は近いってことですか!!!なんて期待しちゃう部分ですよね.
まあ,バイキングの部分だけでチケットは年間有効なのかもしれないですけどね.
ちなみにこれまでに出ている期間限定チケットは全て12月末まで有効というのは既に発表がありました.
なので年内には再開してるのは間違いないんでしょうが,そこまでいくとラスベガスとかも再開してそう.
そんな杭州のシルクドゥソレイユ Xですが内部の準備は着々と進んでいるみたいです.




こういう対比で見るのもおもしろいですね.
そんな杭州ですが,まだ実現は先の話ですが

上海からリニアを走らせる計画があがっているとか.
これが実現したら,なにげにXを見に行くハードルが一気に下がりそうです.
今のところ一番のハードルは
二週間の隔離なんですけどね(笑)
世界中でショーが再開される日が早く訪れますように.
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復興していく雑技 ~太原市歌舞雑技団~

2020-04-22 16:41:12 | 杂技の雑記
徐々に日常生活が戻りつつあるようなニュースも入ってきている中国の状況ですが
雑技団も少しずつ日常が戻ってきているようです.
ちょっと前から広州市雑技団なども練習再開の様子を公開してくれてたりするんですが
今日は《太原市歌舞雑技団》の様子を紹介したいと思います.
太原市というのは中国の山西省にある都市なのですが,こちらの雑技団は現在は太原市文化広播電視集団という会社に属する雑技団で
太原市雑技団と太原市歌舞団という50年ぐらいの歴史がある文芸団体が合併した組織です.
雑技団は太原市雑技団からの流れを受け継いでいて,さらに辿ると北京新華雑技団という雑技団でこの雑技団が1957年に山西省を巡演したときに
評判が良かったようで,山西省として雑技事業を発展させたいという思いと,太原市に雑技団がなかったということで太原市の公式の雑技団になったみたいです.
ちなみに国際大会等での成績は手元の資料では特にありませんが,文化交流事業で世界中で公演実績があるようで
一番派遣された国はどこかっていうと《日本》のようです.ちなみに2番はミャンマー,その次がパキスタン,インドネシアとアジアが多いです.
さてそんな太原市歌舞雑技団ですが,当然のように新型コロナウィルスの影響を受けて活動ができないようになっていたわけですが
4/7から通常の訓練を再開したようです.
ただ“通常”といっても,ようは各自の部屋や故郷でオンラインで連絡を取りながらの練習から正式な練習場での練習に切り替わったという話で
なるべく人が集まりすぎないように,チームを午前と午後にわけた上で,マスクを配布してそれを付けて生活し,また練習場に入る前には
必ず体温のチェックがあるようです.そして毎日風通しがいいようにキープして,さらに毎日消毒を行っているみたいです.

ちょっとしたことかもしれませんが,こういう地道な消毒作業が大切なのかもしれないですね.
まずは練習ができる状態まで回復.
そこから公演ができるようになるまで,どのくらいになるか分かりませんが(人が集まる公演が許可されるかという意味で),
一日も早くそういう日がくるといいな~と思います.
では最後に再開された練習の様子をご覧ください.



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中国・広東雑技団 2004 公演パンフレット紹介

2020-04-19 17:45:35 | 杂技の雑記

2004年2月10日から4月30日にかけて日本全国で公演を行った《中国・広東雑技団 ZATSUGI》(民音)のパンフレットをゲットしました~
例によって例のごとくヤフオクで.ヤフオクというシステムに今更ながら感謝!!
広東雑技団と名前はなっていますが,やはりこちらも日本公演用の名前になっています.
団長さんは広州市雑技団,広州軍区戦士雑技団の両方で名前が見つからないので,全く別な代表かもしれませんが
副団長が二人とも広州軍区戦士雑技団の方なのとメンバーも演目の写真もほぼ戦士雑技団のものなので
実際のところは《広州軍区戦士雑技団》だと思います.
ちなみにOVOのリーウェイは広州市雑技団の方です.今も残っているのは広州市雑技団の方.
西安を拠点にかつてのメンバーが集まってる戦士戦旗雑技芸術団っていうのは戦士雑技団出身者が多いです.
さて戦士雑技団といえば・・・

というわけでやはりこちらですね.右側の肩上芭蕾.
魏葆华,吴正丹夫婦の演技ですね.この時もやはり目玉の演目だったみたいで,随所に写真がありました.

どれが気になりますか?
私は右下の二つの演目が好きです.
2004年ということで当時はまだ大学生.まだ雑技と出会う前だったんだな~なんて思いながらみつめてると。。。

メンバー表を見てびっくりしたことがありました.
この下から二段目,左から2番目にいる《Liu Jie》という名前とこの写真.
なんか思い出しませんか?
そうなんです!シルクドゥソレイユ《ドラリオン》のバレエオンライトのメンバーとして来日したリウジエ,まさにその本人なんです!
ドラリオンの来日が2007年.その3年前に違う雑技団のメンバーとしてですが,実はリウジエは来日してたんですね.
なお,本人にも確認済みで

赤いマークが入ってるところが彼女らしいです.
教えてもらっても,たしかにーーーー!!とはならないですが,
ちょっと昔の彼女を見られたのが嬉しかったです.
ヤフオクでもう一冊ゲットしたので,コロナが落ち着いたら郵送したいと思ってます.
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World Circus Day 2020  ハッピーワールドサーカスデー!! 世界马戏节快乐\(^o^)/

2020-04-18 17:01:35 | サーカスニュース
World Circus Day 2020

動画も今の状況が反映されたような感じになってますが
今日はワールドサーカスデー!!
残念ながら,日本ではどのサーカスも公演を停止している状態なんですが
それぞれのサーカスも公演再開できるように,きっと練習されているんだと思います.
ちなみにワールドサーカスってことで中国の雑技で登場してるのは,やはりこちらでしたね↓

肩上芭蕾の魏葆华,吴正丹夫婦.
やはり現代雑技を語る上では代表的な2人になるんでしょう.
なお吴正丹さんは現在「広州市雑技芸術劇院有限責任会社」の社長兼芸術総監督になっておられてて
雑技協会でも副会長(7名)の一人になっていて,まさにプレイングマネージャー状態です.
むかしの夏菊花さんのようですね.
今はなかなか来日公演とかも難しいと思いますが
いつかは彼女が総監督として関わったショーが来日する日がくるといいな~なんて願います.
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祝ブログ開設 5555日目\(^o^)/

2020-04-17 21:25:23 | Weblog
ブログ《多聞月記》をスタートして今日でどうやら5555日目のようです\(^o^)/
次にぞろ目になるのは1111日後なので特にこれといったことはないので書いちゃいました.
ちなみに毎日どころか毎月更新もしてないこともあるんで,とくに日数に価値はないんですけどね.
しかし。。。約15年前。。。大学の4年生か院生1年生のころからスタートしたブログでした.
当時と今じゃ書いてる内容も,実際の行動も全然違いますが,まあ根本は変わってないような気もします.
人生90年と考えると1/6だからまあそこそこの歴史かな“人”って単位では.
そんな歴史っていう意味で実は最近,ちょっと昔ながらの雑技を描いたものをゲットしたんです!
そらがこちら↓

はい!切手です!
以前,雑技が描かれたタバコの箱を紹介したと思いますが
やはりというか雑技もあったんですね.
見つけたときにめーーーーーーっちゃテンションあがって即落札しちゃいました.
ちなみに切手に書かれてる年は“1974年”ってあります.私が生まれる7年も前なんですね.
こういった昔のもの,自分が出会えるはずがなかったものとも,家にいて出会える世界になっているのは嬉しいですね.
あまり出かけられない状態ですが
こんな宝探しを楽しんだりしてます.

さ~次は6666日目を目指すぞ~~~


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Twitterで見つけた日本の昔のサーカス!!

2020-04-15 19:27:38 | サーカスニュース




Twitterでおススメで表示されたんかなんか忘れましたが
たまたま遭遇したのが上の内容でした.
日本の昔のサーカス,もちろんまだサーカスという名前すら日本にきてない時代です.
明治4年,1872年。。。か,まあその周辺(笑)
手元の資料によると1865年に足芸の浜碇定吉さんなどが渡米したなどがあるみたいですが
本当に最初期のころの日本の曲芸の海外公演だったんだと思います.
逆に来日だとスリエ(フランス)の曲馬興行が行われてたころみたいです.
個人的にはポスターの演目が本当に羨ましいというか,
そう!こういう芸を今の日本の人にやってもらいたい!なんて思ってしまいます.
特に昔の芸の復活を一つの目標に掲げておられる木下大サーカスさんあたり,この休演期間はむしろ練習に集中できるチャンスなのではないか
なんて勝手に思ったりしちゃいます.
刀を並べた梯子を上る“上刀山”(剣のはしご乗り)
そして先ほど名前をあげた浜碇定吉さんの代表演目とも言われる《羽根虫》
こちらは足芸で樽を並べた上で子供が曲芸をやっていますが,この演目になります.
こういった演目が復活したら,盛り上がるんじゃないかな~なんて思うのでした.
なお,中国の雑技では“上刀山”(剣のはしご乗り)は実際に見ることはできますが
《羽根虫》は見られる雑技団を知りません.
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ポップサーカスからのメッセージ動画が公開されました~! からの雑技団の話 

2020-04-14 20:41:25 | Weblog
木下大サーカス
ポップサーカス
ハッピードリームサーカス
日本の3つのサーカス全てが公演を延期している状況ですが,
そんな中,公式Youtubeチャンネルを持つポップサーカスがこんな動画をアップしてくれました!
ポップサーカスより皆さまへメッセージ|~いま、サーカスから伝えたいこと~/Japan Circus message POPCIRCUS

これはファンにはきっと嬉しいでしょうね.
公演が中止になってみんなどうしているんだろうか,海外から来られている方はどうしてるんだろうかって思っても
なかなか情報が公開されることもないですし,またメディアが全国区で取り上げてくれることもないですから.
そんな中でこうやってメッセージ動画をあげてくれるのは嬉しいですね.
ただ。。。
チャンネル登録者数が少ない~~~~~~~( ;∀;)
まあポップサーカス自身もそこまで力をいれてる。。。というか入れ続けてる感じがしないんですけどね~
ただ才能の無駄遣い動画とかおもしろい企画もあるんです!
是非こういう時だからこそ,Youtubeチャンネルの方も育てていってくれたらな~なんて思います.
さてそんな普通の話をしてきましたが,
この動画の演者さんで2番目に出てくる中国人の方に注目したいと思います.
こちらの方は,正確に情報を得ているわけじゃないので,違う可能性もあるんですが
四川省の德阳市杂技团という雑技団出身の方のようです.
演目がこれまた私好みの演目で,
《晃板跷碗》というローラーバランスをしながら,板の先端に置いたお椀を板の反動で投げ上げて頭の上にのっけていくっていう
世界のサーカスを謡うポップサーカスが中国パートとして選ぶに相応しい,中国らしさがある演目なんです.
もう一つのパートの蹬鼓もなんですが,この演目だから雑技を呼びましたっていうのがはっきりしている演目なのが
雑技ファンとして嬉しいポイントになってます.
と,話が逸れましたが,今回は少しだけ德阳市杂技团を紹介したいと思います.
こちらの雑技団は1972年に四川省の名物ともいわれる川劇をする団体が第二グループとして雑技をメインにしたチームを作ったのが起源になっています.
そこから7人でスタートした団体は村などで公演をしながら名前を数度変えつつ公演を重ね,1988年にはロシア公演を実現します.
1991年には《中国大篷车资阳杂技团》としてと全国公演を行い,1992年に德阳市杂技团で行った公演が好評だったことをきっかけに
市政府に招かれる形で,正式に《德阳市杂技团》となります.
ですのに,
ある劇団の一部門⇒民間の雑技団⇒全国ツアーができるまで成長⇒市政府の目に留まり,市の雑技団になる
こんな歴史を歩む雑技団です.(なお現在は有限会社です)
なので,実績ベースでいうと,華やかな,たとえばモンテカルロサーカスフェスティバルでゴールデンクラン!!というような実績はありません.
ただ,これはいうなれば,それだけ地道に単独でやってきた証でもあります.
もちろん国際舞台での活躍は実績を謡うにはいいんですが,ただそれがお金になるかっていうとそうじゃない.
やはり雑技芸術が生きていくうえで必要なことは,雑技をみせて,お金をもらうこと.その上で存続できるかっていう争いは
ある意味,国際大会のようなものよりもよっぽど厳しい戦いかもしれません.文工団系の雑技団とはまさに真逆の戦いを勝ち抜いた雑技団かもしれません.
さて,華やかなっていう言い方をしてしまいましたが,実はある意味,国際大会よりすごい実績がこの雑技団にはあります.
そしてある年代の方で中国の北京に旅行に行かれた方ならひょっとしたら彼らの雑技に触れてるかもしれないのです.
そう,この雑技団の一番の実績はなにかというと,北京で外国人が雑技をみるとなると真っ先に名前があがる《朝陽劇場》
こちらの劇場での公演を2008年5月~2012年まで行っていたんです.また同じ北京でのカンフーと雑技を合わせたショーをやっていたり
とにかく一般公開されている公演ベースでの実績が豊富な雑技団なんです.
なお7名からスタートした雑技団は,今や230名の演者やスタッフを抱え,外国籍も約50名,そして4500平米の宿舎に800平米の練習場,
さらに300平米の動物の飼育場がある大きな会社に成長しています.
ちなみにポップサーカスとは2003年から5年契約で一度なんらかのつながりがあったみたいです.
なかなか日本でサーカスをみているだけだどなじみがない雑技団の名前だったかもしれませんが
意外と身近な存在かもしれませんね.
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1979年の中国武漢曲技団訪日公演のパンフレットをゲット\(^o^)/

2020-04-13 20:53:26 | 杂技の雑記
武漢の封鎖が解除されて少しですが明るいニュースが出てきましたね.
日本は逆にこれからって感じですけどね~
せっかくなんで明るい方を記念して,先日ヤフオクでゲットした
1979年に開催された《中国武漢曲技団訪日公演》のパンフレットを紹介したいと思います.

実はヤフオクってこれまでほとんど使ったことなかったんですが,
なんとな~~~~く,雑技に関するグッズとかないかな~なんて軽い気持ちで覗いてたら
見つけちゃったのがこのパンフレットでした.
もう見た瞬間に入札で,競るなら1万か2万ぐらいなら即出す!!って思ったんですが,初期設定額で落とせちゃいました.
嬉しいような悲しいような(笑)

さて,ページを開いてみます.

メンバー紹介ですね.
まずおぉぉぉぉってなったのが,今や雑技界の生ける伝説とも言われる“雑技皇后”こと夏菊花さんが団長時代!
1979年,今から40年以上前ってなるとそういう時代なんですね.
もちろんこの時点でも既に現役の第一線からひいて,政治家と団長,先生の三足のわらじ時代のようです.
(ただし,私の手持ちの資料では夏菊花さんは団長の時代はありません.
おそらく。。。。日本公演用の団体としてやってるんでしょうね.)
演目

私が好きな斜めの椅子積~~~~~~
たぶん椅子を縦に積んでいくのを見たことある人は多いと思うんですが
椅子は斜めにも積めるんです!!!
1人じゃできないだけに,なかなか招聘したりするのは難しいんでしょうね.
日本で私が実際に見たのは上海雑技団の来阪公演でした.そこで惚れたんだよな~~~~懐かしい.
なかなか私も実際には見られなくて残念です.
ちなみに正式名称《椅子造型》と呼ばれる演目なんですが,こちらは武漢市雑技団を代表する演目の1つで
この公演のあとになりますが,1994年の写真だと9人並んでいます.もちろん縦に.
そして武漢雑技団といえばというべき,代表するもう一つの演目がこちら

頂碗,夏菊花が1951年~53年にかけて発展させた演目です.
実はこの演目はこの後,李莉萍さんという方によってさらななる進化を遂げて《柔术顶碗》という演目になり
1983年に第9回モンテカルロサーカスフェスティバルでゴールデンクラウンを獲ることになるんですが
これがなんと中国の雑技史上初のゴールデンクラウンでした.
なお今回の来日公演で演じられたのは李泽芝さんという方で,夏菊花さんの愛弟子のようです.
この後,実は李泽芝さんも先生になって弟子を取られることになります.

他にも

いろーーーんな演目があるんですが,どれも昔ながらのっていうか,本当に純粋に雑技って感じで
本当にこの時代に見られた人が羨ましいな~~~って思います.

約40年後には武漢は別の意味で有名になってしまいましたが
本来はこんなに魅力的な雑技だ生まれ発展した街です.
そんな武漢の魅力を是非,落ち着いたら見に行って欲しいな~って思います.
なんせ武漢雑技団は今も現役で活動してますからね.
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