じょいフルデイズ

おいしいとか、いい匂いとか、手作りとか、覚悟とか

おやつの時間

2005-12-31 16:43:31 | お仕事ですよっ
みんな今ごろ楽しく大晦日を過ごしているかしら。

私もちょっと楽しい気分になろうと
1階の売店でヨーグルトを買って来ました。
蒜山ジャージーヨーグルト。
あのこってりクリームの層が岡山の誇りです。
よく見ると蓋が金色でおめでたいわ。
大晦日のおやつにぴったりね。


さっき救急外来に行ったら、
救外の受付は宝くじ売場みたいな人だかり。
大晦日だというのに
皆さんお大事に。


この電話、今日あと何回鳴るのかなぁ。






手元フェチ

2005-12-30 22:05:40 | 愛する人たち
作業する手元を見るのが好きなのは昔からみたい。
トーストの角の端までたっぷりマーガリンを塗るじょいパパの手つきとか、
手術なら一番ちまちましてるリンパ廓清とか。

だから美容院に行っても
置かれた雑誌は手にも取らずに
手際よく私の髪を切る美容師さんの手元に見とれています。
今日は久し振りにパーマもしたから
いつものハサミさばきに加えて
カーラーを捲くところまで堪能できました。
昔は床屋は外科医だったんでしょ。
何か通じるものがあるんでしょうね。


今日の美容師さん、
「本日担当させて頂きます」って横に立った時は、内心
あ、見習いじゃなかったんだ...って思ったほど若い女の子だったけど
なかなか口の立つ子でした。
「ここでは世界で2番目に高いシャンプーを使ってるんですぅ、
いくらか分かりますぅ?」
ほう、いくらですか?
「350mlで1万円なんですよー」
へぇ、そんなシャンプーがあるんですか。
「美容師って手が荒れるって言うじゃないですかぁ、
でもこれを使い出して手荒れが全っ然なくなったんですよー」
「今はスタッフもこれしか使えないーみたいな感じなんですぅ」
あらら、ゴリゴリ押してきますねぇ。
「知ってますぅ?シャンプーは毛穴から吸収されるから、
悪いシャンプーを使ってると流産しやすくなるんですよー」
そ、それは初耳だなぁ。
「お客さまでもこれがすっごいいいって言われることがあってー、
特別料金でお分けもしてるんですー」
いえ、私は庶民ですからパンテーンで充分です...。
それからパーマの後にハンドマッサージを薦められました。
「脳ってぇ、マッサージとか出来ないじゃないですかー、
手には脳に伝わる神経が100万本あってぇ、
手をマッサージしたら脳にすっごいいいんですよぉ」
へぇ、100万本。よく数えましたねぇ。
そんなにいいならお願いします。
「どうですかー?血液が心臓に返るのが分かりますー?」
いやー...そんなこと分かる人がいるんですか。

いやいや、なかなか楽しいひとときでした。
6年間の大学生活では教わらなかった医学の知識も増えたことだし。
カーラーを捲く手元もよかったし、仕上がりも上々ですよ。



今日みたいなオンコールの日の美容院は、
パーマがかかるのを待ってる間もシャンプーの間も、
とにかく携帯を握りしめてないといけません。
いま病院に呼ばれたらパーマが中途半端だなぁとか思いつつ。
もちろん店の前の通りですぐにタクシーが拾えるのは確認済みです。
今日のところはちゃんとブローまで到達しました。
「トップのボリュームを残してフェイスラインでくびれたひし形で、
毛先は肩の長さのくるりん内巻き」のスタイルが無事完成。


さて、今日同じように美容院に行ってるジョゼはもう終わったかしら。
美容院に行く前に、風邪を引いたというジョゼにお見舞いメールをしたら
「ストレスMAX!」という緊急メールが返って来た。
そりゃいけません、巻き髪が終わったら直ちに食事療法で対処しなくては。
待ち合わせでジョゼを見てあらびっくり。
長い髪の毛先が大きくカールされててゴージャスじゃないの。
聞けばいま話題のデジパーマにしてもらったんだって。
いいなー。
うーん、私のくるりん内巻きも可愛いんだけど
ゴージャスデジパーマも素敵だよ。

それからまだパーマの匂いを漂わせる二人は
「パスタフローラ」で遅めの夕ご飯。
ローテーター可愛いよねとか
次の職場どうなんとか。
あーでもやっぱりジョゼの大きいカールが素敵だわ。
それによく見ると、ジョゼってきれいな手をしてるのね。


ジョゼのパンをちぎる手元にまたしても見とれながら
生パスタをいただきました。








おしゃれの心

2005-12-27 23:53:17 | お仕事ですよっ
注文していたナースシューズが届きました。
ピンクのリボンがワンポイントに付いていて可愛いんだけど、
うーん、やっぱりナースシューズじゃ
いま一つ女っぽさに欠けるかなぁ。

清潔域で働いていた前の職場では
検体を出したりレントゲンを持って下りたりするので
一日に何度もスリッパに履き替えないといけなくて、
かかとにヒモのない型のサンダルをわざわざ探して愛用していた。
そしたらこの間、ここの病院の庶務の人に呼び止められて、
「じょいフル先生、その靴はちょっと...」
え、何か問題がありますか?
「かかとにヒモの掛かったものにしてもらえますか」
はて。カジュアル過ぎるってことかしら。
病院の規則か何かあるのですか?と聞くと
「病院機能評価で職員の身だしなみもチェックが入るんです」だって。
身だしなみって...
白衣に合うようにちゃんと白色で太くて低いヒールのにしてたし
これ履いてるからって身だしなみが悪いとは思わないんだけどなぁ。

男の先生だってサンダルじゃないですか、
これのどこが身だしなみが悪いって言うんですか?!
と突っかかるほどじょいフルも子供じゃないので、
素直にかかとにヒモのある型のものを買うことにしました。
看護婦さん向けの通販雑誌は
病院の外来にいながらお買い物が出来る便利なアイテムです。
ナースシューズって軽くて丈夫で衝撃吸収もしてくれて
実はかなりの優れものなのです。
せめてリボンの付いた可愛いのにしましょうか。
Mサイズ1つ...と。

可愛いナース服もたくさん載っています。
看護婦さんって、白いナース服にストッキングもベージュか白。
髪を下ろした看護婦さんなんてあり得ないし
(時々通りでティッシュを配ってる人がいるけど...)、
身だしなみの規制が医者なんかよりずっと多い。
でも規制の中で色んな型のナース服で個性を出そうとするあたりが
制服のスカートの長さとかリボンの結び方に工夫を凝らした高校生みたいで
これはこれで楽しいんだろうね。

それに引きかえ医者ファッションの愛想のなさといったら。
ここでも赴任した時に白衣が支給されたけど、
教材用みたいな生地で、袖口にはゴムが入ってるし、
丈も中途半端に長くてちっともぱっとしないの。
こんなの使ってやるかって思って
前から持っていたちょっといい白衣を着ていたのに、
どうもここの病院はクリーニングのペースが遅いみたい。
洗濯に出した白衣がなかなか返ってこなくて、
これでは病院支給のぱっとしない白衣を
ローテーションに組み込まないと回らない。
いやいや、じょいフル先生がこれじゃぁ
ぱっとしないじょいフル先生になっちゃうわ。
しょうがないから新しい白衣を別に買おうかなーと思ってたら、
看護婦さん雑誌に可愛い白衣が載ってるじゃない。
ナース用のワンピースだけど
ロング丈のケーシーを相当おしゃれにした感じにも見えるし。


そうして、ナースシューズと一緒に
可愛い白衣も届きました。
さすがナース向けで、丈が真面目にちょっと長い。
じょいフルはもう少し短かめの膝のちょど上くらいが
ふくらはぎが一番長く見えてかっこいいと思っている。



高校の頃に制服のスカートもこうやって短くしたっけ。
その日はミシンを引っぱり出してきて、せっせと白衣の裾上げです。
おしゃれをしたい女心、
忘れちゃいかんのだ。




クリスマスディナー

2005-12-24 21:28:38 | お仕事ですよっ
オチは決まってるんだけどね。



先ほどいただいた
2005 Xmasスペシャルコースのディナー
~~*~~*~~*~~
*前菜*
木の子と山菜のマリネ

*スープ*
冬キャベツとベーコンのコンソメ仕立て

*サラダ*
冷たいショートパスタのサラダ

*本日の肉料理*
チキンソテーデミグラスソース
旬の野菜を沿えて

ライス
食後のお飲物
~~*~~*~~*~~

お魚料理も頂きたかったんですけど
あいにく今日はお腹がいっぱいでしたの。
ええ、だから今日はチーズとデザートも遠慮したのよ。
食後にワインと一緒にいただくチーズが最高ですのに
残念でしたわ。

皆さまも今ごろ素敵なクリスマスのお食事を
召し上がってるのでしょうね。



病院の当直食も悪くなくてよ。
おほほ。





柳川の北欧カフェ

2005-12-23 08:45:31 | 岡山らぶ
昨日の忘年会の前に寄った「CoMa」というカフェ。

ジョゼちゃんのブログから見付けた
アラクネさんのブログの、
お気に入りに入っていたカフェ。

柳川のビルの中の、
北欧風っていうのかな?
シンプルで暖かい小さなお店です。
ついついチーズケーキまで頼んじゃった。
コーヒーがとっても美味しいの。
ゆっくり雑誌をめくって
サワークリームの効いたケーキをいただきました。


いいお店だと思います。
また行きたいわ。





タロパンケーキ

2005-12-22 00:07:13 | じょいフルの台所
お土産ってロマンチックです。

今年のじょいパパのホノルルマラソンのお土産は
タロ芋のパンケーキの粉。
一見ホットケーキミックスみたいだけど、
ちゃんと「タロ」って書いてあって、
写真には南国ムードを盛り上げるお花も載ってます。

去年のお土産はハワイの自然塩とスパイスミックスだったし、
どうやらじょいパパは、私へのお土産には
料理グッズを買っておけばいいって気が付いたみたい。


早速今日の朝ごはんに焼いてみました。
袋の裏に書かれたレシピによると、卵も牛乳もいらなくて
ただ水と混ぜて焼くだけっていう大雑把さが
いかにも大らかなハワイ式でいいねぇ。
ふっくら焼けたパンケーキは
ちょっと紫がかっていてもちっとしています。
タロ芋ってどんなものかと思ったけど、
里芋みたいな感じなのかな。
モソモソもっちりとした素朴なホットケーキになりました。
甘さもほんのり自然で、
いやいやどうして、気に入りましたよ。


お土産ってやっぱりこうでなくっちゃね。
よその土地の文化を教えてくれるような。
へぇ、海の向こうにはこんな生活してる人がいるのかーって
思いを馳せるなんてロマンチックよ。
いや、本当にハワイの人がタロ芋のパンケーキを食べてるのかは
知らないけど。
でもこれがハワイの味かーって思えたら
毎日の朝ごはんがロマンでしょう。
本当に食べてるのかは知らないけどね。




トナカイさん

2005-12-21 07:10:17 | 手作りが好きなのよ
当直中に作ったトナカイさん。
名札に付けてみました。

チョーカーにするファーの材料を買いに行ったときに
手芸屋さんで見つけて買ってみたけど、
ビーズって意外に難しいのね。
ちょっと顔がゆがんでるのも
角がまっすぐに立たないのも
ま、愛嬌ということで。


殺風景な病棟だし、
ちょっと目に止まって楽しい気持ちになればね。




歴史的な日の結膜炎

2005-12-19 23:59:48 | じょいフルな日々
昨日はじょい両親が、
長男の彼女の実家へご挨拶に伺うという
じょい家の歴史的一日。



本当は妹の私までついて行く予定だったのに、
そんな歴史的一日の朝に
起きてみたら瞼が腫れてるじゃないの。
おまけに結膜も充血してる。
ウイルスだったら通勤停止だっていうし、
眼科に行かないわけにはいかない。
しょうがないのでトモちゃん宅訪問は辞退して
急遽眼科を受診することに。
病院嫌いのじょいフルも、コンタクトを処方してもらうので
眼科だけは抵抗がないの。

日曜日に開いてる眼科なんて知れていて、
それこそコンタクト屋さんに併設した街中のクリニックくらい。
表町のそのクリニックも、
土日にしか行ったことがないので
いつもネーベンっぽい若い先生がいて
未だかつて院長を見たためしがない。
コンタクトの処方に行くと若い先生が眼底を診てくれるのだけど、
その素早さたるや、本当に見えてるなら神業だよって思うくらいよ。
1,2秒目に光を入れただけで眼底の隅々まで見えるなんて
どんな名医よねぇ、まったく。
まぁいつもは手っ取り早くコンタクトを受け取って
また買い物の続きをしたいからいいんだけどね。

昨日診察室にいたのは
白衣の下に派手なストライプのシャツを着た若い先生。
あらー、確かうちの近くのスーパーでよく彼女と買い物してる人だわ。
眼科だったんやね。
もちろん、「よくスーパーでお会いしますね」なんて挨拶をするはずもなく、
その先生もそ知らぬ顔で診察を済ませて、
私もまさか医者なんかじゃありませんって顔をしながら
うやうやしくお礼を言って診察室を出た。
週末ネーベンご苦労さまです。



やれやれ、予定外のハプニングだったけど
ちゃんと眼科も受診できてよかったわ、
高松ではみんな今頃どんな顔してご対面してるのかしら、などと思いながら
岡山から電車に乗って、善通寺の叔父の家に先回り。
やがてトモちゃん家と世紀のご対面をしたじょい両親と
じょい兄、トモちゃんカップルも一緒に到着した。
正座の出来ないじょいパパが、悪戦苦闘しながら
「お宅のお嬢さんを・・・」ってあの台詞を言ったのかと思ったら、
なんのことはない、みんなで屋島の「ポワエデュポン」で
フルコースを食べてきたんだそうな。

ふぅん、意外にあっさりした歴史的瞬間やったんやね。
息子もいよいよ結婚かーって両親はさぞ感無量なのかと思ったら
拍子抜けするほどいつもと変わらないし。

トモちゃんは
じょい兄の叔父さん叔母さんがわんさといる中でも
物怖じもせず可愛らしくちょこんと座ってニコニコしていて、
おばあちゃんのお見舞いにも一緒に来て話し掛けてくれた。
じょい兄は
私が「お兄ちゃん送って行きなよ」って言わなくても
ちゃんと車を降りてトモちゃんを送りに行ってた。
私は大変だ!両親ご対面だ!って思ってたけど、
当の両親達は平然とこなしちゃったみたい。

なーんだ。
私がトモちゃんが溶け込めるようにしなくっちゃ、なんて思わなくても、
お兄ちゃんも結婚するんだったらそのくらい、なんて言わなくても、
両家の行く末や一体?!って私がハラハラしなくても、
二人はちゃんと結婚して
それでみんなやっていけちゃうんだ。


なーんだ。
結局、結膜炎を診てもらってた私だけが
まだ二人の結婚について行けてないんじゃん。

なーんだ。







じょいフルサンタの忘年会

2005-12-17 12:53:04 | お仕事ですよっ
忘年会の終わった翌日は何もしない休日に。
何もしないことが何よりの贅沢に思えるくらい
直前まで司会原稿の読み合わせやら名簿の作成に追われて
部屋の掃除もろくに出来てなかったし。

前日の午後から突然熱が出始めて、
忘年会当日の外来は、セーター2枚にウールのズボンとマスクの
完全装備で臨みました。
熱ごときでじょいフルサンタの大役を降りるわけにはいきません。
普段の仕事はスカートにストッキングと決めているだけに
外来の看護婦さんには「じょい子先生がズボン履いとる!」って驚かれたけど、
忘年会の司会のためならそんなことも言ってられないの。


午後の手術の後、早々に病院を抜けさせてもらって
プレゼントの入った大きな紙袋と、
院長に表彰で着て頂くサンタの衣装を下げて
自転車でフラフラとグランビアへ。
こんな大きな忘年会の幹事なんて初めてだけど、
まぁずいぶんあれこれ大変なのねぇ。
医者なんてその辺の礼儀も適当なもんで
定刻には来ない、来ても座らない、座ってもすぐ出て行く、で
まったく収拾がつかないんだもん。
この人達が普通の会社員だったらとっくに取引先なくしてるよ…。

それでもじょいフルとスーちゃんの司会は予定通り、
「ばぁ~っと入場して踊ってキメのポーズ!」もばっちり決まったし、
原稿通りの掛け合いで芸の披露、審査まで進んで大成功よ。
じょいフルサンタ厳選のaramisの香水とクラシックカーのレプリカは、
満場一致で今年引退の芸達者でやんちゃな副院長に
グランプリとして贈られて、
記念になるものにしててよかったわぁ。
じょいフルサンタも大満足。
ジョゼちゃん、ベストドレッサー賞さすがやね。
ミニスカポリスのスリットにおじ様達はイチコロだったみたいよ。
ゲルマニウム風呂で冷えた足元をしっかり温めてちょうだい。


司会の終わりのトークで
「スーちゃんサンター、今年はプレゼントもらえなかったよぉ」と
可愛らしく言うのも原稿通りだったのだけど、
サンタ姿の院長が、終わりの挨拶で
「この二人にもプレゼントをあげたかったですねぇ」と
司会の私達をことさらに褒めて下さり、
壇上で握手までして頂いた♪
いやはやありがたいことです。


頼まれてもないのに目立つコスチュームに着替えて
司会のくせに勝手に踊りまでして、
院長サンタに握手まで頂いたのだから
じょいフルなクリスマス万歳です。