文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

こんな事を、私が、言及して来た、税金の使途、回収における「不道徳なほどの無関心」と同様に、

2012年01月28日 08時30分29秒 | 日記

このニュースの後、7時半からのNHK特集で、柔道が中学生から必修科目になったのだが、これまでに柔道の事故で死んだ生徒数が170人超であると報道していた。

私の母校のOBには、柔道の神様と言われた三船久三もいるのだが。

これも酷い話だと私は思った。中学生から柔道を必修科目でやる必要なんか全くないと思うからだ。

読者の方は御存知の様に、私は、大概じゃない運動神経の良い人間だった。

高校生の時に、体育の授業で、二手に分かれての対戦形式での実戦での試験が在った時に、私より、随分と体格の良かった相手を、本当に見事な内股で宙に舞わせた事を覚えてくれている同級生は、いまだにいるはず。

けれども、私が、本当に必死のパッチで乱取りの相手をした同級生がいた。…組み合った瞬間に、これは、ただ事ではないぞ、と感じた。周囲の同級生には私の必死さは伝わらなかったと思うが、テコの原理で技を繰り出して来る強烈さは…対処する、危険を防ぐのに、尋常ならざる集中を必要としたのである。

周囲の者には、私が、100%の力を発揮して防いでいた事が分からなかったと思うが、実に、危険を感じていたのである。

中学から柔道をやっていた相手との対戦だったのだが、彼が、繰り出して来た「体落とし」の強烈さは、ただ事ではなかった。

運動神経抜群の私だから、事なきを得たが。

柔道は、心得の在る者が、心得の無いものに技を掛けた時は極めて危険なものである。

私ほどの…つまり陸上を本格的にやれば100mを10秒台で走れたと陸上部の先生から太鼓判を押され、水泳を本格的にやれば100mで1分を切れると、小学生時分に、東北大学の教授から言われた…運動神経を持っていたような人間でも、柔道の技は(中学生時分に柔道部に所属していた様な人間が、かける技でも防げるものではない)実に危険なのである。

そういうものを中学生の必修科目にする理由は全くないと私は断言する。

柔道なんぞを中学校から必修とすれば、愛国心が醸成されるとでも思っている、安物の、愚かな哲学を持った人間達が決めたことなのだろうが、全く、とんでもない話である。

こんな事を、私が、言及して来た、税金の使途、回収における「不道徳なほどの無関心」と同様に、放置しておくならば、これからも事故死者…中学生で死んで行くのだ…は後を絶たない事を私は断言する。

普通の運動神経では、柔道経験者の「体落とし」や、「大外掛け」、「小外掛け」は絶対に防げない。

170人超が死んで当たり前である。


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