おれとカムリは親しくすり寄っていったが、女のクワガタは急に向きをかえて去っていった。
「何でえ、何でえ、こっちが親しくあいさつしてやっているのに、何でえ、その態度は」
カムリがいら立っていった、2匹がまたみつをすっていると、太い男のクワガタの声がした。
「どこの者だ、おまえらは!」
ふり向くと、大きな体をしたクワガタが大きなアゴをふり上げていかくしている。
「お、おれたちはとなりの森の者でして‥‥」
「となりの森の者がどうしてわしらの大事な泉を荒らしているのだ」
「何でえ、何でえ、こっちが親しくあいさつしてやっているのに、何でえ、その態度は」
カムリがいら立っていった、2匹がまたみつをすっていると、太い男のクワガタの声がした。
「どこの者だ、おまえらは!」
ふり向くと、大きな体をしたクワガタが大きなアゴをふり上げていかくしている。
「お、おれたちはとなりの森の者でして‥‥」
「となりの森の者がどうしてわしらの大事な泉を荒らしているのだ」
(クワガタムシのかしらとスイカ…26)に続く…