新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

インフルエンザ4価ワクチンの認可申請(米Medimmune社)

2011-07-20 15:07:11 | インフルエンザ:対策/対策の進歩

インフルエンザワクチンの話をするとき、H1N1だH3N2だと話してるとき、これらA型の話に意識集中してB型のことを忘れがちになります(忘れたりしない人も多いと思いますが)。
実際には、B型はひとつじゃなくて、流行のメジャーどころだけでも山形株にビクトリア株にと2つあります。だから、ワクチン造るときには、AA/H1N1とA/H3N2とB/山形とB/ビクトリアと4価ワクチンにせにゃならんのじゃないか?とは数年前から議論されてきたところですが、今回、Medimmune社がその認可申請をしたことで一挙に現実の話になってきました。

  • インフルエンザ流行、B型の流行も山形株とビクトリア株の2つあり。
  • ワクチン製造に要する期間を考慮すると、流行の半年前にはワクチン株を決めねばならない。B型の予測もあたらなければ効果は現弱する。また、CDCによれば、過去10シーズンのほとんどで両タイプの流行が見られた。だから、B型2つとも入ったワクチンが議論の俎上にあがってきた。
  • FDAでもB型両タイプ入れることが議論されてきたが、まだ推奨までには至っていない。今回の申請、認可までどれぐらいかかるかは未定。

すぐにすぐというわけではなく、まだ何年かかかりそうな話ではなりますが、アクシデントなく進行することを願うばかりです。

ソースは7月18日付CIDRAP↓
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/general/news/jul1811medimmune.html

MedImmune seeks license for 4-strain flu vaccine

 

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