7/2旅人 

山と旅が好きです。

三ツ頭、権現岳、編笠山

2020年08月10日 | 八ヶ岳

8/4.5    2020

さて前回から続き

曇りがちな天気と思ったが、晴れ間もおおく結構熱い。

水はあと500mlしかない行動時間は6時間を過ぎバテバテだ。

なんとか三ツ頭に到着。ここから降ろうかと思ったが。青年小屋まで頑張ることにした。

 

権現岳には、いったん下り前衛峰がある、なかなか鋭い山だ。

やっと頂上岩壁が見えてきた。

最後の登り。

権現岳のチョキだあ!

やれやれ、ヨレヨレで到着。

権現小屋と権現岳。権現小屋は今季休業。

怪峰赤岳!

東のギボシ、西のギボシ、あとピーク二つ。ぜいぜい・・・

艶々の牡鹿

綺麗だった。

到着。。。。

広いテント場に一張だけガラガラだ。

利用料金600円、中途半端な値段。

夕方までに自分を含め6張りになった。

僕テントは黄色のやつ^ー^

疲れているのでビールを飲むのに随分時間がかかった。

テントに入りスコッチを舐める。

次に日、天気は良い。

編笠山に登って観音平へ降りる。

小一時間で編笠山に到着。

南アルプスの皆さん。

左から根石岳、天狗、阿弥陀、中岳、横岳、赤岳、ギボシ、権現岳。

降っていくとシャクナゲが残っていた。

急傾斜の斜面も終わり、緩やかに高度を下げていく。

途中、岩に足を挟んだ。

いてえ!

やっと、着いた。

さて今回の山旅はこれで終わりだ。

天気はまあまあ、十二山尾根はもっと史跡や痕跡があるかと思ったが皆無。でも人の入らない静かな尾根でお花畑もたくさんあった。

キツかったけど、面白かったな。

お終いなのだm(__)m

 

 

 

 

 

 


古道 十二山尾根

2020年08月08日 | 八ヶ岳

8/4 5   2020

 

今は昔 ではなく、大昔の話

富士山の女神・木花開耶姫と八ヶ岳の男神・大山祇神の背比べの争いが勃発した。

木花咲耶姫「あたしのほうが高いに決まってる。」 大山祇神「高いのはわしのほうじゃ。」 どちらも譲らない、いつまでも言い争いは続く。見かねた阿弥陀如来は手打ちの盃を労する事となった。

水は高いとこから低い方へ流れる。長い樋を八ヶ岳と富士山のてっぺんに架けて水を流した。すると、水は木花咲耶姫の頭にぶっかかった!

阿弥陀如来「ということは、八ヶ岳のほうが高い、八ヶ岳、やつがたけえ!ほほ」

大山祇神は得意満面、ほほhと笑う。

背比べに負けた悔しさと、阿弥陀如来のオヤジギャグに怒った、木花咲耶姫が上段二段回し蹴りを放った。

八ヶ岳大山祇神の頭は破壊され、凸凹の今の姿になったそうな。

恐るべし木花咲耶姫・・・・・・・・

 

 

さて今回の山旅は 八ヶ岳へ行ってきた。

八ヶ岳の登りの残しは、北八ツは八柱山と剣ヶ峰。

南八ヶ岳は、前三ツ頭と三頭山だ。

北八ツは標高が低いので、標高が高い方前三ツ頭と三ツ頭を登ることにした。

手っ取り早いのは、天女山に車を置いて日帰りで登るのが一番、楽。

でも梅雨も開けたし、お泊りがいいなあ^ー^

 

なにか面白そうなルートは無いかと調べると前三ツ頭の突き上げる十二山尾根というのがある。

記録は、非常に少ない。これこれ^ー^

権現岳に登る信仰の古道だったようだ。よくわからないけど、行かねばならぬ。やらねばならぬ、

 

観音平に車を置いてまずは三味線滝へ出発だあ!

やっぱし山は朝だねえ。

蜘蛛の巣も輝いている。^ー^

これが三味線滝、ハングしてるので直登は無理、右岸から高巻くルンゼになっていて早速靴が濡れる。

左岸に取り付き、尾根に出たいのだが岩壁が続き、なかなか突破口が見いだせない。やっと岩と岩の間の通れそうな場所から、尾根を目指し急斜面を登っていく。

足場が悪く、登りづらい。

此処が一番きつかった。_| ̄|○

尾根に入ると花がいっぱい^ー^

人に踏み荒らされていないので、昔は何処もこんな場所がたくさんあったのだろう。。

ニッコウキスゲ

トウゲブキの群落

入道雲とトンボ

縞々模様の綺麗な尾根に出た。

断層なのかな?

此処を抜けると前三ツ頭は近い。

前三ツ頭に到着。

十二山尾根にあんなに、お花畑たくさんあるとは思わなかった。

これが十二山尾根、たおやかである三味線滝ではなく素直に尾根の先端から登ったほうが良かった。後の祭りだけど。

さて、次は三ツ頭だ。

 

続きまするm(__)m


渋の湯へ

2015年09月17日 | 八ヶ岳

 さて前回の続き

 

雨が降ってきた

防水パックに荷物を詰め

デジカメも雨天使用のペンタックスに変えた。

 

今回の山行で、踏んだ唯一の山頂

中山山頂は展望は無し

 でも、少し離れた所に

展望台がある

ここを、山頂にすればいいのに ^ー^

 蓼科山、横岳、

 天気は雨がふったり、やんだり、そして晴れ間が出たり

なんか、おかしな天気だ。

 

「オゴジョの森」

そういえば、白駒池には「もののけの森」があったね。

 高見石小屋に到着

ここから、渋の湯に降る。

 先週はよく雨が降ったので

キノコがいっぱいあった。

 緩やかな道が少し続くと

賽の河原に出る、

大きな岩が積み重なった所を降っていく

結構しんどい、岩から岩へ足を運び神経も使う。

北八ツの大岳もこんな感じだったね。

 

限られた、足場を選びながら降っていくと。

うら若き乙女が、

道の真中にドーンと座り

行動食をポリポリ食べている。

降って来た、僕にまったく気が付かない様だ。

 

どうにも、避けようがない。

もうしょうがないので、3m手前で

「こんにちわ」と声をかけた。

 

(゜д゜)!あわわ わ と驚いて道を開けてくれた。

はは

 

 

 

 お、かなり古い由緒ありそうなお地蔵さんだね。

雨はいつしか止み、曇り空になった。

 

ゴロゴロ岩の賽の河原を過ぎると

沢沿いの道になる。

 

もう、渋の湯は近そうだ。

赤い実と白い実

白いのは、シラタマノキだろうか?

赤い実は、なんだろね??

建物が見えた。

此処が渋の湯かな

そうだね、此処が渋の湯だ。

渋の湯に到着、

 

渋の湯ホテルは、もうやって無いみたいね。 

渋御殿湯の前にバス停があった。

何人かの人がバスを待っている。

 

朝作った、弁当を食べながら、バスを待つ

雨は、止んだが、とても寒い。

 

今回の山行は2年前に、冷山、丸山、ニュウ、稲子岳行った時

稲子岳の降りで、

(そういえばこの辺にカモシカ平(凹地)あるんだよな、行ってみたいな!)

というのが発端で計画した。

本当は凹地で、一晩泊まりたいなと思っていたのだが、

まずは下見として行ってみた。

鹿柵は無粋だが、まあ良いところだと思う。

空が広いしね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

あ、バスが来たようだ。

今回の山旅はこれでおしまい m(_ _)m。

 

 

 

9/13                    2015

 

 

 

 

 

 


凹地へ

2015年09月16日 | 八ヶ岳

 さて前回の続き、

とりあえず快晴である・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

しかし、

昨晩から、とても風が強い

今日、寒冷前線が通過することは、前日から解っていた。

 

テント場に昨日からスマホをいじっていた山ガール&山メンに、。

 

情報を聞こうと思い質問してみた。

 

「寒冷前線が今日通るみたいですけど、天気はどうですか?」

その一「え、天気、崩れるんですか?」

その二「「えええ、これから、天気悪くなるの!!」

その三「そうですか・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

誰も、天気のことなど、気にしていない_| ̄|○

 

なんか、みんなカッコイイし、皆おんなじ格好してるし、

ま、それは、いいんだろうけど

危機感が無さすぎというか。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

 

僕は、僕で、今日は早いうちに雨が降るであろう?

そして、寒冷前線は早いので、そんなに長い時間は、雨にはならないであろう?

と、予想していたのだが。

 

僕の情報は、ガラケイとラジオで。

スマホならではの情報があるのかと聞いてみたが、無駄だったようだ。

 

ま、いいや

6時、テン場を出発!

中山峠に向かう。

 みどり池周辺までは、コメツガの木が多かったのだが、

この辺まで登ると樺の木が多く気持ちがいい^ー^

 さーて、

ロープを潜って、凹地に行きますか。

 稲子岳へ向かう踏み跡の途中から

コンパスを合わせ

歩きやすい所を適当に進んでいく。

 

 

空間が拡がっていき、

 

ぽ、っと

 

 

凹地に着いた。

 鹿の食害を防ぐためネットが張ってある。

無粋だね。

ネットは凹地の3分の1位を覆っているが他の部分は無い。

ネットが無ければ、もっと開放的なんだろうな

 

 

空が広い・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

今回は此処で、のんびりゴロゴロするのが目的だったのだが、

黒い雲が近づき天気はドンドン雨の兆候が。

そしてとても、風が強く

寒い、

体は、まだ夏バージョンのままなので、とても寒く感じる・・・

 

 

お、なにやら有りますね?

気象観測装置だろうか

ほぼ、凹地の中心あった。

寒いのと、天気も悪いので凹地を後にする。

今回は、凹地を縦断して

ニュウ、中山分岐のコルを目指す。

 

ヤブは無いのだが、大岩と灌木が多くルートを上手く取らないと

道に詰まる。

 

約20分程の登りかな

予定通り、コルに着いた

 

手首に少し、擦り傷が出来た。

 

振り返ると、硫黄岳、天狗が見えた。

 中山分岐の途中からの凹地

 もう、秋だね

紅葉し始めていた。

 中山分岐に到着

「にゅう」相変わらず、ユニークな名前だ。

 

今回の計画では天狗岳に登り、渋の湯へ降りる予定だった。

 

しかし、雨がパラパラし始めた。

 

うん、予定変更、

中山へ登り

高見石から渋の湯へ、最短コースへ出発だあ!

 

雨よ、止め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

続きまする。。。

 

 

9/13                   2015

 

 


みどり池へ

2015年09月14日 | 八ヶ岳

9/12 朝、

特急冨士川号に乗って、小海駅へ出発だあ!!

 

あさ、8時に電車に乗って、登山口に着いたのは午後の1時

公共機関の旅って結構時間かかるんだよね。^ー^

 

登山口にある看板、

おや?

なにやら、いらしゃいますねえ。^ー^

「おう!気をつけて行きなよ!」

トンボ君に見送られ、やっと登り始める。

 最初から、平坦な、優しい道が続く。

楽ちん楽ちん。。。。。。。

 少し、傾斜が出てきた。

登山道の、水はけを良くする工事をしているようだ。

 この、登山道はもともと森林鉄道が通っていたらしく、道幅も広い

そして、線路が所々、本沢鉱泉方まで、線路はある。

 なにやら、怪しげな倒木

ふ、ふふっ

 ここの手作りの指導標は

なかなか、洒落ている。

「なんとなく。一時間」か

いいね(^_^)v

この、登山道には、苦い思い出がある。

 

くわが、若干、18歳、

紅顔の美少年の頃

初めての冬山で、先輩のN師、時折ブログに登場するバカ山と3人、

天狗岳、硫黄岳を目指し、厳冬期

おそらく、1月下旬か2月だったと思う?

 

今は、装備もすごく軽くなって、今回一泊二日の装備は、

水抜き、幕営、食料込みで5kgに満たない、

 

しかし、この頃は夏山で30kg,冬ともなれば40kg近く背負っていた。

 

まだ、体もできていない、紅顔の美少年のくわは

しっかりバテた、

今まで山をやってきて、あれ程バテた事はない、

 

アイゼンは、すぐ外れ

この頃は、アイゼンを締めるのに一本締めと云う奴で

締め方が悪いのか?すぐに外れ、

N先輩はその都度、面倒見てくれた。

「本当に、この小僧は世話が焼ける」と言いながらも

アイゼンを締め直してくれた。

{もうN先輩は、病気のため為他界された 本当、お世話になりましたm(_ _)m ) 

 

 

その後も荷物の重さと、寒さで、急速にバテていった僕は、

ろくすっぽ、足が前に出なくなってしまった。

 

N先輩が「せめて、靴の幅だけ足をだしてくれ!!」と

怒鳴ったけど、足が前に出なかった、

フリーズ状態の僕を、

バカ山、とN先輩は、なだめすかし、ケツを蹴りあげて

今晩の宿泊予定地、黒百合平へ到着した。

テント場が、見えた時は、

本当に泣けててきた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

そんな事があった登山道だ。

 

 

 

 

 

この看板が出れば、確かに2分ほどで着く

 

 

えっ!

リスと待っているの???

リスが「いらっしゃいませ~」って言うんだね。

 テント場の受付をする、

リスはあんのじょう、留守で、オバサンが受け付けてくれた。

 

天狗岳、今日は天気が良い

 

 硫黄岳

 早速テントを張る、

って、ツエルトだけど

 此処のテント場は

そうだな、10張り位が限界か

この後3張り増えて、自分を含め9張り

張り綱がそこいらじゅうにあって、

夜、転倒する音がした、ははは^ー^」」

さーーて

明日の無事、凹地に行ける事を祈って

乾杯しますか。。。グビグビリ

 

続きまする。。・・・・・・・・・・・・・

 

 

9/12                     2015