じょいフルデイズ

おいしいとか、いい匂いとか、手作りとか、覚悟とか

ちょっといいおこぼれ

2014-09-13 21:22:37 | じょいフルの台所



トワの離乳食がゆっくり始まっています。
何をどうしないといけないのか見事に忘れていて、
もう3度目のはずの離乳食作りに
「はじめての離乳食」なる本を借りてきて開いているわけですが、
離乳食なんてあまりに日常の生活には必要のない知識だからでしょう、
そういうことはきちん忘却するシステムがあるんだなーと思うほど
きれいさっぱり忘れていて感心します。

まずは10倍粥からスタートということで、
そうだったそうだったと、せっせとお粥を炊いては
フードプロセッサーでペーストにして小分け冷凍しています。
初期のたんぱく質は、まずは定番の豆腐と白身魚なわけだけど、
この白身魚というのがネックで、本に必ず
「脂肪が少なくて柔らかい鯛やヒラメを使う」と書いてあって、
鯛やヒラメなんて毎日使うものじゃないしなーと思っているところに、
どの本にもたいてい「大人のお刺身の一切れを利用すると便利」と書いてあります。
そんな毎日お刺身を買う家がどこにあるんじゃいと
毎回同じツッコミをしつつ、もちろんお刺身なんか買わないで、
塩焼き用とかのパックの鯛を、まとめて茹でて小分け冷凍します。

で、離乳食が始まって、
白身魚の鯛のペーストを作り置きするタイミングで、
我が家で毎回登場する、炊き込みご飯。
赤ちゃんが最初に口にする魚なんだからと
たいていちょっといい鯛を奮発して買ってくるので、
残った鯛のアラも余さず使おうと出汁を取って、
そのお出汁で作った炊き込みご飯が
じょいフル達家族の口に入ります。
この日は宇和島産の天然鯛、の身はトワが離乳食で食べて、
じょいフル達はそのおこぼれで、お出汁の炊き込みご飯。
同じ手法で、いつもよりちょっといい有機栽培の人参の、
柔らかいところはトワが食べて、
皮は刻んでじょいフル達のパンに練り込む、とか、
野菜を蒸した後に残る蒸し汁をスープに使うとか、
もうすぐ離乳食でお肉が始まるので、
美味しいささみの茹で汁が手に入る予定です。
我が家に赤ちゃんが来る度に、
家族はちょっといいおこぼれにあずかります。