本日(2004/10/24)は、クロアチアのスプリット(Split)から飛行機でオーストリアのウィーン(Wien)へやって来ました。夕方ホテルにチェックインし、お昼は軽く食べただけでお腹もすいてきたので、早めに夕食を食べに行くことにしました。
今回行ったお店は、『Zwolf Apostelkeller(ツボルフ・アポステルケラー)』というウィーン最古のワインケラーです。ここは数年前にTH(夫)がウィーン旅行をした時に「ウィーン旅の雑学ノート」という本に載っていたのを見て食べに来て、ワインもおつまみ類も美味しかったのでまた食べに来たかったのだそうです。
今回頼んだものはこちらです。
【食べ物】
●Ungarische Gulaschsuppe(写真奥):3.15EURO(≒435円、1EURO≒137.972円*当時の換算レートで計算しています。2006年10月現在の1EURO≒150円近辺と比べると、今考えるとこの頃はまだユーロが安かったのですが、この時もユーロは高い!と思っていました。)
ハンガリー風グヤーシュ、シチューのような食べ物です。旅先で美味しいスープを食べると野菜もとれて体にも優しい気がしてほっとします。
●Frankfurter(写真手前):3.3EURO(≒455円、1EURO≒137.972円)
茹でたフランクフルト。これは普通でした。やはりフランクフルトは道端で焼いているのを食べるのが好きです。
●Tong(写真右):5.3EURO(≒731円、1EURO≒137.972円)
TH(夫)が前回食べて、一番気に入ったイチオシメニュー「牛舌の西洋わさび添え」です。最初ドイツ語メニューを渡され、このメニュー名がなんというか分からずに、オーダーを取りにきた人に「Tongue」と言って自分の舌を指差したら分かってもらえました。因みにドイツ語で舌は「Zunge」と言うそうです。
これが、本当に美味しくてクセになる味でした。薄切り牛舌スモークに、西洋わさび(ホースラディッシュ)を細かくすりおろしたものがかかっています。甘みのある牛舌スモークと、柔らかな辛さの西洋わさびがあいまって、ウマーイのです。これをもう1度食べたくて、2日後の夜もまたこのお店に食べに来てしまいました。
●エクストラヴルスト(写真手前):3.5EURO(≒483円、1EURO≒137.972円)
ここからメニュー名がカタカナになりました。最初ドイツ語メニューを渡されてメニュー解読に四苦八苦していましたが、ここにきて日本語メニューを持って来てくれました。どうやら日本語メニューがあったようです。2度目に来た時は最初から日本語メニューをお願いしました。
ロースハムの上に薄切りオニオンのドレッシングがかかったおつまみです。ハムと玉ねぎのこういう食べ方があったのを初めて知りました。簡単そうなので、家に帰って作ってみました。普段、「血液さらさら酢玉ねぎ(ドレッシング)」というのを作りおきしているのですが、ロースハムの上にそれをたっぷりかけるだけで完成です。酢玉ねぎを作りおきしていれば超簡単かつヘルシーメニューです。(このお店で食べたものはさっぱり塩味ドレッシングでしたが、私のレシピは醤油味の玉ねぎドレッシングです。)
●フレンチポテト(写真右奥):2.5EURO(≒345円、1EURO≒137.972円)
油ギレのよくないフレンチポテトでしたが、この油っぽさがワインにあったりもしました。
【飲み物】
●アポスティルワイン(白) 1/4L :2.55EURO(≒352円、1EURO≒137.972円)
このセラーのハウスワインです。飲みやすくてカプカプ飲んでしまいました。
●ザンクト・ラウレント(赤) 1/4L :2.65EURO(≒366円、1EURO≒137.972円)
辛口で奥行きのある味でした。
●ヴェルシュリースリング(白):2.4EURO(≒331円、1EURO≒137.972円)
メニューのワイン欄には、一つづつワインの特徴が書かれていました。ここには「あふれる香り」という日本語訳がありました。飲んでみると、辛口でさっぱりした味でした。
<感想>
・このお店の建物は、1339年の古文書にも出てくるほど歴史のある建物だそうで、煉瓦造りの内装とぼんやり明るい室内はとてもいい雰囲気でした。大きな机の他に、スペースで区切られた小部屋のような部屋もいくつかあり、混んでいても落ち着けます。「今、ヨーロッパを旅行しているんだなぁ。」と実感できる空間です。
・それほど凝ったお料理はありませんが、お酒にあうおつまみ系のものが多く、ワインがすすみました。
・値段もお手頃なものが多かったです。
・こういう雰囲気のいいお店で、美味しいおつまみとワインをゆっくり食べると、「ああ、いい旅行しているなぁ。」という気分になります。お酒とおつまみ好きな方にはおすすめのワインケラーです。
takapyonaの評価:★★★★☆(4つ星半)
《お店データ》
日時:2004年10月24日(日)ディナー
国:オーストリア
街:ウィーン
店名:Zwolf Apostelkeller(ツボルフ・アポステルケラー)
住所:Sonnenefeldgasse 3, A-1010 Wien
電話:01-512-6777
分類:ワインケラー
値段:27.75EURO(≒3,829円、1EURO≒137.972円)
HP(ぐるなび海外版):http://www.gnavi.co.jp/world/europe/vienna/w309025/
おかげさまでランキングが自己最高になりました。応援どうも有難うございます!!
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takapyonaさんのブログを見ているとすぐにでもお店に行きたくなります!ウィーン行きたい!!
家で作れるなら作ってみたいです。
日本の牛タンスモークでも大丈夫そうですか?
血液サラサラの酢玉ねぎはいろいろ使えそうですね。
私も作ってみま~す
日本で牛タンスモークを食べたことがないのでどうなのか分からないのですが、日本の牛肉は美味しいのでいけるのではないでしょうか。
私の近くのスーパーでは見かけないのですが、そちらの方では西洋わさびは売っていますか?
このお店で食べたものには、大根おろしよりもっと細かい目のものですりおろした西洋わさびがのっていました。
酢たまねぎ、作りおきしてあると便利ですので、お試し下さいね。
西洋わさびがポイントですよね。
札幌で見たような気がします。
和歌山ではわさび大根として見たような・・・。
他には何も味付けなしでしたか?
酢たまねぎ作ってみました。いろんなものに使えそうでいいですね~。
以前ネットで苗を売っているのを見つけて、買って植えようと思ったまま、月日が流れてしまいました。
お店で食べた味付けは、牛舌スモーク自体に塩味がついていたので、西洋わさび以外は何もかかっていなかったように思います。
早速、酢たまねぎ作って下さったんですね~。
家では、そのまま食べたり、冷製パスタに入れたり、ハムと食べたりしています。また他の画期的な使い道を思いつかれたら教えて下さい。