以下の記事は、この20年が何故あったか?ということの全てを教えてくれる。
同時に「文明のターンテーブル」の正しさも。
2010年9月17日号 週刊朝日 ギロン堂
日本の一大事に「権力闘争」に明け暮れる民主党
民主党代表選が、菅直人首相、小沢一郎前幹事長の対決という形でスタートした。投票日の9月14日まで、マスメデイアは代表選の話題で盛り上がるであろう。だが、私たち国民には、少なからぬ違和感がある。8月30日、第9回中部経済サミットが名古屋で開かれた。そのなかで、出席者の一人だった竹中平蔵氏が、聞き流すことのできない発言をした。竹中氏は先日、世界の大臣経験者
や著名な学者などが参加した、ジュネーブでの国際シンポジウムに出席した。
そこで、出席者の一人が「小沢一郎、民主党代表選に出馬」とい
うヨーロッパの新聞を示して、竹中氏に「これは一体どういうことなの
か」と問うたという。83円台をつけた円高と9千円を割った株安にたまりかね、日銀は10兆円を市場に投入することを決めた。一時的に円は85円台、株価も9千円台に回復したが、1日しかもたずに円高、株安に逆戻りした。日本経済
は明らかに危機的状況にあり、民主党政府は円高、株安、そしてデフレ対策に全力を注ぐべきである。そんなときに、首相と前幹事長、そればかりか民主党の全議員が、なぜ党の代表選などにエネルギーと思考力のすべてを費やしているのか。質問者は、そのことを竹中氏に問いただしたのであった。
出席者の誰もが竹中氏に注目した。なぜこのような重大時に政権政党が代表選にエネルギーを費やしているのか、理解できなかったのであろう。
竹中氏は、感情を交えずに説明した。しかし、それを聞いた出席者が
「どんなに間違っても、日本のようなあきれたまねはしないように気を
つけよう」と言ったという。
先週号でも述べたが、私は、代表選は先延ばしすべきだと考えていた。
1990年には世界第1位であった日本の国際競争力は今年、27位にまで落ち、00年には世界3位だった国民I人当たりの国内総生産(GDP)も08年には23位にまで落ちた。この20年間に、日本は落ちこぼれてしまったのだ。
文科省の調査によれば、今春に大学を卒業した若者の就職率は60・8%で、前年度比で過去最大の下げ幅となった。企業の倒産は増加し、失業者も増え続けている。日本で、東京以外の地方はいずれも深刻な不況に陥っており、国民が願っているのは景気の回復だ。菅氏、小沢氏のいずれが代表(=首相)になるのか、といったことではない。
菅首相や小沢氏、そして鳩山由紀夫前首相は、こうした危機意識は持っていないのだろうか。 菅首相は、日銀が懸命に打ち出した円高、株安対策がたった1日しかもたなかったことを、一体どう捉えているのか。次に、どのような対策を打とうとしているのだろうか。
8月19日に、鳩山グループの研修会が軽井沢で行われて以来、私たち
国民は小沢・鳩山両氏が仕掛けた駆け引きに振り回されてきたという思いが強い。こんな重要な時期に、民主党内の権力闘争に付き合わされるのは真っ平である。
菅・小沢両氏の討論を見ていても、あまりにも現実にとらわれすぎていて夢というものが持てない菅首相に対し、小沢氏は自分が首相になれば、財源はどのようにでもなるといケ魔術師のような夢をひけらかしている。民主党員やサポーターたちも、このような2人に代表を委ねてよいのか、と不安を強めているのではないか。
さて、
竹中氏は先日、世界の大臣経験者や著名な学者などが参加した、ジュネーブでの国際シンポジウムに出席した。そこで、出席者の一人が「小沢一郎、民主党代表選に出馬」というヨーロッパの新聞を示して、竹中氏に「これは一体どういうことなのか」と問うたという。と言う事について…
そもそも金融大乱をもたらした強欲・狡猾な20世紀資本主義の本山に所属する人間が、何を生意気に他国の政治スケジュールに口を出すか、と言う話ですが
…僕ならこう言う…ご存じの様に日本は世界有数の民主主義国家です。これは今の与党である民主党の規約。今、彼らは、日本の「失われた20年」を回復するのに相応しいのはどちらか…熾烈な争いをしています…アメリカの大統領選挙は長過ぎる、金が掛り過ぎるなんて言う者は居ないでしょう…いずれにしても日本は、これまでの20年に決別するでしょう…浮揚するのには後20年掛るかもしれないが、20年後にはGDP1,000兆円の国に成り、自由と知性を深め、最上の民主主義を完成し、今の比ではない位、世界に大いに貢献しますよ…楽しみにしていて下さい…。と
次に
竹中氏は、感情を交えずに説明した。しかし、それを聞いた出席者が
「どんなに間違っても、日本のようなあきれたまねはしないように気を
つけよう」と言ったという。
竹中氏は日本のマスコミや、自分も含めたエリート層がいかに愚かしかったかをきちんと伝え、相手にこう言わせるべきだったろう。
「どんなに間違っても、日本のようなあきれたマスコミやTV番組を流し続けたりはしないように気をつけよう」と言ったという。と
田原さんよ、貴方はTV界にインサイダーとして居るから真実が見えていないのだろうが、次章を読んでくれ…爆笑問題の大田と言うのは芸人には珍しい読書家だと読んだ事があるから、マシなんだろうと感じていたが、TV界に居れば同じ阿呆になるんだと言う事も明瞭に分かった記事だ。
それに貴方が「朝まで生TV」で勇名を馳せた、この20年が、正に日本の「失われた20年」だったじゃないか。
貴方はTVメディアには芸能事務所等に対するタブーしかない、何でも言えるなんて言っているけど…それは「朝まで生TV」だけの事で、実態は違う事は誰でも知ってると僕は思う。
民主主義にあるまじき様々なタブーがTV界全体には在る…だから今の「あきれかえる」TVに成っている事は、貴方の様にTV界で飯を食っている訳ではない国民は知っているよ。
昨夜、貴方と竹中平蔵のやり取りで全てが分かった、見えたと思った。
そうして今朝、起きてすぐに頭に浮かんだのはColdPlayの曲だった。
♪The Scientist♪…貴方達への挽歌としても相応しいけど、貴方達には勿体ない21世紀の名曲。 貴方達には今の日本に流れている流行歌で十分でしょう。
既述したカバレリア・ルスティカーナより、この曲の方が、日本とブラジル、
或いは世界の空に…170年後…響き渡らせるのに相応しいかも知れない。
マスカーニはスカラ座の音楽監督に成りたくてムソリーニに取りいった哀しい男だから。
それでは、170年後の日本の空に、ブラジルの空に、世界中の空に、国連の会議場に…鳴り響くべき名曲を、「文明のターンテーブル」の読者の方々に贈ります
The Scientist by ColdPlay
Come up to meet you,
あなたに会う為にやってきたんだよ
tell you I'm sorry,
あなたにすまなかったと言う為に
you don't know how lovely you are.
あなたはあなたがどんなに美しいかを知らなかった
I had to find you,
わたしはあなたを見つけなければならなかった
tell you I need you,
わたしにはあなたが必要だと言う為に
tell you I set you apart.
あなたと離れてしまったと言う為に
Tell me your secrets,
あなたの言えなかった事を僕に言って下さい
and ask me your questions,
あなたが聞きたい事を僕に尋ねて下さい
Oh, let's go back to the start.
わたしたちの始まりに一緒に戻りましょう
Runnin' in circles,
ぐるぐる走り回って
comin' up tails,
追いかけっこをして
heads on the science apart.
わたしとあなたは硬貨の表と裏だった
Nobody said it was easy
容易い事だなんて誰も言わなかった
it's such a shame for us to part,
わたしたちが離ればなれになったのはほんとうにはずかしいこと
nobody said it was easy,
だれもかんたんなことだなんていわなかった
no one ever said it would be this hard
だれもこんなにつらいひどいことだとは言わなかった
Oh, Take me back to the start.
嗚呼!わたしをはじまりに戻して下さい
I was just guessing,
わたしはおもっていた
the numbers and figures,
いろんな数字が
pulling the puzzles apart.
パズルが引き裂かれた様になったのだと
Questions of science,
科学についての疑問
science and progress,
科学と進歩
do not speak as loud as my heart.
わたしの心は張り裂けそう
Tell me you love me,
私を愛していると言って下さい
come back and haunt me,
もどってきてわたしを離さないで下さい
Oh, when I rush to the start.
嗚呼!わたしが始まりに駆けていく時
Runnin' in circles,
走り回り
comin' up tails,
追いかけっこをしながら
heads on the science apart.
あなたとわたしは硬貨の裏表
Nobody said it was easy
誰も簡単な事だなんていわなかった
it's such a shame for us to part,
私たちが引き裂かれたのは本当に恥ずべき事だった
nobody said it was easy,
誰も簡単な事だなんていわなかった
no one ever said it would be this hard
誰もこんなに辛く酷い事だとは言わなかった
Oh, Take me back to the start.
嗚呼!私を始まりに戻して下さい
Ow woooh wowowowo,
Ow woooh wowowowo,
Ah woooooh wowowowo,
Ah woooooh wowowowo,
Ow woooh wowowowo,
Ow woooh wowowowo,
Ow wooooh wowowowo...
Ow wooooh wowowowo...
訳 芥川賢治
注:仕方がないから訳そうと思って歌詞を見た時から、僕は涙が止まりませんでした。
20代の或る時…銀河鉄道の夜…を読んだ時と同じような号泣の中で、僕は、この歌詞を訳しました…170年後に、ヒロシマ、ナガサキ、日本中の空に、ブラジルの空に、世界中の空に、国連の会議場に、この歌が流れてほしいと思って。
ですから芥川賢治の心を斟酌して頂いて 無断転用や引用はしないで下さい。
新潟が生んだ戦後最高の歌手であるSさん、
この歌が貴女のキーに合い、貴女の感性にもピッタリでしたら、
大阪公演の時に、貴女の声で歌ってくれませんか?