前回からの続き
雨が降った、まだパラパラしている
今日は降ったり止んだりするようだ。
いろいろ予定があったけど、中止
下山を決める。
テントを片付け出発は6時だった。
下山途中、人が作ったと思われる木の階段が見える
前々から気になっていた階段だ。
時間はまだ7時前
ちょっと寄ってみるか と思ったのが間違いの始まりだった。
稜線に出た、
着いたところは、相変わらずのブナと雑木の森だった。
人の建造物はない。
いまさら、伊豆稜線歩道に戻るのもなんだし
このまま、稜線沿いに二本杉峠にでようと思い
歩き始めた。
この時点で、コンパスと地図を出してちゃんと見ておけばよかったのだが、雨が降っていたのでザックに防水してパッキングしてしまって出すのが億劫だった。
二本杉に向かっていると思われる、だだ広い尾根を進む
進む
進む
進む
しかし、30分もあれば二本杉に着くはずなのに延々と広い尾根が続いている。
この時点でやっと、迷っているという事に気が付いた_| ̄|○
やっと地図とコンパスを取り出し
自分が何処にいるか確認する
が、よく解らない
雨がまた強く降りだした。
何処か枝尾根に乗ってしまったのは間違いない
それか思ったよりも二本杉峠は遠くまだ東南あるのかもしれぬ。
伊豆稜線歩道に戻ろうと南に降ってみる。
しかし登山道は無い
それでは、いつの間にか二本杉峠はもう通り過ぎたのではないのか??
今、歩いている尾根は南側の河津方面に降っているのではないのか??
と結論付けた。
それにしても、尾根が広くいつまでも高度を下げない
一時間程歩くと、岩峰のピークが現れる
え、登るってか!!(゜д゜)!
いったい此処は何処なのだ。
自分の立てた仮説はどうも違っていたようだ。
今は南に向かって歩いていると思っていてコンパスを取り出すと北だったり
なにがなににゃら??????
そこで、僕は名案を思いついた。
沢登りに行ってよくツメまでは登らず、適当に降って帰ってきてしまう事がよくあった。
そうだなその手で行こう。
出来うる限り尾根を降り、沢には降りない植林帯をぬって安全に降る
それさえ守れば、何処かに着くだろう、はっはは^-^」」」」
「適当だね、くわちゃん。」(゜д゜)!
で、迷い始めて2時間、泥だらけになりながらなんとか里に続くであろう道に着いた。
河津七滝方面だろうか??
対岸に舗装道路が見えてきた。
う~んどっかに橋が無いかな
渡渉しかないかな?
お、やった
橋がある、ボケボケだけど
しかーし
なんたるバリケード
やっぱし、渡渉か、川を渡るしかないね_| ̄|○
川を渡り
林道に出ると標識があった。河津までどれくらいっかなあ??^-^
え~。太郎杉
って事は滑沢渓谷に降りたのか。びっくりぽんだあ!!
身も心も疲れ果てた。
ヤブを漕いで靴も服装も泥だらけだ。
どっかり、座って暫く放心状態になる、あ~疲れた・
いつもは最後まで取っておいて、家で食べるアンパンを今回はご褒美に山で食べる
う、美味いねえ、甘いねえ 有り難いねえ^^^-^^^」」
振り返る、滑沢渓谷。
今回の失敗は初歩的なミスだ
さっさと地図とコンパスを出して位置確認をすればこんな目には合わなかった。
迷った と思ってからでは遅いのだ。
家に帰って地図を確認してみると、
滑沢渓谷に向かい緩やかな尾根が続いている
途中、小さな岩峰のピークがある
この尾根は初登だな^-^
今回の山旅は、天気が悪いのを承知で出かけた。
そして、今までいろいろアクシデントがあったのはこんな天気の悪い日だった。
こんな初歩の初歩のミスは二度と起こさないようにしよう。
おしまい・・・・・・・・m(__)m
6/4.5 2016