赤谷(あかだん)山日記と日々よもやま話

ダンナのおじさんが白峰に山を購入。あれよという間に山小屋が建ち、畑が出来た。

友人の死

2018年09月07日 | よもやま話

5日の午後1時過ぎに、少し年上の友人が亡くなった。うちの鍼灸院の近く、そして去年引っ越ししたマンションの方がさらに近くなった、絵本と石けんの店「宇吉堂」の店主、うきこさん。明日が67歳の誕生日で、そして絵本屋葬の日となった。マンションのご近所さんになったのは少しの間だけで、転々と住まいを移ってきたのを最後に、終の住処として琵琶湖の目の前の借家へ越していった。旅カフェのほっしーと3人で、うきこさんの誕生日を宇吉堂でお祝いする事が数年続き、新しい場所でもお祝いしに行こうと約束していたが、叶わなかった。

パートナーのカメリアーノさんが、Facebookで「10年前から乳腺腫瘍に罹っていて、誰にも言わず医者にもかからずにいた。」と投稿していた。病院の治療ではなく、ホメオパシーなど自然療法を受け、自分なりに出来る限りの事をしていたと、初めて知った。友達になって月日が浅いけれど、遠慮なくポンポン物が言えて気持ちがよかった。大阪のおばちゃん(?)ならではのボケ&ツッコミも面白かった。チャーミングでいつもお洒落で、オリジナルのバッグ「フクロコウジ」や洋服を作っていた。私もバッグを4コ、ストライプのスカートを1枚作ってもらった。

うきこさんの死の前にも数人の友人が逝ってしまった。2ヶ月ほど前に、登山で滑落して亡くなったウエダくん(くん付けだけど年上)。去年の10月に、ガレタッソ(昔はラストサマーをやっていた)店主のニキさん、2年前には、私がフリーになってからしばらくバイトさせてもらったデザイン事務所のスタッフ、イシコ。ウエダくん以外は皆ガンで亡くなった。この他にも友人・知人でガンに罹る人が多い。もちろん、克服した友人もいる。

うきこさんの死の前に、ほぼ日で「これからのぼくにできること。」という読み物を見つけた。余命3年と告知された写真家で猟師でもある幡野さんが紹介されていた。

私たちにとっても死は身近なものになっている。義父母・実母を数ヶ月ごとに亡くし、3人3様の逝き方だったので、残された者には色々な思いがあった。どんな風に病と死を迎えるか、大事な人達の事も然り。
しかし、うきこさんにはお別れにも行けないし、数日前に元気付けてあげて欲しいとカメリアーノさんからメッセージをもらっても、そんなに深刻な事と思わずマヌケなメッセージを出し、カメリアーノさんから電話して欲しいと返信が来ても電話出来ずに終わってしまった...。なんと情けない。他の人達はちゃんと電話で元気付けてあげて、お別れの挨拶に行く。もう行って来た人達もいる。明日の出棺の時間にうきちゃんにお別れを言うよ。ほんとに肝心な時になんも言うてくれんやんかって呆れとるな。ごめん。あっちで清志郎やデビッド ボウイに会えるかもしれんよ。楽しみや♪ じゃ、いつかまたね。 


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