新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

鳥のトリインフルエンザについて(講演会情報)

2009-04-13 08:56:35 | イベント情報

あるMLからイベント情報。
東京葛飾にて「鳥の鳥インフルエンザについて」講演会。誰でも参加可、無料とのことです。
MLにはマルチポストで云々とありましたから、かなり情報はまわっているものと思われますが、こちらでも紹介します。

以下、ペースト↓
**********************************
感染免疫懇話会は、4月24日(金)午後8時
から、動物衛生研究所の上席研究員、西藤岳彦先生をお招きして
「鳥のトリインフルエンザについて」の講演会を行います。
今回は、更に国立感染症研究所・感染症情報センター長
の岡部信彦先生が追加発言をしてくださる予定です。

どなたでも参加できます。
参加費は無料です。多くの方の来場と活発な質疑を歓迎します。 
 
第34回 感染・免疫懇話会集談会 講演会 

もう新型インフルエンザが来るぞと言われはじめてどのくらい経ったでしょう
か?マスコミは勿論、厚労省からは発熱センター構想、文科省からも、学校での
新型インフルエンザ対策マニュアルなどが出て、何度も葛飾区でも他地区でも新
型インフルエンザの講演会が開催され、地域医療に関わる人間としては、情報が
飛び交うわりにはどうして良いかハッキリわからず悶々とした日々を過ごしてい
るというのが実情ではないでしょうか?新型インフルエンザは鳥インフルエンザ
が人にも伝染しやすくなったものというなら、いっそ「鳥のトリインフルエン
ザ」とは何なのか?を考えてみたいと思いました。実際、日本でもトリインフル
エンザになったニワトリやウズラが何万羽と処分されているニュースは、何度か
耳にしています。また、私たちが家で買っているペットの鳥や野鳩やカラスはど
うなのでしょうか?それならいっそ、元の元をたぐり、実際にトリインフルエン
ザ自体がどんなものか知り、そこから我々の考えを再構築するというプロセスも
あって良いのではないかと考えました。今回は、動物衛生研究所(旧、農林省動
物衛生試験所)の鳥インフルエンザの専門家であられる西藤岳彦先生に、名古屋
のウズラのインフルエンザでご多忙のところを御出で頂きお話を伺おうと思いま
す。また、感染研の岡部信彦先生にも、特別ゲストとして追加発言をしていただ
く予定です。この問題に関心のある方なら、どなたでも参加できます。参加費無
料。講演会後の講師を囲んでの会費制食事会も綱領中です。多くの方の参加をお
待ちしています。/感染・免疫懇話会世話人 松永貞一 遠藤啓一郎 富田利夫 松
岡洋一郎 浅野正直 上野信弥 
連絡先 電話3604-2101
トリを中心とした動物のインフルエンザについて 
(独)農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 
人獣感染症研究チーム 上席研究員
西藤岳彦
日時 平成21年4月24日(金) 午後8時
会場 葛飾区医師会館 3階 講堂
東京都葛飾区立石5-15-12 電話 3691-8536
 
2003年末から2004年初頭にかけて、ベトナム、タイを中心に発生したH5N1亜型の
高病原性鳥インフルエンザウイルスにヒト感染・死亡事例によって、人獣共通感
染症としてのインフルエンザウイルスならびにパンデミックが注目を浴びてい
る。一方で、歴史的にみれば、インフルエンザウイルスによるパンデミックは20
世紀だけで、1918-1919年に発生したスペインかぜ(H1N1亜型)、1957年のアジア
かぜ(H2N2亜型)、1968年の香港かぜ(H3N2亜型)の3回が知られており、そのいず
れもが高病原性鳥インフルエンザウイルスによるものではなかった。通常のイン
フルエンザの流行は、人々がその時代に人の間で流行している亜型(現在は、H1
とH3亜型が存在している)のウイルスの構成タンパク質の一つで、ヒトの免疫反
応の主要ターゲットの一つである赤血球凝集素タンパク(HA)に対する獲得免疫を
持っていることによって広範な流行の割には低い死亡率にとどまっている。それ
に引き換え、インフルエンザウイルスによるパンデミックとは、その時代に人の
間で流行している亜型とは異なる亜型のHAを持つインフルエンザウイルスがヒト
の世界に侵入することにより、人々がその亜型のHAに対する獲得感染免疫が欠如
している為、高い致死率の世界的な大流行が引き起こされるである。自然界で
は、水禽類を中心にH1からH16の16種類のHA亜型のインフルエンザウイルスが存
在している。これらのウイルスのうち、人での感染性に必要な一定の条件を兼ね
備えたウイルスが数十年に一度の割合で発生し、それによってパンデミックが引
き起こされるのである。今回は、パンデミックが起こる源となる、動物のインフ
ルエンザウイルスについて解説するとともに、パンデミック発生の機序について
説明させていただきます。
追加発言
 最新のインフルエンザパンデミックの考え方について(仮題)   
 国立感染症研究所 感染症情報センター センター長 岡部 信彦 先生  
主催 感染・免疫懇話集談会/葛飾区医師会 共催 デンカ生研株式会社

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