文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

「引き延ばしてください」と王に懇願し、知恵を絞って高官の妾の娘で11歳とか、12歳の幼女を名簿にして渡し、育つまで待ってくれと嘆願します。

2019年01月07日 23時00分34秒 | 日記

遷延策は朝鮮半島の伝統と題して2018-12-15に発信した章が、今、アメーバの検索数ベスト5に入っている。
この章には具眼の氏の多くが吹き出しながら読む箇所がある。
古田博司氏が本物の学者であり世界有数の学者である事を具眼の氏は皆確信したはずである。
以下は、下部・写真の本からである。
日本国民全員必読であるのみならず世界中の人たちも必読の書である。
遷延策は朝鮮半島の伝統
藤井 
朝鮮の金英哲党副委員長が訪米したとき、トランプは「時間がかかってもいい」と伝えました。
どういうことかというと、「非核化を考えて実行していくための時間はかかってもいいよ」ということです。
北朝鮮はロシアやチャイナと関係を調整する必要があるし、国内もいろいろありますから。
しかし、アメリカはその間、北朝鮮への制裁を解きません。
だから、引き延ばし作戦をやって、時間がたてばたつほど、北朝鮮の経済は苦しくなります。
拉致も解決しようとしなければ、日本からの「お金」もアテにできなくなる。
古田 
歴史上、何度も同じ行動パターンをとると、それが子々孫々伝わり民族に染みついてしまう。
これを私は「歴史態」と呼んでいますが、李氏朝鮮時代から遷延(引き延ばし)策は、朝鮮人の伝統でした。 
たとえば、満洲族が中国大陸に攻め入り、清国をつくります。
その前に、李氏朝鮮は徹底的に攻められ敗北し、1637年に三田渡(さんでんと)盟約を飲みます。
それまで、李氏朝鮮は満洲族に対して尊大で高圧的な態度を取っていたのですが、立場が逆転してしまい、清のことを「大国」と呼ばなくてはいけなくなった。
先の盟約中に「相互に通婚し、もって和好を固む」という項目がありました。
これは李氏朝鮮にとって、とても困ることだった。
藤井 
なぜですか。
古田 
満洲族を野蛮な連中だと思って忌み嫌っていたからです。
困り果てた高官たちは「引き延ばしてください」と王に懇願し、知恵を絞って高官の妾の娘で11歳とか、12歳の幼女を名簿にして渡し、育つまで待ってくれと嘆願します。 
この他にも、馬を寄越せと言われれば分割払いにしてもらい、総頭数をごまかしたりしています。
また、良家の子女を女官として寄越せという項目もあった。
それも嫌だから李氏朝鮮は酒場の女を集めて送っている。
『瀋陽状啓』という古い文書には、本当に「酒場」と書いてあった(笑)。 
そういう酒場女を派遣したところ、瀋陽で満洲族の男たちが集まって、その女たちを調査した。
すると、「これが良家の子女か!」と目を剥いて詰問。
李氏朝鮮の宦官(注1)は「実は酒場の女です」と正直に暴露してしまう(笑)。
「本当に良家の子女です」とは、さすがに言わない。
自分の保身しか考えていないから、すぐ実態をばらしてしまうんです。 
結局、満洲人に連行された李朝の女たちが暴言を吐いたり、暴れたりするものですから、清朝側が、それほど女性たちが嫌がるならば、もうあきらめよう、となった。
そういう歴史態を北朝鮮は持っているから、相手の諦めるのを待っているというわけ。
弱小国の防御的な戦術です。
藤井 
まさに伝統芸、お家芸だ。
同じことは韓国の対日慰安婦攻撃の姿勢にも表れていますね。
古田 
そうです。
歴史的にやったことは本当は変えられないけど、歴史解釈は変えることも可能。
でも、民族の「歴史態」は変えられない。
それが未だにあらゆる面で、にじみ出てくるのですね。
そういう意味では、北朝鮮が遷延策をやるのは当たり前といってもいいのです。
注1 宦官‥去勢された男子で、宮廷や貴族の後宮に仕えた。
中国では周代から清末まで存続し、朝鮮では李朝終焉まで存在した。古代日本では内宮の女官や天皇の側室候補を[内侍]といったが、シナ・コリアでは宦官を内侍といい、男である。
イランのササン朝、ビザンチン帝国、ウマイヤ朝などにもいた。
英語では、オスマントルコのイェニチェリからとって、eunuch[ju:nuc]という。

 

 


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