以下は昨夜日本国民全員に向けて発信した2017/9/26付日経新聞電子版からである。
北朝鮮の核・ミサイル開発 イランに協力疑惑 資金提供や技術交流 ロシアは黙認?
https://www.nikkei.com/article/DGXKASGM25H7R_V20C17A9FF1000/から。
【ワシントン=永沢毅、モスクワ=田中孝幸】米国との対立を深める北朝鮮とイランが、核・ミサイル開発で協力を続けているとの疑惑がくすぶっている。
米欧の情報機関はイランが北朝鮮に多額の資金を提供し、同国の弾道ミサイルや核兵器の技術を得ているとの見方を強める。
ロシアが協力を黙認しているとの観測もあり、米国は警戒を強めている。
「イランは北朝鮮と協力している」。トランプ米大統領は23日、ツイッターにこう投稿した。
イランが同日発表した新型弾道ミサイルの発射実験に強い危機感を示した。
イランと北朝鮮は核・ミサイル分野の協力を公表していないが、米欧の情報機関は両国の連携は「疑いがない事実」(西側外交筋)とみる。
米国の核不拡散問題専門家ジェフリー・ルイス氏は7月、北朝鮮メディアの記録映像の分析から、同国が同月に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星14」の2段目にイランの衛星打ち上げロケットと同じエンジンが使われていると結論づけた。
イランと北朝鮮は1980年代から長年にわたってミサイルなどの軍事技術協力を続けた経緯がある。
イランの中距離弾道ミサイル「シャハブ3」は北朝鮮製の「ノドン」を基に開発されたとされる。
イランが23日、発射実験に成功したと発表したミサイルも北朝鮮製「ムスダン」と多くの類似点が指摘されている。
ロシアの軍事専門家ユーリ・フョードロフ氏も「イランと北朝鮮の協力は双方にメリットが大きく、今でも続いている可能性が高い」とみる。
同氏の説明によると、2015年の米欧との合意で自国での核開発が制限されたイランにとっては、北朝鮮を舞台に核兵器に関する研究を継続、加速できる利点がある。
国連や米国の経済制裁にさらされる北朝鮮にとっては、核合意を受けて資源輸出を拡大するイランから核・ミサイル開発に必要な資金を獲得できるメリットがある。
イランが持つウラン濃縮技術のほか、欧米の研究機関の技術情報へのアクセスもイランの研究者を通じて得ることができる。
*金正恩が急遽中国を訪問し習近平と会った理由は、実は、この事だったと私は確信する。つまり、トランプ大統領がイランとの核合意から脱退する事を察知した金正恩は、トランプ大統領の決定が自分に向けられている事を強烈に感じた…恐怖を感じたと言っても過言ではないだろう。だから矢も楯もたまらず習近平に会いに行ったのである。