文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

日本国民が今年を振り返る上で最も相応しい記事だろう。

2017年12月30日 07時07分48秒 | 日記

以下は月刊誌HANADA今月号の巻頭を飾ったインタビュー記事である。

日本国民が今年を振り返る上で最も相応しい記事だろう。

見出し以外の文中強調は私。

安倍総理独占インタビュー

未来への新たな決断

聞き手・有本香(ジャーナリスト)

国民の信頼あってこそ

有本 

12月7日、昭恵夫人がベルギーから勲章を授与されました。

その時に昭恵夫人が、「今年はいろいろありまして」と涙ぐんでおられましたね。

編集長なんか、この一年の総理と夫人のご苦労を思って、じんときたそうです。

安倍 

ありがとうございます。

有本 

女性の社会参画推進へ貢献されたことが評価されたとか。

安倍 

安倍政権も女性が輝く社会の実現を政策の柱に掲げていますが、昭恵はそれとは別に、自分の人生をかけたライフワークとして取り組んできましたので、その点が評価され、本人もとても嬉しかったようです。

有本 

2017年は、いわゆる「モリカケ」問題では、奥様も、そして総理ご自身も大変な思いをされました。

安倍 

政治家は常に、批判と向き合いながら仕事をしていく宿命にあります。

総理であれば特にそうですね。

そういった批判のなかで、国民の信頼を失わないことが最も大切です。

そうでなければ仕事ができませんので、10月22日の選挙で勝利することができて本当によかった。

これからも謙虚に進んでいきたいと思っています。

有本 

私は「モリカケ」問題というのは、一部のメディアと野党などの勢力が協力する形で仕掛けられた倒閣運動であり、虚構だと言い続けてきたのですが、それでも一年近くにわたって、連日、あれほど執拗に、マスメディアと国会が、北朝鮮等の重要事項そっちのけで騒ぎ立てる事態を恐ろしくも感じました。

何年か前なら、この虚構で内閣が倒されていた可能性さえありました。 

しかし、いまはそうではありません。

メディアがおかしな報道をすれば、たちまちSNSを中心にネットで「それはおかしいぞ」というカウンター的な指摘が広まります。

安倍 

SNSの浸透によって、仮にあるメディアが世論を一方向に持っていこうとしても、できない時代になった。

「SNSがフェイクニュースの発信源だ」「ネットユーザーは偏っている」などの批判もありますが、これは間違いです。

むしろネットユーザーは、既存メディアの報道以外にも様々な情報を突き合わせて、自らファクトチェックをしている。 

一つのニュースに対し、たくさんの人が寄ってたかってチェックしますから、少しのミスでもすぐに明らかになってしまう。

もちろん、SNSの発達は政治家にとっても困難な面があります。

私のちょっとした言い間違いも、すぐにチェックされてしまいますから(笑)。

有本 

安倍政権にとってはサポーターである半面、厳しい面もあるということですね。

安倍 

当然そうです。

同時に、情報を発信する側が適当にまとめたような記事は、もはや通用しません。

結論ありきの記事も通用しない。

すぐに検証されてしまうので、事実に当たり、事実に基づく報道だけが通用する時代に繋がっていくのでしょう。

有本 

大メディアだけがそのことに気付いていないのかもしれません。

安倍 

メディアの報道だけではなく、政治家の言動も同様で、たくさんの人の耳目に哂され、批判に哂されながら、そのなかで正しさが証明されたものだけが残っていくのではないでしょうか。

この稿続く。


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