文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

成長なくして安保なし。強く賢い日本経済が要る…日経新聞・特別編集委員 伊奈久喜。

2012年09月09日 18時37分20秒 | 日記
…前略。

▼45年9月、ソ連は北方四島を占拠した。日本は敗戦直後たった。

▼52年1月18日、韓国は李承晩ラインを一方的に設定し、竹島を組み込んだ。

日本は占領下だった。

次の2例は、相手の立場が弱く、言葉の上で譲ったとも解釈できる。

▼78年10月25日、中国の部小平副首相は、尖閣棚上げを日本記者クラブで語った。

当時、中国は日本の経済支援を渇望していた。

▼北方領土交渉で日本側が最大の成果とする東京宣言の発表は、93年10月13日たった。

ロシアはソ連崩壊後の混乱下にあり、エリツィン大統領は日本の経済支援を期待して署名した。

こうみると、
結論は単純である。

強い経済が安全保障の基礎である。

それなしには、あの島々は危うい。

成長なくして安保なし。

強く賢い日本経済が要る。



(特別編集委員 伊奈久喜)

9/9、日経新聞2面の「風見鶏」から。

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