以下は前章の続きである。
慰安婦“虚報”に匹敵
阿比留
しかも前川喜平前文部科学事務次官は、ご意向文書などを自分でNHKや朝日新聞にばらまいた可能性があります。
閉会中審査で文書の出所を聞かれた前川さんは、情報源については明確にせず、ごまかしています。
自分で文書を持っていきながら、まるで第三者のように「これは本物です」と言っていたとすれば、報道機関を巻き込んだ究極のマッチポンプでしょう。
小川
加計問題より、それ自体のほうがスキャンダルですよ。
たしかに、最初の「ご意向文書」を朝日とNHKがほぼ同時に報じましたが、こんな文書は持ち込んだ人物が相当の立場になければ誰も信用しないし、トップでなんか報じません。
*この日のwatch9を私は見ていたのだが、司会者の有馬は、NHKの独自調査で判明した事実であるように、それこそ鼻を蠢かせてコメントしていたのである。この遅れてやってきた左翼崩れの男の悪質さ=今のNHK報道部の悪辣さも極まっている。日本国民は一斉に受信料支払い拒否と、莫大な損害賠償請求を起こすべきである。訴訟費用は全国民がカンパして史上最高額の損害賠償を起こさなければならない。*
阿比留
長島昭久さんが自身のフェイスブックで、(“ご意向”報道の直前に)たまたま朝日の幹部と会ったが、朝日は加計報道に社運をかけて、安倍政権を追い込むような勢いだった」と書いています。
それくらい必死だから、使えるものはなんでも使う、という姿勢なんでしょう。
花田
阿比留さんはこの点を産経新聞でも、本誌九月号でも問題だとお書きになったけれど、朝日新聞からは反論も何もない。
当然、訂正もしない。
阿比留
朝日新聞には連日、「訂正しお詫びします」の欄が掲載されていますが、この件については訂正していません。
私は六月十五日に出た文科省の再調査を読んだ時に、「総理の御意向」報道は福島第一原発の「吉田調書問題」と一緒だ、とピンときました。
結局、あの件で社長が退任する事態にまでなったのに、朝日新聞は全く反省していない。
また同じことを繰り返した。
花田
加計学園報道は、従軍慰安婦誤報、吉田調書誤報に匹敵する大虚報、大誤報ですよ。
この稿続く。