武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

高倉健、背中(せな)の唐獅子牡丹が泣いている。

2014年11月19日 | 人生の意味

★高倉健。
高倉健という人は、俳優になる為に生まれ、そして生き抜いた人なんだな。
仁侠映画には欠かせない花形であり、晩年は人間模様を演じて、彼の右に出る者はいなかった。
明治大学を出たインテリでありながら、仁侠に身を削る男の哀愁と悲愴を漂わせ、命を燃やして生きているような俳優であり、そして人間であったのではないのか。


★安倍晋三
と解散。
昨日(11・18)の会見を聴いたが、全く理解不能だったなあ。
名付けて「私利私欲・解散」あるいは「奇襲解散」ですね。
そしてあの会見は、財務官僚と野田、町村、麻生らの党内増税派に語りかけたものであって、国民に対してでは無いのが味噌。

安倍さんは争点として、増税先送りの賛否とアベノミクスへの評価をあげたが、増税先送りは国民に負担を求める訳ではないから、解散して信を問う必要はないし、アベノミクスの成果については、年間GDP予測マイナス1.6%を見れば、失敗の評価でしかない。ところが大衆の多くは自民党を勝たせて、安倍礼賛になるのだろう。
しかも、このマイナス1.6%というのは、公共投資プラス2,2%を加味してのものだから、公共投資がなければ、悲惨な結果になっていた。余談を言えば、この公共投資は赤字(建設)国債が原資であり、これは国民の借金ですから。

また、異次元の金融緩和は、株価を押し上げたが、それはマネーゲームのギャンブルに使われているだけで、国民経済に資するものではない。
逆に、それに伴う円安は、ガソリンと石油価格の高止まりを引き起こし、庶民の財布を直撃しているのが現実だ。

さて、12月14日の投開票、どういう地殻変動をもたらすのか。
まず前回当選した自民党一年生の現職議員は、既に強固な支持基盤を形成しており、これを野党が突き崩すのは、もはや無理。
もう地方では、民主党の評判はガタ落ちで、白旗降参の負け戦(いくさ)の様相だし、他の野党などは見向きもされない。
従って、地方における戦いは、自民党対保守系(分裂選挙)の戦いであり、自民党が負けても、当選者が保守系である以上、当選後に自民党に加入するから、自民党にとっては何の問題もない。
であるから野党にとって、大都市部と比例でどのくらい善戦できるかだが、安倍さんの奇襲解散の前には、準備不足は否めない。
自民党は地方で圧勝、都会は善戦で、野党の出る幕はないのではないのか。


(じゅうめい)

 


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