すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ボケて欲しいわけじゃないけど・・・

2017-07-06 21:20:29 | うちのキヨちゃん
 最近、キヨちゃんの言動が気になる。元々、よくぶつかったりするし、喧嘩の時は言葉もお互いきつくなる。ただ、最近「他人」とのトラブルがちょこちょこあるので困る。
 勿論、キヨちゃんが正しい場合もある。しかし、問題は「言い方」なのだ。その場にいないので、最初キヨちゃんからもめごとの話を聞いた時や、周囲の反応を観た時は、不思議な感じがしたり、何で周囲はキヨちゃんにそんな態度なのだろう・・・と疑問に思っていた。
 しかしつい最近、いつも穏やかで怒ったりしないおばさんが、ちょっとキレた態度だったと聞いて驚いた。
 我が家の周辺はとにかく山で、家の周りは草だらけだ。これが自分の土地なら問題ないが、ほとんどは他人様の土地である。どうしたって他人の土地だし、どうこう言っても仕方ないのだが、大抵はそれぞれの持ち主さんが草も刈ってくれていた。
 しかし、キヨちゃんが歳をとるように周囲も歳をとる。年が若くても病気もする。で、草がひどくなる。これは高齢化した山間部の実情だ。
 うちの家の周辺はおそらく3~5軒の家の土地だろうと思う。その辺りは古い年寄りで無いと知らない。その内3軒は親戚筋。いつもはマメに草刈りをしてくれていたおばさんだが、暫く来なかった。久しぶりに来たので聞いてみると、やはり体調が悪かったらしい。おじさんの方も喘息があるので、おじさんは留守番しておばさんだけが来ていた。それでもあまりに草が多くて一人では無理だと思ったので、その場で人に頼んで自分の土地を綺麗にしてくれた。
 さて、その時にそのおばさんの隣の土地の話になる。そこは親戚の土地だが、その土地の持ち主は90歳も超え、免許も返納したらしい。それで長く見ないのだ。これは致し方ない。しかし、キヨちゃんが家周辺で草刈りに困っているのを気にしてか、もしくはキヨちゃんが代わりに刈って欲しいオーラ全開だったか、翌日かに喘息のおじさんと二人でかなりの草を刈ってくれていた。
 それを観て私としてはびっくりだったのだが、キヨちゃんは何を思ったのか、そのまた上の土地についても、
 「あそこは誰の土地?草が酷くて困る。」
的な事を言ったらしい。キヨちゃんとして言葉通りで悪気は無かったかもしれないが、
 「そこの草も刈って。」
と聞こえたのではないだろうか。おばさんは、
 「知らん知らん!」
と言い放って帰ったらしい。
 自分では失言に気付かないキヨちゃんは、
 「あの言い方にムカッとした。気に入らない。」
と怒っていた。その時もいさめたのだが、
 今日、残業して戻った私に、どれほど草刈りが大変だったかを言いたいために、またその話を蒸し返して、気に入らないと言い出したのでついに喧嘩になった。
 おばさんも体調が悪いし、おじさんもそうだ。それを追加の草刈りまでしてくれたのに・・・と説明。しかし理解しない。
 「だって、あの人らは母ちゃんよりずっと若い!母ちゃんこの年で病気もして足も痛い。」
 そうやって自分のことしか言わない。認めて欲しいのは分かる。しかし他人と揉めるのは困る。そこで喧嘩になったら、
 「お前は〇〇ちゃんそっくりじゃ。めんどい!親に向かってそんな言葉づかいして。」
と親と言いつつ、実の母親の名前を出して神経を逆なでした。確信犯だ。そこを言われると辛いと知ってるはずだ。
 「私は母ちゃんと親子だと思って来たし疑った事もないけど、母ちゃんは違うんじゃな。」
言った途端にくりりんが膝を叩いて止めた。でも、治まらない。
 「明日から母ちゃんはご飯も作らん。」
 「作らんでええよ。母ちゃんお金もっとるんじゃけん、病院もタクシーで行けば?」
 そんなくだらないやりとりをしながら、とても悲しくなってきた。ひとつには悪い酒だ。ひとつには実際身体もしんどいのだろう。そして、私が遅いので寂しいのもあるのだろう。けれど、やはりここ最近の様子を観ると、他人とのトラブルは認知症を疑わせる。
 今度の脳外科はやはり調べてもらおうかな。認知症であって欲しいわけではないが、もしそうだったら、ある意味ほっとするかもしれない。本気で言われていたら辛すぎる。

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3 コメント

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どこも 同じです (山のすずめ)
2017-07-06 23:09:26
どこでも 誰の土地?どこの山?…
そう聞いたり 言ったりしても 年老いて 草刈りが出来なくなってり、住まなくなったりすると、ジャンク状態に なりますよね。

うちの周りも 同じです。
誰も 何もしてくれません。
できる人が、いないんです。
今年は 私一人で 草刈りしないと まさに アマゾンです。 そのうち 原住民に 間違われそうです…(^。^)

と、言う事で きよちゃんの 持ち主に して欲しい気持ちは 本心でしょう。 私も そうです。

でも、自分が しないと 、ね。
自分が そこに居るんだから…

きよちゃんの酔いに まともにぶつかっちゃ だめよ。
腹 立っても 聞き流そう、きよちゃん 明日には 忘れてるんでしょ⁉︎
Unknown (ふくだ)
2017-07-07 13:57:29
草刈りの件は、キヨちゃん的には全く悪気はないのはわかるのですが、年行くと思ったことがすぐ口から出がち(^^;
すずしろさんへの言葉は悪気とかついとかじゃないだけに、すずしろさんの気持ちもわかります。つい返してしまった言葉も。
その場にいたくりりんさんも辛かったでしょうね。
悪いお酒はもう少し控えた方がいいよ、キヨちゃん。
Unknown (すずしろ)
2017-07-08 09:06:56
山のすずめ様
ごめんなさい。ご心配かけます。
本当にすぐリセットなんです(笑)。良いんだか悪いんだか・・・でも、忘れてくれる方がいいです。私は家族だから、これでいいです。
山は本当に大変。きっと私の代にはジャングルです。
でも、こればかりはどうしようもないです。自分の土地じゃないですし。

ふくだ様
ごめんなさい。ご心配かけました。
歳を取るとどちらも頑固だし、言いたい事口にするので、いつまでも言いたい事が言えない人が我慢するようになって、きっとご迷惑もかけてるんだろうな・・・と。
まあ、私も口では数々失敗してます。キヨちゃんの「血」だよと、本人には言ってます。

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