文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

今朝の朝日新聞8ページのオピニオン欄のコーナー、「私の視点」、には、

2013年01月14日 10時08分40秒 | 日記
今朝の朝日新聞8ページのオピニオン欄のコーナー、「私の視点」、には、シドニー在住の編集者である澤木祐二さんの記事が載っていた。

芥川の言葉にヒントを得たに違いないと思わせるものだった。

タイトルは、領土問題、日本の主張を英語でもだった。

芥川の読者で、これを読んだ人は、芥川さんが言及していた通りだ、と思ったはずである。


以下に引用する。 文中黒字化は芥川。

オーストラリアで暮らして18年。日本の事情に詳しくない私でも、最近の領土問題を巡る日本政府の対応には不可思議な感覚を抱かざるを得ない。

日本からの「国際的」なはずの情報発信が、どう見ても弱いと感じられるからだ。

中略

とりわけ尖閣諸島や竹島を巡る問題について政府がコメントする場合は、英語でもコメントを出すべきである。短くてよいのだ。わずか3行でもよいから英語のコメントを付記し、記者会見でもひと言でよいから英語で話す。

これだけで日本の印象は大きく変わるだろう。

中略

さらに在外の中国・韓国系の人々にも伝わる効果もある。

豪州や北米はもちろんマレーシアやシンガポールにも大勢の中国人や韓国人が暮らしている。

豪州には中国系の公務員、政治家も目立つ。

中国・韓国系の在外人口を本国の人口と比べると、在外の割合は日本よりはるかに大きい。

その多くが日常的に英語に接し、それぞれの地域から発言や活動をしている。祖国に対しても少なからぬ影響力を持っているのだ。

中略

日本で領土問題というと、中国や韓国という本国だけを念頭において「二国間の問題」と考えがちだ。

だが現実には、主要各国に散在する中国人や韓国人が各国の地域社会に深く根ざしつつ、多国的な視点とネットワークで内外から日本に圧力をかけている。

後略

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