コロナウイルスの影響

　新型肺炎が猛威をふるっている。こんな田舎でもマスク不足になっているとか。つまり中国人観光客が国で買えないので爆買いしたとか言う話である。
　実は、明日から私は3連休を貰っている。何の事は無い、休める時に（くりりんが留守番出来る時で）、休みを取ってキヨちゃんの行きたい所に行こうと思っていたのだ。
　一番にキヨちゃんに聞いた時は、
　「名古屋に行きたい。」
だった。去年の叔母ではないが、何十年も会っていない姪に会いたいと言うのだ。
　ところが、相手方が風邪気味だと言うので今回は諦めた。もっとも、その後の新型肺炎の事を思えば、立ち消えになっていて良かった話ではある。
　それならと、近くの温泉にでも・・・と話していた所に、今回の肺炎騒ぎである。しかも瞬く間に日本に上陸している。
　この田舎にも台湾や中国の観光客が多い。広い国なので、中国だからと言って肺炎が蔓延しているわけでもないだろうが、不安もある。当然、すでに日本に来てしまっているので、早く治まって欲しいものだ。
　と言うわけで、この連休は近所から出ない休みになるだろう。残念・・・。
　それでも連休にちゃんと休めるために、今日はちょっとだけ残業した。いや、がっつりしなくてはならないところだが、伝えていてもあまり遅いとキヨちゃんが辛抱出来ないだろうからだ。
　案の定、戻ってみると何も食べず寝ていて、焼きそばが食べたい～と言わんばかりに、材料だけ鎮座していた。
　それから焼きそばを作り、3人で「機嫌よく」夕飯を食べた所である。
　あ～、早くコロナウイルスに退散してほしい。

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帳尻合わせ

　無理だ・・・。やはり、仕事が溜まってきた。
　残業せずに頑張って戻って、キヨちゃんのご機嫌をとっているが、早く帰っている割に何だか疲れもあって、夜はうたた寝してしまう事が多い。少しパソコンからも遠ざかってしまった。
　兼務業務の日は、それだけで疲労感もあって、ケアマネ業務を終わってからする気力が無いし、そもそも残業していないのだし。
　何とか通常業務の時に頑張って仕事するが、どうしても記録など書類が追いつかない。まずは絶対に月内に収めなくてはならない仕事を優先する。そして記録は後回し。何とか翌月の初めまでに帳尻を合わせる・・・というのがいつもの状態だが、年度末に向けて研修だの、ケアプラン点検だの、その他の書類も作らなくてはならない時期で、これはもう残業しない・・・では無理である。
　なので、キヨちゃんに話して、
　「ごめん、明日の夜だけは残業して戻るけん。」
と伝えた。最近ちゃんと戻っているからか、
　「まあ、仕方ないわなあ。」
と言ってくれた（頼む、覚えておいてくれ）。
　しかし、今でさえこんな状況である。働き方改革で、残業せず、公休の上に年間有給休暇も消化しろといっても、土台無理な話ではなかろうか。
　介護現場なら尚更である。痛い足を引きずって、介護されるお年寄りより身体が痛そうな職員。変則勤務で目立たないだけで、みんなオーバーワークである。偉い人は現場を見てから決めてくれればいいのに。おそらく見えないサービス残業が増えるだけだろう。
　さて、明日はどのくらい仕事出来るかな・・・。しなくてはいけない仕事は山ほどあるが、気力と体力がどこまでもつかな？？


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喜んだり、どくれたり、忙しいキヨちゃん。

　昨日はキヨちゃんとくりりんのお誕生祝いをした。
　昼間は前述の通り、くろべえ爺さんのせいで一日おしっこ対策に追われたが、夕飯は豪華に。
　まず、ヨリちゃん母さんからいただいていた近江牛のステーキ。なんと１枚200グラム強という大きいサイズ。そして、握り寿司（イクラ、エビ、いか、サーモン、ハマチ、マグロ赤身、中トロ、大トロ）、しじみのお味噌汁、そしてケーキ。
　「母ちゃん、どればあも食べれん。」
が口癖のキヨちゃんだが、寿司は７貫、ステーキは二切れ残し（多分150グラムは食べた）、そしてお味噌汁とプリンアラモード。すごい！
　「長生きはせないかんなあ。こんな風にご馳走して貰って、お祝いしてもらって。」
と喜んだキヨちゃん。夜中２時に起きて来て、更にステーキ１切れつまみ食いしていた（笑）。
　そして、今日は私は市民劇場の観劇日。今日は加藤健一事務所の「滝沢家の内乱」だった。

　　　　　

　さすがに加藤健一さんの舞台は面白かった。二人芝居だが、声だけ出演の風間杜夫さんと高畑淳子さんも絶品だった。加藤健一さんの舞台はいつも楽しいし優しい感動があって好きだ。
　年に数回のお出掛けだが、最近残業もしないようにしている私、これは市内に出ていると分かっていてもキヨちゃんが持つかな～と心配はしていた。
　すると案の定相撲の終わった１８時に（相撲と言う守りがいなくなったので）、
　「あ～どいつもこいつも！どれだけ心配かけたら気が済むんじゃ！」
と怒ったらしい（くりりん談）。
　で、私が帰りついたのが１８時４０分なのに、すでにどくれて寝ていた。おいおい、昨夜のキヨちゃんはいずこに？
　声をかけて、
　「母ちゃん何も欲しくない。」
と言うのを、起こして３人一緒に食事したら機嫌が直った。忙しいぞ・・・。で、今は部屋で機嫌よくテレビを見ている。やれやれじゃ・・・。

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くろべえ爺さん、やはり腎臓のせいか？もしくは歳のせい？

　昨夜大変だった。
　くりりんと普通にくつろいでいたら、
　「あれ？こんなところどうして濡れてるの？」
とくりりんがソファーのカバーを触っていた。で、確認すると間違いなく猫のおしっこの臭い。
　「えええ！いつこんなことに？」
　そもそもくろべえが夜こちらに来ることはあまりないし、来たら分かる。昼間は分からないが、どちらかというと母屋にいるし、キヨちゃんが畑などにいる時はいつでも外に出られるように、裏口を開けている。
　このおしっこの量が結構な量だったので、マーキングと言うよりは「排泄」だ。
　実はくろべえは元々腎臓が悪い。まだ父が存命中、多分腹痛が酷かったのだろう、鳴いて訴え続けた後にぐったりしたので、
　「くろべえ死んだ！」
と慌てた父から電話があったほどだ。
　結局私のベッドで失禁して眠っていたのだが、その時に腎臓が悪いと判明した。当時は点滴をして、しばらく処方食を食べさせていたが、その後特に大きな問題も無く今に至る。何たって20年である。元気な方だと思う。
　しかし、何にせよ昨夜はとにかくカバーを洗濯したり、畳を拭いたりおおわらわだった。しかもソファーなどは洗えないので、専用の消臭剤を使っても見たが消えない。
　朝になって高温の水蒸気での消臭も試したが・・・・あんまり効果は無い。
　そうしていると起きてきたキヨちゃん。
　「すず～、ちょっと臭いかいでくれ。母ちゃんの布団ぐっしょり濡れとる。」
と言う。え～！まじか！
　はい。くろべえのおしっこである。見事にキヨちゃんの布団もやられていた。
　で、キヨちゃんの布団カバーや毛布を洗い・・・、布団も消臭剤を振って干したが・・・。これはさすがにかぶって眠れない。羽毛だから洗えないしクリーニングもＮＧだ。
　なので、新しい布団を下ろした・・・。
　今夜はキヨちゃんとくりりんの誕生お祝いなのだが・・・、やってくれるぜ、くろべえ！

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たま～に、お炊事を頑張れるキヨちゃん

　畑仕事はなんだかんだ大好きなキヨちゃん。
　「今日は畑で何回転んだ。」
と武勇伝を聞かせられるのは困るのだが、好きな事で頑張っているのは良い事だ。
　しかし、齢90歳が近づいてくると、流石にキヨちゃんでも何でも億劫になってくる。大好きな畑でも、力が無いので大根が抜けない。とは言え、私も休みで無いと仕事から戻ってからでは暗くて抜けない。
　そして大好きだった料理も、本当に億劫になったみたいで、ここ最近は作れない事が多い。
　だからこそ、残業せずに帰っているわけだが、それでもたま～に下ごしらえしてくれていたり、昨日なんかはカレーを作ってくれていた。しかも昨日は「カレーの日」らしいからグッジョブである。
　勿論、私が献立を考えている時は、想定外の準備をされると、食材の後回しや、炭水化物かぶりで冷凍したりがあるのは、まあ仕方ないか。
　とは言え、キヨちゃんが機嫌よく、そして時々こうやってご飯を作れているからと言って、油断してはいけない。これみな私が帰っているから出来るのであって、それならと残業したら多分途端に出来なくなる。
　だから頑張って早く帰って、それこそ時々予告して残業・・・をするしかないか。
　さて、明日も早い。

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ターニングポイント

　今、何がどうという訳ではないけれど、今年と言う年は本当に色々考えて、これからについて岐路に立たされる気がする。
　自分で線引きした年齢にも達する。そして、キヨちゃんの年齢、くりりんの年齢。
　そして、ずっとずっと、アドバイスを下さっていた方とのお別れ。
　色んな意味で、私に一人で考えて決めろと言われている気がする。
　どんな年になるのか・・・令和2年・・・。


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こんな日は・・・

　先日見舞った伯母が昨日亡くなった。本当に眠ったまま静かに逝ったそうだ。
　明日は告別式。

　そして今日は大切な方の四十九日。早いもので、あの訃報からもうそんなに経つ。
　今朝から誕生日にお渡しするつもりだったお守りを、私自身が身につけて仕事に出た。

　こんな日は、しみじみ思いだしたり、いただいた手紙やメールを見返してみる。どれほど支えられてきたかが良く分かる。

　明日は伯母についてみんなで語ろう。

　こうやって忘れない事が供養だと思うのだから。

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お見舞い

　今日は伯母の見舞いに行った。父の姉で今年満99歳である。
　ずっと元気でいたのだが、年末に肺炎を起こしたらしい。それまでは食欲もあり、物忘れはあるものの、いつも笑っている人だった。
　現在状態は落ち着いているのだが、入院はせず、施設で看取りを希望している。なので、親戚の皆で顔を観に行ったのだ。
　伯母は所謂「老衰」に入っていると思われる。顔色もよく、痛みや苦しみの訴えは無いが、こんこんと寝ている。時々目を覚まし、日によっては喋るらしい。
　行った時は声をかけても目を開けず、しばらく足をさすったり、頭を撫でたりしながら、皆それぞれ声をかけていた。
　しばらくすると、うっすらと目を開けてこちらを観た。分かっているのかどうかは分からないが、お茶が欲しいか聞くと小さく頷いた。
　99歳と言う年齢で、老衰状態というのにとろみも付いていないお茶を飲めている様子。食事については聞かなかったが、点滴はしない。口元やほほ、手に食事の汚れが少しあったので清拭した。と言う事は、ミキサー食くらいは状態によって食べているのか。
　足をさすると少し微笑んだような顔をしたり、
　「また来るね。」
の声掛けには何かしら口を2回ほどパクパクさせた。
　キヨちゃんを連れて行くのは心配だったが、今会っておかないと会えない可能性もあるので連れて行った。何かのきっかけでまた元気になる事も無いとは言えない。もともと数年前病院で余命を切られていたのを、医師の反対を押し切り娘が在宅介護に切り替えて、寝たきりから車椅子生活まで元気にしたのだ。そそて４年も生きながらえている。
　ただ、年齢的に、そして状態から、今出来るだけの介護を受けている状態であり、これ以上は望めないのかもしれない。
　父のきょうだいももうこの伯母で最後だ。痛みや苦しみが無いのなら、なるべく長生きしてほしいけど。

もらったり、あげたり、もらったり・・・。

　金曜日、くりりんが帰ってきた。いつも帰る時キヨちゃんは野菜を持って帰って貰うのだが、今回はヨリちゃん母さんに好きな物でも買ってあげて・・・とくりりんにお小遣いを渡していた。
　私はお年始にインナーでもアウターでもいけそうなあったかシャツを１枚持って帰って貰った。後はお供えのお菓子。
　いつもいつも「わらしべ長者」になってしまうので、気の毒なのだが、今回もヨリちゃん母さんからや、弟家族から色々お土産を貰った。
　ヨリちゃん母さん、いつもお肉を持たせてくれるのだが、今回はキヨちゃんとくりりんのお誕生日に合わせて、近江牛のステーキ肉を３枚持たせてくれた。これで、お誕生日のメニューは決定。何と贅沢な（と言うか、私もお相伴だ）。
　そして、弟家族からもコーヒーやドライブの時などに使えそうな専用カップを貰った。これも重宝する。
　そして、金曜日はキヨちゃんもお友達から飴を貰っていた。お互い歩いて出掛けられない二人がどうやって？と思ったら、リハビリさんの看護師さんに、
　「キヨちゃんとこ行くなら渡して。」
と預けたらしい。何とも看護師さんも使われるものである（笑）。
　でも、お陰で友達に貰った飴は私が買った飴より数段美味しいのは当り前で、物凄く喜んだ。
　そして今日は仕事中キヨちゃんから電話。その友達のお嫁さんが立ち寄ってくれ、
　「母がお世話になっているので。」
ととても美味しい卵を持ってきてくれたと言うのだ。
　「今からそっちに行くみたいやけん、会うたらお礼言うて。」
と言う。
　じつはそのお友達は施設にいるので、そこに面会に来ると言うのだ。見るとまさについさっき車が到着した様子なので、さっそくお礼を言いに行った。
　「ええ～？早い！つい今の事なのにもう知ってるの？」
とお嫁さんは笑っていた。
　田舎ならでは・・・という事でもないのだろう。こういうやりとりって大切なコミュニケーションだなって思う。
　そしてしみじみ有難いなって思う。

＊久々くりりんと家呑み。

　　　　　
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ランチはお肉で

　今日はキヨちゃんの通院日。昨日の夜の風雨は結構なもので、ある程度片づけてはいたが、せっかく干した干しシイタケが軒下で濡れていたり、雪かき用のスコップなども飛んでいた。ここなら濡れないと思った場所までぐっしょりだった。
　幸い風は強く残っていたが、雨はほとんど無かったので、通院の時は楽だった。今日変わった事はお昼の薬を止めて貰った事。キヨちゃんのお薬は安定剤を除けば、食後３回それぞれの内服があった。しかし、お昼の薬は飲み忘れも多いので、先生に相談したところ飲まなくてもいいという判断になったのだ。
　さて、受診を終えて帰りにお昼ご飯はどこにするという話になった。するとキヨちゃんは迷わず、
　「ウエノがいい。」
と言う。ウエノとはこの辺りでは有名なレストランで、お肉屋さんがしているので、ステーキやハンバーグ、焼き肉などが美味しく、ほぼお肉の店である。
　そう、キヨちゃんは
　「母ちゃん肉は食べない（本人曰く）」
が、
　「美味しいお肉は大好き」
なのである。
　さて、レストランにつき、メニューを開くとキヨちゃん、
　「母ちゃんラーメン食べる。」
と来た。おいおい、だからどこにすると聞いたのだ・・・。
　「母ちゃん、ここにラーメンは無い。」
　で、結局キヨちゃんはランチのすき焼き。

　　　　　

　私はキヨちゃんのおごりで無いとなかなか食べられないステーキ丼。

　　　　　

　さて、美味しくいただいていたのだが、すき焼きについてきた生卵、これにつけて食べればいいものを、何を思ったかすき焼きに卵を乗せようとしたキヨちゃん。つるんと卵は肉の上を滑ってキヨちゃんのズボンの上に！！！！！
　しかもすぐに立ち上がって落とせば良かったのに、床を汚したら悪いと思ったらしく、ぴったりと足をくっつけて、卵をキープしている。
　結局店の人にお絞りをもらって、大急ぎで拭きとる。それでもあまりに酷いので、途中でズボンを買って着替えた。やれやれ・・・。
　実は近所のおばさんが入っている有料老人ホームを訪ねたのだが、その前に着替えておけば良かった・・・。ま、ばれてはいないと思う。
　それにしても、瀬戸内寂聴さんなどお元気な方はお肉を食べている。キヨちゃんにもこれからも食べて貰わないと。


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