高山正之は戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである。
彼が週刊新潮に「変見自在」と題した名物コラムを連載しているのを知ったのも4年前の8月以降の事である。
朝日新聞を購読・精読しNHK,テレビ朝日、TBSの報道番組を視聴し、後は世のため人のために日々実業の世界で奮闘している人たちは、高山正之の名前を知る事は決してないわけである。
これは日本と世界にとって大いなる損失であり、その事一つとっても朝日新聞等やNHKなどは言語道断な偏向報道していると言っても全く過言ではない。
何故なら日本の宝ものと言っても過言ではない知性を隠して屑のようないわゆる学者たちや文化人たちに、自分たちの自虐史観と似非モラリズムを語らせているのが、彼等の実態だからである。
*ここを書いていて思ったのだが…生死に関わる大病を患って7ヵ月も入院生活を送っていた病室でも私は「文明のターンテーブル」を書き続けていた。
2011年6月1日、病室から12月1日に出版が決定した事を告知した途端に、「文明のターンテーブル」、と、当初のペンネームに対して、読者と私の周囲に居る人たちは良くご存知の、「底知れぬ悪」、と「まことしやかな嘘」の国である、朝鮮半島のDNAを持った犯罪者が、超多額の金銭を詐取しただけでは飽き足らず、「文明のターンテーブル」、と、私の最初のペンネームに対して、信じがたい程に下劣な攻撃を開始して来た。
警察署からの取り調べに対して、「全部、私がやりました」、と認めた。
だがgoogleは一向に直らない。仕方がないから放っておいたのだが、先般、これは「検索偽ページを作る」手法なのであることを、ネットの検索中に知った。どんな手口かと言うと、あなたの会社や製品に関するページを隠してしまうのである。
やり方はあなたの会社や製品名と同じ名前が書いてある、関係のないサイトや愚劣なブログで、1ページから7ページぐらいまでを作り、あなたの会社や製品に関した本当の検索ページは、それらの下に折りたたんで隠してしまうのである。
今は、IT関連で大きくなった企業は皆、ITの世界に蠢いている悪を是正するための処置を講じている。その対処スピードも格段に速くなっている。だが、googelだけは対象の窓口がない…つまり、消費者で世界一の会社になりながら、消費者に対するサービス精神が根本で欠けていると言っても過言ではないのである。
世界を制覇し各国で稼いだお金を課税退避地に隠す、そんなことだけは本当に一人前だから、先般、欧州が堪忍袋の緒を切ったのだろう。
欧州は、そういう面では、ビル・ゲイツに、トロン革命を潰され、東芝の世界最高の小型原子炉技術をパクられ、あろうことか中国との取引(ビル・ゲイツの金儲け)に利用されても黙っている日本とは違う。
敗戦国はドイツとイタリアだけで、後は戦勝国だからだろう。*
閑話休題
以下は昨日発売された週刊新潮からである。
白人の敵だった
19世紀末、白人は黄色も黒も圧倒して世界の9割9分を支配した。
白人はいかに己が優れているかを形にしたかった。
ナルシシストだった。
まず優れた頭脳を顕彰しよう。
宇宙から医学まで有色人種が思いもよらない発見をし、謎を解いてきた。
それでノーベル賞が設立された。
美しい肉体と躍動美も讃えたい。
それでクーベルタンがオリンピックの復活を唱えた。
社会進化論者の彼は、「胴長短足の見苦しい黄色人や表裏も分からない黒人」が復活五輪に参加するなど考えてもいなかった。
その有頂天を嘲笑う事態が相次ぎ起きた。
一つはパリの画廊「アールヌーボー」に並んだ日本の浮世絵だった。
ゴッホは腰を抜かし、ロートレックもモネも息を呑んだ。
世界一と信じた白人の審美眼も及ばない美の世界がそこにあった。
この稿続く。