以下は前章の続きである。
高山
念仏踊りやええじゃないか騒動のときも、確かに全国各地に広まっていった。
ところが、日本人は熱しても醒めやすい。
必ず揺りもどす国民性です。
欧州の魔女狩りとかみたいな偏執性はない。
まして朝鮮半島のように、大統領の首まで取ってみんなで盛り上がっていつまでも醒めない。
そういう取り憑かれたような持続性はないんです。
今度の朝日新聞の報道の在り方について、二つ疑問がある。
一つは、繰り返しになりますが間違った原稿はデスクが見て、校閲が見て、当直の記者も見る。
ところが氏岡記者あたりが書いた5月17日付の報道は、長谷川さんも「あれ?」と思ったとあります。
なぜ、デスクはそれを感じなかったのか。
朝日のチェック機能体制はどうなっているのか。
これが一つの疑問です。
長谷川
やはり、そう思いますか。
この稿続く。