「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

真屋順子さん、ご逝去・・・・

2018-01-05 06:10:13 | おくやみ
訃報が続きます。

女優の真屋順子さんが昨年12月28日に死去、75歳。

昨年放送のTBS『爆報!THEフライデー』で公開されたほぼ寝たきりの闘病生活は、かつてのご活躍を憶えている我々にとっては、ちょっと直視できない辛いものでしたが・・・。
『欽ちゃんのどこまでやるの!?』のお母さんが強烈な印象を残した方ですが、劇団畑の方なので決まったキャラクターに留まらず、悪女も数々こなされています。

太陽には3作ゲストとして出演されており、#36と#116では決して「善良」という役柄ではない難しい役を演じられています。

#36「危険な約束」・・・江崎圭子
#116「マカロニ・ジーパンそしてテキサス」・・・水沢絵里
#210「栄光」・・・斉田美佐子

特に#116は、要人暗殺を成し遂げるために、ボスの「誰の生命も尊重する」スタンスを利用する形でテキサスを拉致監禁するグループのリーダー格である水沢絵里を熱演され、太陽ファンに強烈な印象を残しています。


謹んでご冥福をお祈り申し上げます・・・。

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太陽放送 2018.1.5 ファミ劇=冷静デュークVS純情一直線男、いじめ被害側の父親・トシさんの苦悩  チバテレ=ロッキーの追う男は天使か悪魔か・・・

2018-01-05 02:46:44 | 放送予定
本日の太陽放送予定です。

あ、とちぎのボン単独編は、ボンの刑事人生最大の壁、容疑者がボンが追跡中目の前で事故死、容疑者の可憐な妹に恨まれ、容疑者は「シロ」ではないかという可能性も・・・・ボン最大苦悩編で麻丘めぐみさんゲストの#251が放送されます。


【C S】

▼ファミリー劇場 デューク編(ゲスト充実→ボス休養)=初放送=

1/5(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#692
ファミリー劇場HD(CS)
第692話 61.04.25 捜査に手を出すな! (デューク・正)芦川よしみ 南條みづ江 江角英明

デュークたちは暴力団・響組に大量の覚せい剤を密売していた貿易商の桂木を逮捕したが、彼は容疑を全面否認。しかも覚せい剤を押収できなかった。
間もなくデュークは花屋に勤める桂木の妹・洋子を訪ねたが、その途中、以前目撃者として暴力団からガードした下山正に再会、デュークの様子を見て、彼に借りを返したいと捜査に協力することを申し出たが、にべもなくデュークに断られる。それでも諦めきれない正はデュークを尾行した。
デュークは洋子に事情を訊くが、彼女は桂木の無実を主張するばかり。そこへ洋子の部屋に空き巣が入った報せが入る。
目撃者の証言がら空き巣は響組であることがわかり、響組は洋子が桂木の所持していた覚せい剤を隠し持っていると思っているようだった。
やがて、桂木の足取りを洗ったデュークはその先々で響組の組員と鉢合わせすることになった。
さらに正は、デュークの警告を無視してちゃっかり洋子の花屋に店員として入り込み、洋子の周辺を探り始めた。
デュークも流石にそうなってしまった以上下手に手を出すこともできず、様子を見守ることとした。
翌日、散歩に出かけた洋子と正は響組の急襲に遭い、洋子が誘拐されそうになったが、デュークが阻止するものの、洋子が負傷してしまう。
どうやら響組は洋子が覚せい剤を隠し持っている確証を掴んでいる様子。しかし正は、洋子の境遇に同情し、デュークの捜査に文句をつけ始める。最初はデュークに協力する気満々だった正だが、洋子に惚れてしまったようだ。しかしデュークは純愛一直線の正が洋子に熱を入れるのと反比例して、増々洋子に対し疑念を抱く。
そんな中、入院中の洋子を再び響組が襲うが、危うく逃げ出した洋子をデュークが保護、とうとう洋子は覚せい剤の隠し場所をデュークに告白したが・・・。


山さん殉職後に一週空いての本作(お詫び:放映リストの日付に誤りがありましたので訂正させていただきました。)、当時は非常に埋めきれない穴が空いてしまったことは正直隠せない事実で、「センタークレジット」乱発の豪華ゲスト登用すら間に合っていない状況は相当キャスティングに苦慮していたのは中学生の私にも如実に理解できるものでした。これはボギー殉職時と同じ状況であり、さらに今回は代わりが容易に考えられない山さんの「後釜」ということで、果たしてどのような後任人事になるか不安がかなりあったことを記憶しています。
何れにせよ、豪華ゲスト登用が長いこと続くというのも到底考えられなかったので、この時点では7月には新しいメンバーが加入することと想定していました。
ただ、この時点で「ボス降板」というのは全く頭にはありませんでした。
今では各「告白本」で当時の裕次郎さんの病状は明らかになっていますが、当時は生命にかかわる状況であるというのは画面から汲み取ることはできませんでした。
当時の認識としては、非常にデリケートな状態ながら現状維持という感じを受けていました。
なので、諸先輩方は「山さんが居なくなったので太陽は終わった」と感じた方が多いという傾向があるものの、個人的にはまさかこの年に太陽が終わるなんていうことは微塵にも思っておらず、ある意味、終わってしまった(起こってしまった)ことは受け入れて、更に新たな太陽像というものを期待していた部分がありました。

と、当時を想い出しながら・・・

本作は山さん殉職を冒頭で香らせながら、本編は山さん抜きの既存メンバーで展開するというある意味「何もなかった」ような感じは非常に寂しかったですが、それがかえって逆に助かったというか・・・・。

#667で目撃者としてデュークに助けられた正が再登場、シリアスな題材ながら、久々な純情一直性キャラ・正の活躍が清涼感を出している部分が大きく、多分当時あった脚本ストックのなかで一番最良の選択だったのではないかと思います。
デュークも相当角が取れて、当初の皮肉屋的な要素も丸くなっていましたので、偶然とはいえ、尊敬していた山さんの役割をとりあえず継承するファンファーレ的な作品意味も持っている気がします。
また、久々に壮絶なカーアクションも用意されています。



1/5(金)
21:00~22:00
太陽にほえろ!HDリマスター版#693
ファミリー劇場HD(CS)
第693話 61.05.02 わが子へ! (トシさん)松山政路 荒井大介 矢羽みどり

管内で青酸カリの入ったハンバーガーを食べて犬が死亡するという事件が続発、そして最悪な事件が発生した。
秀明という中学生が青酸カリ入りの瓶牛乳を飲んで死亡したのだ。
報道では、犬に恨みを持った人間の犯行で秀明はそれに巻き込まれ犠牲になったと報じたが、トシさんは同じ路上に落ちていたとしても、瓶の牛乳を犬が飲めるとも思えず、さらに中学生にもなった少年が落ちているものをむやみに口にすることも考えられなかった。
さらに、秀明の後頭部に打撲傷が発見されたことがら、何者かが秀明を殴りつけた上で毒入りの牛乳を飲ませたのではないかと考えた。
トシさんは、秀明がいじめグループのリーダーだったことを掴み、いじめられた側の恨みによる犯行ではないかと推理した。
そんな折、トシさんは別れた妻の圭子のもとに暮らす息子の浩史が突然トシさんと暮らしたいとやってきた。
小学6年生の浩史に何が起こったのかトシさんには解らなかったが、浩史の学校の担任教師から彼がいじめに遭っていることを聞いて驚く。それは親の想像を超える苦しみと判り愕然としてしまう。
やがて、秀明がいじめていた生徒が木下守という子であることが判明、トシさんは木下家を訪れたが、母親は守に会せようとしない。どうやら守はずっと家の中に居るようだった。
数日後、ようやく姿を現した守にトシさんが秀明のことを質問した。
しかし守はなんと首つり自殺を図ろうとして失敗し、その後ずっと寝たきりで秀明の死を知らなかった。
さらに、守の父の孝夫が、長い間息子の苦しみを理解できず、自殺未遂後に急に理解を示しだしたことも聞く。
トシさんにはピンとくるものがあった。
いじめに遭って過酷な思いをしている息子の気持ちを理解したときに愕然とした心境と、そして怒りが、トシさんにも感じるところがあった。
そして・・・・。

当時のいじめ問題はかなり深刻度を増していたところはあったと思います。校内暴力が影を潜めて、いじめは低年齢化を辿り、まさかその犠牲者として浩史が題材にあがるとは・・・ただ、当時の状況的に考えれば、浩史の正義感が「ウザイ」と思わせる部分はあったかもしれません。トシさんにしても家族との関係が安定期を迎えたと安心していた時期でもあるので、観ているこっちも結構衝撃的ではありました。
やはり脚本は金子裕さん。



【地上波】

▼チバテレ ボン&ロッキー編

1/5(金)
20:00~21:00
太陽にほえろ!
チバテレ1(地上波)
第310話 翔べないカナリア
第320話 53.09.15 翔べないカナリア (ロッキー)米倉斉加年 宮口精二 土部歩 橋爪功

公金横領の罪で追われていた宮本がロッキーの目の前で車にはねられ死亡した。
宮本は麻薬を常習していた形跡があり、さらに数日後には宮本の妻が自殺した。
宮本一家は麻薬によって崩壊したようなものだった。
宮本は立花という男から麻薬を入手していたことが判明したが、立花は根城にしていた界隈から2年前に忽然と姿を消し行方知れずになっていた。
ロッキーは立花を捜すものの、街では彼は”カナリアのしんさん”として慕われており、誰も彼を麻薬の売人だと思っていないし、知ってもいなかった。そんな時ロッキーはかつて立花に命を救われたというミツエという女に出会った。
一方山さんは一連の麻薬事件に立花のかつての親分である武藤という老人が絡んでいると睨む。
その直後、武藤邸に賊が入り、続いて武藤が昔使っていた村上という男が殺された。
何れの犯行現場にも立花がいつも肩に乗せて歩いていたカナリアの羽が落ちていた・・・。

脚本の塩田氏のカラーが出ていると思われる、太陽の中では「不思議ちゃん」系な作品。
無論、そこは太陽作品なのでミステリーを絡めた面白い「結果」になっています。
特に、米倉さん演じる「しんさん」の不思議さと末路は個性的であり、米倉さん以外考えられない感じですが、その他にもかなり癖のあるゲストがこぞって出演しているのも特徴で、この作品独特の雰囲気を醸し出しています。
その不思議の国に迷い込むのがロッキー・・・というか、そうは問屋が卸さないですが(^_^;)

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