じょいフルデイズ

おいしいとか、いい匂いとか、手作りとか、覚悟とか

長い休み

2007-10-31 00:53:54 | じょいフルな日々
じょいママからの電話。
「どうなの、その後」
うん、まぁぼちぼちやってるよ。
「ぼちぼちって」
赤ちゃんにお乳あげて、ごはん作って、
なんか毎日がお休みみたいだよ。
「まぁ休みっていうのは、仕事があっての休みだからね」
 何かをさせられてるってどこまで思うかによるわ」

ふむ。
「何かをさせられてる」
「仕事をさせられてる」
ふむ、たしかに。
仕事に行っていたときは
やりたくても出来ないことがたくさんあったんだった。
仕事をする生活は楽しかったから
そんなもんかと思っていたけど。
結婚してからも、
不充分な家事とか
もっと手を掛けたごはんとか、
仕事が休みの日にはもっとこうしようと
思うことがたくさんあった。


それが今は
赤ちゃんにお乳をあげて
ゆっくり家でお夕飯を作って、
30歳で初めて知った子育て主婦生活。
土鍋でご飯を炊くのも
餃子の皮を手作りするのも
いつかやりたいと思っていたことだから、
この長い休みでやりたいことを
着々と叶えていっている感じ。


させられているなんて思うことは
何一つない毎日です。




これも久しぶり

2007-10-26 11:32:30 | じょいフルの台所
夕食の支度も久しぶりなら
お弁当を作るのも久々です。

なんか…お弁当って
こんなのでよかったっけ。
ご飯の量、どのくらいだっけ。
甘酢あんってこんな味だっけ。


しばらくちぐはぐなお弁当が
続くかもしれないけど、
お産ボケということで
我慢してください。
行ってらっしゃい。





ぼちぼち復帰です

2007-10-25 00:57:25 | じょいフルの台所
仕事も家事もしない里帰り生活が終わって、
7週間ぶりの主婦業復帰です。
帰ってきてみると、冷蔵庫の中は
お米とマーガリンと野菜ジュースだけという、
見事に男の一人暮らしの冷蔵庫になっていました。
付き合っていた頃のブリちゃんの冷蔵庫も
こんなのだったっけ。
またじょいフルが使いやすい冷蔵庫に向けて
復旧作業に取り組まなくては。

久しぶりの夕食の支度。
鯛の塩焼きの残りを土鍋で鯛ごはんにしました。
せっかくのおいしい身がパサパサにならないよう
お米と鯛の皮だけを一緒に炊き込んで
身は蒸らしの時に混ぜ込みました。
小いかと大根の煮物は
圧力鍋で大根を下茹でをしてから
あとはシャトルシェフで。
いつの間にか旬になっていたので
里芋と豆腐のおやき。
支度は久しぶりでなんだか手際も悪いし、
途中で赤ちゃんにお乳をあげたり
お風呂に入れたりしていると、
これだけを作るのも
ずいぶん時間が掛かります。


でも台所に立ってごそごそするのは
やっぱり楽しい。
これからぼちぼち
ペースを戻していきましょう。






いよいよ3人

2007-10-24 13:22:17 | じょいフルな日々
じょいフルと赤ちゃんが京都へ戻る日になりました。
最後のその日、
じょい両親がブリちゃんの家に招かれて、
ブリちゃんも京都から帰って来てくれました。
いつかの両家の顔合わせの時と同じ
両親達とブリちゃんとじょいフルの6人がいて、
座敷の真ん中にはあの日と同じ「浜吉」の
お祝いのご馳走がずらりと並んでいます。
でもよく見ると、座敷の隅の座布団には赤ちゃんが。
そうだった、今日はキミの仲間入りのための会だった。
ご馳走を食べて
この一ヶ月の話をして
みんな赤ちゃんを見てはニコニコして
それから庭に出て
代わる代わる赤ちゃんを抱っこして写真を撮りました。
この子にはこの6人の味方がいるから
心配することは何もないよと
言われているような会でした。

会食が和やかにおひらきになった後は
急いで赤ちゃんとの長旅の支度です。
駅のホームは寒いんだから、とか
必ずタオルは一枚持っておきなさい、とか
じょいママからは最後の最後までアドバイスが。
ブリちゃんと赤ちゃんと
京都に向けて出発して、
いよいよ赤ちゃんは
この新米パパと新米ママの手に
委ねられてしまいました。

京都の家に着いたのはもう9時前でした。
私は本当にここに
赤ちゃんを連れて帰ってきたんだなぁ、と
感慨に浸る間もなく
真っ暗の冷えた家を暖めて、まずは
赤ちゃんにお乳をあげないといけません。
こんな時間だけど冷蔵庫は空っぽだし、
赤ちゃんを抱いて帰ってきてもうクタクタです。
じょいママが
「しばらくは大変なんだからついて行ってあげようか」
と言うのを、大丈夫大丈夫と断ったけど、
家に着いた途端に
ああ本当に大変だ、と思いました。
せめて新幹線でお弁当でも
食べておけばよかったかな。
帰ったその日のことなんか
何も考えてなかった。

と、ブリちゃんが提げて帰った紙袋の中から
昼間の会食の残りの鯛の塩焼きと
お赤飯の入ったパックが。
帰ったらすぐに食べられるようにと
ブリちゃんのお母さんが詰めてくれたものでした。
ブリちゃんが遅くまで開いているスーパーへ行って
牛肉のトマト炒めとお味噌汁を作ってくれました。
じょいフルがお乳をあげている間に
ブリちゃんのお母さんとブリちゃんのおかげで
暖かい夕食が整いました。

じょいママもブリちゃんのお母さんも
こうなることはお見通しだったのか。
ママ業も新米だけど、
子を持つ妻としても新米だといういうことを
忘れていたわ。


まだまだみんなの助けなしには
どうにもならない新米ですが
どうぞよろしく。
頼みの味方は遠い倉敷だし、
これからはいよいよ3人で
頑張らないといけないからね。





コピー服

2007-10-20 22:56:15 | 手作りが好きなのよ
おばあちゃんの古いジャノメミシンに
ようやく扱いが慣れてきた頃には、
もう里帰り生活が終わる直前になっていました。
最後に完成したのは赤ちゃんの服2枚。
同じ型の柄違いです。

…え、犬の模様が微妙?
犬の位置も微妙?
まぁまぁ、細かい突っ込みはなしということで。
家にあったTシャツで作ったから、
犬を前身頃の真ん中に持ってくるだけでも
苦労したんだから。

ゆうちゃんに出産祝いと一緒にもらった
combi miniのラップクラッチ
型に工夫が凝らされた服で、
首周りも足下もすっきりしている上にすごく着せやすい。
これはパターンの勝利です。
さすがコンビのベビー服。
これなら何枚あってもいいくらい。
よく見ると、つくり自体は単純です。
これから型紙を取れば
自分で好きなだけ作ることが出来ますよ。


ということで
勝手にラップクラッチから型を取って作った
コピー服。
素材は着なくなったTシャツでございます。
パターンはコンビだから間違いありません。
縫製はじょいフルだから
間違いがあるかも知れませんよ。






ブリちゃんの試験

2007-10-17 01:30:34 | 愛する人たち
朝から落ち着かなくて
時計ばかり見る一日でした。
前の日の夜の電話では
ブリちゃんは「まな板の鯉だから」と言いながら
意外に平然としている風で安心したのだけど、
やっぱりその日となると、何をしていても
ブリちゃんのことが気になります。

一級建築士試験の2次試験。
このためにブリちゃんの新婚生活は
ほとんど勉強と予備校通いに費やされました。
10月が試験と言われて、
10月なんて
京都の夏を乗り切った後のことだし、
お腹の赤ちゃんももう生まれてるし、
何ヶ月待ちかのダイニングの椅子も来ている頃だし、
その頃にはどんな生活をしているかイメージも湧かないくらい
先のことのように思っていました。
それにしても、これからそんなにも長い間
勉強をしないといけないなんてねぇ、と思っていたら
ブリちゃんは本当にひたすら勉強をし続けて、
夏が終わって赤ちゃんが生まれて、
ついにその日が来てしまいました。
もうここまで来たら
あとは無事に試験を受けられたらそれでいい。
バスを乗り間違えたり
途中でお腹を壊したり
まとめのノートを忘れたり
そういうことさえなければ、
ブリちゃんが
やり遂げることさえ出来ればそれでいい。


試験終了が5時で、
6時過ぎに電話が掛かってきました。
ああよかった、少なくとも
電話が出来ないほど落ち込んだりはしてないみたい。
で、どうだった?
「落ちてるかも知れない…」
第一声からブリちゃんらしい謙虚なコメント。
まぁまぁ、とにかくお疲れさま。
無事に終わってよかったじゃん。
とりあえず今日はゆっくり休んで。


姉歯さんの事件以来
建築士試験はますます難しくなったというし、
私達の専門医試験なら80%は通るのに、
一級建築士の2次試験の合格率は20%なのだそう。
そりゃ受かって欲しいけど、
あれ以上は無理でしょうって思うくらい、
時間的にも精神的にも精一杯勉強してたと思う。
もうそれだけで
ブリちゃんの勝ちでいいんじゃないかな。
前の日の夜に電話をした時にはもう
今までよく頑張りましたトロフィーを
あげたかったくらいだから。
もちろんこれからの仕事に必要なのだろうし
私たち一家3人の行く末に関わることだけど、
私がすごいと思うのは、
試験に受かることではなくて
あの過酷な受験生活を乗り切ったこと。


もし受かってたら、来年は
今年の夏に出来なかったことを全部しよう。
もし受かってなかったら、
…また一から頑張ろう。
私が力になれることは何もないけど、
その代わりブリちゃんが
悩んだり焦ったり我慢したりするところを
横でしっかり見守っておいてあげるから。







4週間

2007-10-13 13:35:18 | こんにちは赤ちゃん
気が付いたら、赤ちゃんが生まれて
もう4週間でした。
昨日は一ヶ月健診のために初めてのお出掛け。
退院の時には手足も細くてしなっとしてて
何とも弱々しい感じだったけど、
ほっぺたも少しふっくらした気がするし
大きな声で泣けるようにもなりました。

赤ちゃんを抱いて出掛けるのは初めてのことです。
おそるおそるスリングに収めて外に出ると、
宝物をお蔵出ししたような気分です。
小児科の待合いには一ヶ月健診のお母さんがたくさんいて、
みんな一所懸命に宝物を抱えていました。
ここにいる人達も同じような
それぞれの宝の4週間を過ごしたのでしょう。
じょいフルが明け方に
半寝でお乳をあげていたのと同じような。


赤ちゃんは
3日に一度は巨大な鼻くそで鼻を詰まらせたり、
寝ながらお乳を飲みながらウンチをするという芸当を
平然とやって見せたり、
額がM字型に禿げて将来を不安にさせたり、
こっちが予想もしていないことを次々と起こすので
なかなか理解が難しい生き物です。
でも私たちの付き合いは
まだ始まって4週間。
暗がりで一人起きてキョロキョロしている時は
一体何を考えているのかとか、
お腹が空いてるのにどうして鼻でお乳を吸おうとするのかとか、
彼の深い思索を理解してあげることはまだ出来ないけど、
これからお互い付き合いを深めて
少しずつ理解していけばいいのだ。

そのための時間は
これからも私たちの前に
ずーっと続いています。






ナスのオイル漬け

2007-10-11 17:40:26 | 手作りが好きなのよ
「ばーさんがじーさんに作る食卓」で見て
気になっていたナスのオイル漬け。
ナスを塩漬けにして、
ビネガーで煮てから天日で干して、
ニンニクやバジルと一緒にオリーブオイルに漬けたもの。
まぁ大層な工程だけど、
試すなら今しかないでしょう。
ここにもらいもののおナスがたくさんあるし、
庭には収穫というより伐採と言いたいくらい
バジルが茂っています。

あのブログの通りにやってみると、
仕込みだけで3日間かかるけど
ひとつひとつの作業は大した手間ではありません。
3日目にようやく、瓶に詰める行程まで辿り着きました。
完成は一ヶ月先だけど
すぐにも食べられると書いてあるから、
どれどれ、ひとつお味見を。

…おお、これはびっくり。
すごく濃厚なお味です。
まだ漬けたてだからかな。
ビネガーとオリーブ油とにんにくとバジル。
何でしょう、イタリアンレストランの
最初に出て来る小さい一皿で、
パンにちょろんと乗っかって出てきそうな味。
これから本格的なイタリア料理を食べますよっていう
気分を盛り上げるような、濃厚なお味です。
これがちょっぴりあるだけで
すごく本格的な雰囲気を出せそうだけど、
逆に他の料理もいい加減ではいけないような
そういうお味。


ナス1kgがジャムの瓶3つに収まります。
バジルが山ほどいるので、
スーパーで買わないといけない場合は
けっこう高くつくと思います。
作った後は当分、
指がニンニクとバジルの匂いになります。
それでも
作る価値ありの味だと思います。