ブログ終了とします
本ブログをはじめてからずいぶんたった。60歳の退職と同時に開始したのだから(一時休止したこともあったが)、もう7年間続けていたことになる。
本ブログの柱の一つは”私の好きなこと”を掲載することだった。そのため皆さまには無理にお付き合い願ったような気もするが、「私の児童小説」として昔書いたつたない私の作品を再掲し、「里山あるき」と称してときどき私が散策したところを紹介してきた。
そしてもう一本の柱は、好ききらいにかかわらず近い将来私にも必ず訪れる、老いについての考えをつづることだった。このため「人生の終章を迎えて」と称して、少々長くなってしまったが思いのたけをここに吐露した。
しかし年月を経ると私の体調をはじめ身辺のことがいろいろと変化してきた。昔書いた作品はまだいくつかあるが、とてもここに掲載できるものではない。以前はあちこち熱心に出かけていたのだが、最近は意欲はあっても体がついていかなくなってきている。しかもこれから札幌は本格的な冬となり外出することもむずかしくなるだろう。また老いについての思いは十分に記載したつもりだ。
老いとは回復しえない慢性の病気あるいは障害とほとんど同義である。みんないつか必ず川を渡るのだ。若者や子ども、あるいは子どもがまだ成長期にある時期に、親が病んだり障害をもつ(あるいは亡くなる)ことは大きな不幸だが、われわれの年齢になったら、それが多少早かろうが遅かろうがたいしてちがいはない。ましてこのごろは「長生きはリスク」などといわれる時代である。むしろ早くにそうなってくれた方が案外よいのでは、と考えることすらある。
こうした私の心身の変化もあって、ここでこれ以上新たに発信する意味も意欲もなくなってきた。ウォーキングだけは体と相談しながらこれからもできうる限り続けていこうと思っているが、ブログに登載するのはこのあたりで終わりにしたい。長い間ご愛読いただきありがとうございました。