新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

H3N2にご注意を!(米CDC)

2010-08-10 13:00:27 | インフルエンザ:対策/対策の進歩
米国アイオワ州ほかで、季節性インフルH3N2がポツポツ出ているのをうけて、米CDCがリマインドの警告。

 *アイオワ州ほかで、散発例および小規模アウトブレイク。RPCRでH3N2確認されるケースも。
 *上気道感染症状のケースを見たら、インフルエンザ罹患の可能性を忘れてはならない。
 *検査の結果が出る前であっても、以下のケースではタミフル投与を開始するべきである。
  入院必要例/進行性・重症・合併症例(以前の状況に関係なく)/重症化高リスク群
 
言ってることはごく常識的なことですが、要は何カ所かでH3N2感染が確認されているから、上気道症状を見かけたらH3N2かもしれないと考えて、しかるべきケースでは遅れずタミフル・リレンザをのませなさいという事です。

過去、1918年や1957年のときみたく、新型発生で過去のものが淘汰・・・とは必ずしもなっていないようです。ご注意を。

ソースは8月4日付CDC↓
http://www2a.cdc.gov/han/archivesys/ViewMsgV.asp?AlertNum=00316
Seasonal Influenza A (H3N2) Virus Infections
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