インフルエンザワクチンの話をするとき、H1N1だH3N2だと話してるとき、これらA型の話に意識集中してB型のことを忘れがちになります(忘れたりしない人も多いと思いますが)。
実際には、B型はひとつじゃなくて、流行のメジャーどころだけでも山形株にビクトリア株にと2つあります。だから、ワクチン造るときには、AA/H1N1とA/H3N2とB/山形とB/ビクトリアと4価ワクチンにせにゃならんのじゃないか?とは数年前から議論されてきたところですが、今回、Medimmune社がその認可申請をしたことで一挙に現実の話になってきました。
- インフルエンザ流行、B型の流行も山形株とビクトリア株の2つあり。
- ワクチン製造に要する期間を考慮すると、流行の半年前にはワクチン株を決めねばならない。B型の予測もあたらなければ効果は現弱する。また、CDCによれば、過去10シーズンのほとんどで両タイプの流行が見られた。だから、B型2つとも入ったワクチンが議論の俎上にあがってきた。
- FDAでもB型両タイプ入れることが議論されてきたが、まだ推奨までには至っていない。今回の申請、認可までどれぐらいかかるかは未定。
すぐにすぐというわけではなく、まだ何年かかかりそうな話ではなりますが、アクシデントなく進行することを願うばかりです。
ソースは7月18日付CIDRAP↓
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/general/news/jul1811medimmune.html
MedImmune seeks license for 4-strain flu vaccine