はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

大札山のアカヤシオ

2014-05-02 17:27:12 | 低山歩き
 歩行記録      歩行月日2014年5月2日(金)

歩 数: 6、144歩   GPS距離:3.0km
行程表 (案内板にあった時間です)
 肩登山口 0:25> 肩コース分岐 0:10> 大札山 0:05>
 北尾根コース分岐
 0:45> 北尾根登山口 0:20> 肩登山口

 アカヤシオで有名な大札山だが、そこに行く林道のガタガタ道が億劫で最近トントご無沙汰だった。
その林道が舗装されていると聞いて、久し振りに行く気になり、4月に予定したが、結局天気やなにやかやで
今日(2日)になってしまった。すでに5月に入ってしまい、アカヤシオの時季は過ぎたかもしれないがともかく
行ってみる事にした。

国道1号線バイパス向谷ICから大井川左岸を遡行して川根本町の田野口のガソリンスタンドから林道に入る。
林道入り口・川根本町田野口の地図
以前も天文台などがある「ウッドハウスおろくぼ」までは舗装されていたが、今はその先も舗装されていた。
所々に落石はある物の支障なく走れる。イヤ尾呂久保までの道より太く、見通しも良いので快調だった。

     
                   大札山のハイキングコース案内

 大札山肩登山口に7時20分に到着。すでに車は5台以上停まっていた。
登山口の案内板でコースを確認して、連れにのんびりコースか手軽コースか確認すると手軽コースで良いと言う。
実は連れとは妻の事で、今日は何年ぶりかの夫婦登山としゃれ込んだが、こうなれば主導権は全て妻になる。
これも今年は花沢山で二輪草を何度も見たご利益なのだと諦めるしかなかった。
本来なら今日は尾呂久保の先の南尾根登山口から大札山を目指す予定だったが、たまたま昨夜「明日大札山へ
アカヤシオを見に行くけど行く?」
と声を掛けた。当然断られと思ったら「あの山は楽だし、トイレもあるので行って
みる。」
とのたまった。こうなっては連れて行かない訳にはいかない。余り張りきられてお花見弁当を作られても困る
ので 「昼前には川根に戻れるので弁当はいらない」(昼飯をおもらしちゃおう)と断った。

そんな訳で今日の行程表は、余りに遅すぎて参考にもならないので記載するのは止めました。
何か聞き慣れない鳥の鳴き声を聞きながら、肩のコース分岐に着くと、左側にピンクの花がついた木が見えた。
道標の横には「アカヤシオ群生地」の標識がそちらをさしている。慌てて行きたくなるが、ここはぐっと我慢をして
花とは反対側の山頂方向に向かいましょう。ノンビリコースならまだこれ以上の花を見る事が出来るし、手軽コース
なら帰りにあの道は通るのだから。ここは一先ずアカヤシオは見れないが山頂に向かう事をお進めします。

 
           大札山肩登山口駐車場とトイレ                  肩コース分岐道標

 ここの登山道は木の幹に表示板が付いているので名前を知る事が出来る。中でも目に付くのは木肌が赤褐色で
ツルツルしたヒメシャラ(姫沙羅)の木で、姫とあるのから細い木をイメージするが、中々どうして直計30cmはある
立派な木だ。
で、何故姫なのか調べてみると「ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。ナツツバキに似るが花も葉も小ぶり」とあり、
多分幹が姫ではなく、花や葉が姫(小さい)なので名付いたのだろう。
それとシャラ(沙羅)とはナツツバキの別名がシャラノキ(娑羅樹)で、それを引きついているようだ。
何とも自主性の無い名前かと思うが、木肌からサルスベリと呼びたいが、それは百日紅の事だし・・・・・
 高度が上るとアセビが増えてきた。まだ花を一杯つけているが、白いので目だたないのが可哀そうだ。
途中から出始めたアルミの登山道が終わると、視界が開け小さな社の前に南尾根が見えている。
チラホラピンクも見えるのでアカヤシオも咲いているのだろう。
さらに右手には大井川の流れも見える。だが今日も遠くはぼやけていてハッキリ見えない。

 
           アセビ                             南尾根

海抜1373.6mの大札山山頂。景色は南側より北の方角の方がハッキリ見えていて、扇形の見やすい山名表示で
南アルプスの聖岳と上河内岳が判別できる。その左方向には三角形の黒法師岳がやけに近くに見えていた。
だが、残念な事に富士山の方向は霞んでいて近くの山も余り見えなかった。

 
            大札山山頂                          聖岳と上河内岳

 山頂辺りからアカヤシオはチラホラ出始めて、北尾根コース分岐の道標を過ぎると登山道脇にはあちこちに
咲いていた。時季は今が丁度良いがこれが目一杯で、これからは花が傷つき散るばかりだろう。それでもこの
連休までは何とか持ちそうなので、アカヤシオを気にしている人は少しでも早く出かけて下さい。

 
              アカヤシオ                      アカヤシオ三姉妹

         

 

とそんなわけで今回はアカヤシオを堪能できました。これも妻のお蔭か私の心掛けか良い所為か・・・・・
途中で会った毎年来ているという人が言うには「今年のアカヤシオは、いつもの年より多い」との事でした。

 
              アカヤシオとミヤマツツジ                 ヒメシャラ

肩登山道からでは短すぎてわざわざ行く甲斐が無いと思っている人は、南尾根登山口からがお進めです。
私はまだ歩いた事はないが次回は歩こうと思っています。登山口で写真を写していた時、下山してきた人がいた
ので話を聞くと 「登山道はハッキリしていて迷う所は無い。」そうです。
因みに案内板等による行程は
 南尾根登山口 1:40> 大札山 0:50> 北尾根登山口 0:20> 肩登山口 1:10> 南尾根登山口 です。
北尾根登山口からは林道歩きです。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (松理)
2014-05-02 20:37:56
 一度でよいから大札山のアカヤシオを見たいのですが,今年も忙しくて行けません。残念です。
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Unknown (あや)
2014-05-03 08:44:29
しばらく更新がなかったので寂しかったですよ。

2年続けて大札山にアカヤシオを見に行っていたのですが、イマイチだったので今年は止めてしまいました。
今年こそ行くべきでした。残念。
返信する
『安倍山系』下巻 (はぐれ)
2014-05-03 15:03:52
松理さん「安倍山系 下巻」を出稿なされたようでお疲れ様でした。販売される8月を楽しみにしています。
ところで満観峰で本の販売会の話など出ていましたが私も協力しますよ。
歳は取っていても10冊程度なら、鞍掛から山頂くらいは背負って行けるでしょう。
でも売子は無理ですね、客が逃げてしまうから。
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Unknown (はぐれ)
2014-05-03 15:11:56
あやさんの大札山はどのルートだろう?
肩登山口、それとも南尾根登山口?イメージだと南尾根だと思うのだけど。

最近は蕨取りとか、いつも歩いている山ばかりで特段な話題がありませんでした。
そこで修正途中のHPを少しづつ更新してました。
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