新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

UKのタミフル備蓄に市民団体が噛みついた

2013-05-22 08:08:23 | インフルエンザ:対策/対策の進歩

UKで市民団体がタミフル備蓄に噛みついているようです。

  • タミフル備蓄で、(UKの)納税者に膨大なムダを強いている。 National Audit Office (NAO)報告
  • 2006-07,2012-13年に4千万ドース購入、2009-10年と2012-13年との間に240万ドース消費された。1千万ドース無駄に。
  • 650万ドースのタミフルが、使用期限が来るより前に捨てられている。NHSの記録がお粗末で、正しく備蓄されているのか、使用可能なのか、判然としなくなっているからだ。
    In total, 10 million units were written off - 6.5m units were discarded before their shelf lives had run out because poor record-keeping by the NHS meant it was impossible to tell if they had been stored correctly and were still useable. このことで7400万ポンドがムダに

貯蔵ミスで650万ドースが使用期限前に捨てられているというのは、確かに効果的アピールポイントでしょう。それで、タミフル備蓄そのものが疑問である・・・という変な方向に議論が誘導され、さらにそれが日本国に入ってきたりしなければ良いのですが。

ソースはBBC
http://www.bbc.co.uk/news/health-22608671


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