"My sweet Lord" - George Harrison - Sub Castellano -
以下は前章の続きである。
見出し以外の文中強調と*~*は私。
長期政権で外交も進む
有本
非常にいいお話なのに、日本のメディアでは全くと言っていいほど報じられていませんね。
2017年9月13日からの4度目のインド訪問も、日本のメディアではほとんど報じられませんでした。
モディ首相の地元であり、発展目覚ましいアーメダバードで、9キロにも及ぶ歓迎パレードが行われたのは外国の要人では初だとのことで、インドのメディアは大きく扱っていたのですが。
今後、日印関係がますます重要になることを考えると、インド側の熱に対して日本側が冷淡だというのはあまりにも残念です。
安倍
インド訪問時にも、5万人もの方々が私たち夫婦を出迎えてくださいました。
道路に沿って延々と続く出迎えの人波など、驚くような大歓待の様子をフェイスブックに動画で投稿したところ、多くの方が見てくださって「どうしてテレビで報じられないんだ」といったコメントが寄せられました。
有本
つくづくおかしな話ですね。
しかし、こうした積極的で充実した外交ができる、各国首脳との間で信頼関係を築くことができるのも、やはり長期政権によるところが大きいのではないでしょうか。
安倍
非常に大きいと思います。
政権が一年しかもたなければ、訪問できる国も限られますし、主要国であっても一人の首脳に一度しか会えません。
これでは、お互いに振り付けどおりの会話を交わすだけで終わってしまいます。
しかし私は、たとえばプーチン大統領とはもう20回、メルケル首相とも10回以上、首脳会談を行っています。
日欧のEPAはまさに5年越しの仕事でしたが、何度も顔を合わせて交渉し、お互いの言い分を確認することで一緒に仕事ができる。 また、「約束を守れるかどうか」もかかわってきます。
政治においては、自身の政治力を維持しなければ約束を果たすことができません。
相手も、こちらが「言ったことを実行できる政治力があるか」を冷静に見ています。
特に、選挙に勝つかどうかは国際社会においても非常に重要です。
*こういう至極当然な観点から見ても、これまで反権力である事がジャーナリズムであると勘違いして政権打倒を繰り返して来たメディアが如何に愚かな存在で、どれほど国益を損ない、日本を矮小化して来た事かは一目瞭然。彼らの所業をほくそえんでみていたのが中国や朝鮮半島だった事は言うまでもない*