日本語の教科書、日本の大学の過去の入試問題。高校の授業風景として何の特徴があるわけでもない。だがここは中国。生徒も中国人。2010年度に東大に3人、京大に13人、合格した。
中国東北部の瀋陽にある東北育才外国語学校では英語のほか中学3年から日本語かフランス語を学ぶ。「もう承知しないぞ!」「そう怒るなよ」。高校1年の教室では日本のアニメ映像にセリフを合わせる当てレコを取り入れていた。会話レベルが高い。校長の葛朝鼎(72)は「国際社会で影響力を持つ人材を育てる。日中の懸け橋にもなる」。
生徒は受験の半年前に来日し、姉妹校で仕上げに入る。少年の面影を残す葛林楯(18)はこの春、東北大学など国立大の医学部を受験する。「日本は新型万能細胞(iPS細胞)を生んだ国。僕は医学の研究者になる。そのためにこの国の先進医療を学びに来た」
…続く。
中国東北部の瀋陽にある東北育才外国語学校では英語のほか中学3年から日本語かフランス語を学ぶ。「もう承知しないぞ!」「そう怒るなよ」。高校1年の教室では日本のアニメ映像にセリフを合わせる当てレコを取り入れていた。会話レベルが高い。校長の葛朝鼎(72)は「国際社会で影響力を持つ人材を育てる。日中の懸け橋にもなる」。
生徒は受験の半年前に来日し、姉妹校で仕上げに入る。少年の面影を残す葛林楯(18)はこの春、東北大学など国立大の医学部を受験する。「日本は新型万能細胞(iPS細胞)を生んだ国。僕は医学の研究者になる。そのためにこの国の先進医療を学びに来た」
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