はぐれ遍路のひとりごと

観ながら歩く年寄りのグダグダ紀行

静焼アルプス

2013-03-10 16:12:37 | 低山歩き
静焼アルプス                        歩行月日2013/03/09

歩行時間:10時間20分 休憩時間:1時間35分 延時間:11時間55分
出発時間:6時00分 到着時間:17時55分
歩  数: 42、337歩  GPS距離:23.9km
行程表
 安倍川駅 0:30> 沢渡山 1:00> 仏平 0:10> 梵天山 1:00> 駿河峰0:30>  大鈩山 0:45>
 飯間山 1:20> ?山 0:15> 宇津ノ谷峠 0:20>  蔦の細道峠 1:20> 満観峰 0:45> 
 日本坂峠
 0:25> 花沢山 1:30>  簡保下 0:30> 焼津駅
           
                    沢渡交差点からの日の出
観歩記
昨年と同様に始発電車に乗り、安倍川駅を6時に出発した。
去年は国道1号線佐渡交差点で日の出を見たが、今年は太陽はすでに上昇をしている。昨年より8日遅い
ので日の出は早く、日の入りは遅くなるのは当たり前だが、歩く身にとってはありがたい。
かと言って、このコースは夏には歩く気にならない。長時間の歩行で疲労度も倍加し、さらに悪い事には
それでなくても道が薄い所に雑草が生えてきて更に見えにくくしてしまう。林の中はまだ良いが日の当たる
場所は背丈が延びたススキで往生したことがある。それ以来夏はここを歩かないようにしている。
また静焼アルプスは歩行時間が12時間に及ぶため、陽の短い冬は適さない。そうなるとどうしてもこの時季
3月が一番歩きやすいと思う。

 
          霞んで見える静岡市街              反対側の丸子方面

佐渡交差点横にある西宮神社の階段を登って佐渡山に向かう。去年は探し切れなかった三角点も山頂西の
茶畑の上にあった。山頂からの下る道も去年はモノラック沿いに降り苦労したが、今年は東側で下る道を
見付ける事ができた。何だかさい先が良いような気もするが景色は最悪、富士山は勿論、静岡市街も霞んで
しか見えない。黄砂なのか春霞なのか、それともPM2.5なのか。今日は景色は諦めるしかないだろう。

 
          梅の花の先に梵天山が見える            桜も咲いていた

徳願寺の付近では梅や早咲きの桜が咲き出し春本番ももうすぐだろう。
既に何度も来ている徳願寺は参拝をせずにそのまま通過する。仏平らに登る周遊道も短く感じられる
左回りを選択し、仏平に7時30分に到着。去年は7時47分だったので17分も早かった。
実は今回の静焼アルプス縦断は期待と不安が入り混じっている。
期待の方は2月21日に歩いた藤枝奥の低山歩きで、昨年は歩く気も起きなかった清水寺の峠を越えてきた
ので、脚力が上がったのではと淡い期待が湧いてきている。
不安の方は勿論加齢による脚力の低下。昨年の10月掛川歩こう会の40km3Dの最終日、ゴール10km
程のあたりからフラフラになり、ようやくゴールした苦い出来事があった。
果たして今回の静焼アルプスはどうなるだろうか、自分でも想像できない(本音は若干不安)

それともう一つ、この静焼アルプス縦断は、夏の「海から富士山」の資格審査コースの一つと思っていて
「大崩山塊8字縦走」と両方のコースが完歩出来たら夏の富士山に挑戦しようと思っている。
「海から富士山」の最終目標は古稀の来年に歩く事なので、何としてでも今日は完歩したいと思っている。

梵天山の下りは相変わらず厳しく感じるが、最近急な下り道を歩いているせいか左程苦には感じなかった。
歓昌院坂まで下り切ると今度は急な登り返しになる。何しろこの徳願寺の尾根の上り下りは大崩山塊の
どのコースより厳しく、しかも景色も良くないのでハイカーの人気は今一湧かない。おかげで貸切状態の
静かな山を楽しむことが出来るのだが。

 
           枝打ちされた杉林             新東名静岡SA

綺麗に枝打ちのされた林は明るく歩いていても気持ちが良い。その木の間から開通した新東名の静岡SAが
見えていた。
昨年は少し迷っただけの竹林の道で今日は完全に道を見失ってしまった。メモには「左側に道がある」
書いてあり記憶もそうだったが、竹林の中は猪がミミズ取りの為か彼方此方掘り返してしまってあった。
ともかく左に曲がった先で、既に通り過ぎてきた「飯間山→」の標識を見付ける事ができた。
この時更に左に道を探せば何の事もなかったのだが、その標識の位置を深読みしてしまい右側を探し出して
しまった。これが大間違いで、何となく踏み跡らしき物もあり、それを下ってしまった。
踏み跡の周りにはシイタケの棚や榾木を作っている場所もあるが何となくおかしい、目印が全然目につかない。
どうやらこの踏み跡はシイタケの作業場に続く道らしいと判断して、先ほどの標識の場所まで戻る事にした。
そして標識の先の左側に行くと、何の事はない竹林の中にはっきりした道もあり目印も付いていた。

標識を深読みをした理由は、標識が西に向いていたので、飯間山に向かう人は西(右)から来ると思って
しまったことにある。試しに左の竹林から戻ってみると標識は後ろ側になっていて見にくかった。
今日も目印の赤いビニールテープを持ってきていたが、途中で使い終わってしまっている。来年は忘れずに
テープを持ってきて目印を増やそう。

?山の三角点に着いたのが12時丁度だった。去年は12時10分だったので17分の貯金は10分に減ってしまった。
きっと竹林でで道を見失ったのが原因だろう。それにしても去年並みに歩けているので一安心だ。
今正午だと今日の12時間の行程の半分が過ぎた事になる。去年は宇津ノ谷峠が半分と思っていたので、ここで
焦りを感じたが今年は昨年のデータを持っているので焦る気持ちは湧かない。ただ過去のデータが分かると
その数値より良くしたい気持ちが湧き、休憩時間を減らすようになってしまうのが良くない。

            
           ロープ場            はるか下に宇津ノ谷峠が見えた

宇津ノ谷峠に12時35分到着。
ここまでの行程だけでも6時間余も掛かり、上り下りの激しい健脚コースだった。残されたこの先も蔦の細道
満観峰、花沢山、簡保下そして焼津駅まで続く健脚コースが待っている。
ではこの静焼アルプスを紹介するときは健脚コースだけでは誤解を招きそうだ。しかし健脚2乗コースでは
余りにも収まりが悪い。
ここは以前私が発案した「豪脚コース」はどうだろうか、剛脚とも書けるが豪脚の方が如何にも凄そうだ。
決めた!これから健脚コースの表現では物足りないものは「豪脚コース」と呼ぶことにしよう。

そんな訳で「豪脚コース 静焼アルプス縦走」の前半を終わります。

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