すんけい ぶろぐ

雑感や書評など

井河原優・井河原優「衣のことば」

2007-05-31 22:09:33 | 書評
なんでだろう?


自分で言うのもなんだが、不思議な本を読んでいるよな。
衣装にまつわる単語、成句などを解説している本。

「だから?」と言われると、それまでの本。

特に面白くもなく、つまらなくもなく。


「挿絵が変にリアルで、笑える」というのが、ちょっとナイス。


しかし、全然売れていない本なのに、アマゾンのレビューがけっこう掲載されていて、驚いた。


衣のことば

宮帯出版社

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堀田凱樹・酒井邦嘉「遺伝子・脳・言語―サイエンス・カフェの愉しみ」

2007-05-29 21:55:03 | 書評
感想が書きづらい


堀田凱樹・酒井邦嘉「遺伝子・脳・言語―サイエンス・カフェの愉しみ」読了。

科学に興味のある素人さん(「科学者ではない」という意味での素人)たちと、二人の脳科学者の対話です。

そんな形式なので、話は脱線しまくり。

が、その脱線から出てくる話が、非常に興味深かったりします。


もちろん、素人との対話形式なので、素直に読めます。

ちょっとした箸休め的に読める本ですが、コンビニに置いてあるような本よりは、ためになるのでは?


遺伝子・脳・言語―サイエンス・カフェの愉しみ

中央公論新社

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塩野七生「ローマ人の物語 (25)」

2007-05-23 22:21:01 | 書評
安倍首相の再チャレンジ………云々は、どこにいった? 単にマスコミに乗らなくなっただけで、いろいろと進んでいるのか?


しかし松岡議員を、なんで安倍首相は選んだんだ?
自分の後景である小泉元首相の仇敵・鈴木宗男の相棒だった男を。

柳沢厚生労働相の「産む機械」発言は、マスコミが針小棒大に問題を無理矢理大きくしただけだが、松岡議員の「ナントカ還元水」は、…………これは、どうにもフォローにしようがないだろうに……………。


それは、ともかく。塩野七生「ローマ人の物語 (25)」。

読んだんだが、よく覚えてないや。


前巻の記録。
塩野七生「ローマ人の物語 (17)」
塩野七生「ローマ人の物語 (18)」
塩野七生「ローマ人の物語 (19)」
塩野七生「ローマ人の物語 (20)」
塩野七生「ローマ人の物語 (21)」
塩野七生「ローマ人の物語 (22)」
塩野七生「ローマ人の物語 (23)」
塩野七生「ローマ人の物語 (24)」


ローマ人の物語〈25〉賢帝の世紀〈中〉

新潮社

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SONY「サイーバーショット T100」

2007-05-22 19:40:38 | その他の評価
がんばれソニー…………、あのソニー星をつかむまで


会社のデジカメが古くなって、新しく買った、ソニーサイバーショット T100

なんでソニーを選んだのかといいますと、理由はありません。

強いて言えば、ソニー信者だから。

……………と言うほどでもないんですけど。

まぁ単純に、液晶画面のでかいカメラで、最新が欲しかったんですよ。

PS3は買う気はないけど、ソニーは嫌いじゃないし。


結論としては…………デジカメ詳しくないんで、よく分からん。

まぁ悪くないんじゃない?

くらいの感想しかないです。


気になった点と言えば、…………室内での撮影が多いんだが、autoで撮ると、けっこう独特な色で撮影されてしまう。
設定をいじくると、まぁまぁ現物に近くなるけど。
いちいち設定をいじくるのは、面倒だなぁ。

もっともT100じゃなくても、現物と色が合致しないのは、デジカメの宿命なのだろうけど。


T100で、使えた、きわもの商品「メモリースティックアダプタ」の感想。
上海問屋「TwinMOS Memory Stick Duo Adapter」


SONY デジタルカメラ サイバーショット T100 シルバー

ソニー

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SONY デジタルカメラ サイバーショット T100 ブラック

ソニー

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SONY デジタルカメラ サイバーショット T100 レッド

ソニー

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若杉公徳「デトロイト・メタル・シティ (3)」

2007-05-18 23:14:25 | 書評
代官山駅で乗り降りしていた時代もあったが、おしゃれ度、皆無


「デトロイト・メタル・シティ (3)」読了。
相変わらずの、最悪なテンションの高さ。

デスメタルと言わず、J-POPを含む現代の流行全体を小バカにしている作者のスタンスは、ギャグ漫画家としては、エライです。


しかし、次があるなかなぁ~?

ギャグ漫画家は、寿命が短いからな。

あの天才、吉田戦車ですら、今はパッとしないし。

古谷実にいたっては、ギャグを諦めてしまったし。


せめて、もう少し画力が上がれば、生き残る可能性も高くなるだろうが、三巻にして、あんまり向上が見られないなぁ。


「代官山オシャレファック」なる名言が出ているうちは、作者からギブアップするということはないだろうけど。さて…………。


前の感想。
若杉公徳「デトロイト・メタル・シティ (1)」
若杉公徳「デトロイト・メタル・シティ (2)」


古谷実の感想。
古谷実「わにとかげぎす (1)」
古谷実「わにとかげぎす (2)」
古谷実「わにとかげぎす (3)」

古谷実「シガテラ (4)」
古谷実「シガテラ (5)」
古谷実「シガテラ (6)」



デトロイト・メタル・シティ 3 (3)

白泉社

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上海問屋「TwinMOS Memory Stick Duo Adapter」

2007-05-17 07:21:43 | その他の評価
SONY独自規格が憎いのは、いつものこと


PSPにて「下妻物語」を使って新幹線内で観賞。
以後、PSPの動画ビューアとしての性能の高さに感心。

こりゃ、もっと活用しよう! と思ったものの、今ある4GBのメモリースティックDUOには、エロが満載。これでは、電車内でサムネイルをゆっくり選んでられない。

さらに、車内で知り合いに偶然出会い、
「なにこれ、ちょっと貸して!」
とでも言われたら、本気の殴り合いの喧嘩になりかねない。

そんなら新幹線で見るときは、エロを抜いておけばいいだろう…………というもっともなご意見もあるだろう。

が、新幹線に乗るときは、出張。

出張といえば、ホテル。

ホテルと言えば、夜が暇。

夜が暇だと……………。

つまり、PSPの活躍の場があるわけですよ。


もう一枚、メモリースティックDUOが欲しい!
けれども、市場は既にSDの圧勝。SONY携帯ですら、microSDで採用する始末。

いまさらメモリースティックDUOは、買い足すのはなぁ。


で見つけたのが、microSDをメモリースティックDUOに使えるアダプター。
「TwinMOS Memory Stick Duo Adapter」。
はっきり言って、きわものです。

ついでに安かったので、2GBのmicroSDも同時購入。


で、結論。
PSPでは問題なく使えました。

「このアダプターは、ちょっと厚い」
という意見も上海問屋のwebには掲載されております。

確かに、わずかに厚い。機器によっては、この厚さが、致命的な欠点になる可能性もあるのでしょう。

が、SONYデジカメの「サイバーショット T100」でも、抜き差しは問題ありませんでした。(もちろん、画像の保存も)


ちょっと気になったのは、純正のメモリースティックDUOよりも、アダプター経由でmicroSDに動画を移すのが、遅かったこと。

まぁそんなに気になるほどでは、なかったですけれども。

一応、ケチをつけておこうかと。


こいつがモトで機器が壊れても、メーカーの保証は絶対に受けられないどころか、逆にメーカーから怒られるおそれもある、アイテムです。

データが正常に保存されなくても、誰に文句も言えません。

そこらへんをご理解できる方は、使ってみるのも、いいのでは?


「下妻物語」の感想。
中島哲也「下妻物語」






光栄「烈風伝 with パワーアップキット」

2007-05-15 17:45:51 | その他の評価
ちょっと処理が遅い


司馬遼太郎「関ヶ原」を読了して、久しぶりに「信長の野望」をやりたくなりました。

で、選んだのがPSPの「烈風伝 with パワーアップキット」。

DSの信長も、結局は「烈風伝」らしいのですが、いろいろとレビューを読んでみると、チョクチョク処理が遅くなるらしい。

ならば、とPSPにしました。


最初にPCで出たのが、Win95時代らしい。
最近のゲーム(信長)に比べると、やっぱり単純………かな?

まぁこの作品に限ったことではないけど、信長シリーズは中盤以降が単調でね。
最近のは、いろいろと趣向を凝らしているけど。


ゲームシステムとしては、なかなか面白いです。

内政と軍事が、全て同一画面。
どちらかというと、内政は大雑把。軍事が中心でゲームは進行。

が、内政が大雑把(半自動)なのはいいのですが、兵士の徴兵まで半自動。勝手に兵士が増えていきます。

そんなわけで、敵の兵士が勝手に増える増える。

ゲームが五~十年進むと、数ヶ国の大国同士の争いになり勝ち。
すると、国よっては隣国に敵地の存在しない、内政専門の土地ができてします。

これを攻めるのが、大変で。
そういった国は、だいたい奥地。ある程度の規模となった国を攻め続けていくと、最終的に奥地に押し込めることになります。

すると、兵士が膨大な上、武将も数十人となってします。
仕方がないので、空白地をつくって敵を呼び寄せ、各個撃破しては、捕らえた武将を登用して、の繰り返す。

しかし、必ずしも登用が成功するわけでもなく。
解放すると、また戦う破目になるので、しゃーないので半分以上は殺すことに。

うーむ。

まぁこういうシステムだからなぁ。


意外に面白かったのが、おまけシナリオの「諸王の戦い」。
劉備・曹操やらカエサル、ジンギスカン等々が日本の各地に散らばって有名戦国大名と覇を競うというシナリオ。

こういう空想ものって、けっこう苦手だったんだが。
やってみると、「笑える」。

顔グラフィックは異国なのに、セリフは武士。
「なんじゃ、そりゃ?」という感じ。


そんな感じでした。
まだ「烈風伝」未体験の方には、楽しめると思います。

が、他のPC・ゲーム機で体験済みの方は、まぁ無理して買う必要はないかな?


司馬遼太郎「関ヶ原」の感想。
司馬遼太郎「関ヶ原 (上)」
司馬遼太郎「関ヶ原 (中)」
司馬遼太郎「関ヶ原 (下)」


信長の野望・烈風伝 with パワーアップキット

コーエー

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古谷実「わにとかげぎす (3)」

2007-05-13 06:26:06 | 書評
まぁつまらないわけじゃないんだが


古谷実「わにとかげぎす (3)」読了。

また例によって、普通なら誰にも相手されないような男に、適度に美人の女性が惚れるという展開。

そして、登場人物たちが、いつものように、
「例えば○○で………」
という比喩によって、自分たちの思想・境遇・現状を語り出して。

で、自分がいることで、周りを不幸にしてしまう………と、せっかく美人の彼女ができたのに、グジグジ悩んで。

これなんか、前の「シガテラ」で、一応の解決を見た問題なんじゃないの?


いやー、マンネリだね。


そもそも、この「普通なら誰にも相手されないような男に、適度に美人の女性が惚れるという展開」が、つとに受け入れがたくて(オレがもてない、ということがあるんだが)。


…………昔のような、毒々しいギャグ漫画が読みたいが、もう無理そうだな。


前の感想。
古谷実「わにとかげぎす (1)」
古谷実「わにとかげぎす (2)」

他、古谷実の感想。
古谷実「シガテラ (4)」
古谷実「シガテラ (5)」
古谷実「シガテラ (6)」


わにとかげぎす 3 (3)

講談社

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中島哲也「下妻物語」

2007-05-09 22:22:13 | 映画評
深キョン、かわいい~…………けど、高校生には見えないなぁ


超映画批評は、よく好きで見ております。

その中で、絶賛…………といっていい作品「下妻物語」。

予算が限られ、かつ技術力においてもハリウッドに及ばない(≠劣っている)日本において、邦画の新たな可能性を感じられる作品…………とまで評価されていた映画です。


遅ればせながら、PSPにて見ました。

と言っても、3/4ほどは、PSP。最後の1/4はPCという、極めて変則的な鑑賞。
なんでこうなったかと言うと、なんのことはない、新幹線の中だったから。

途中で、目的地に着いちゃってね。


PSPは画面がデカイけど。
映画を見るには、やっぱ迫力不足だよね。

数時間見ても、バッテリーがもつパワフルさは、すごいけどね。

これ以上画面をでかくしたら、バッテリーのもちが悪くなるし、持ち運びも悪くなるし。

これが現状の限界なんだろうけど。


それでも、薄いバージョンが発売する噂があるが。
UMDの規格(厚さ)からすると、そんなことできるのか?


それに、新幹線の中だと、雑音がうるさくて、最大音量でも、よく聞き取れんよ。
ノイズキャンセルのヘッドフォンが欲しくなるね。


…………望蜀。

五年前からすると、こんな大画面で映画を見るなんて考えられないことだったのに…………。


えぇーと。
「下妻物語」を見た感想。


まずまず面白かったです。
邦画グダグダになりがちですが、そんなことなく、すっきりまとまった作品。

面白く見れました。

ヤンキーとゴスロリ少女の友情という、単純に考えればあり得ない設定です。

その「ありえなさ」を乗り越えていくところが、物語のキモなんですけどね。


最終的には、ゴスロリ少女が友達の危機を救う為に、ヤンキーもどきになるというオチ。

それじゃ、ちょっとかたよっているなぁと思っていたら、エピローグにて、ヤンキーがゴスロリファッションになるシーンがありました。

なるほど、監督はバランス考えているなぁ~と納得。

「嫌われ松子の一生」も見たくなりました。


下妻物語 スタンダード・エディション

東宝

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大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (8)」

2007-05-05 23:43:22 | 書評
蛇足?


「DEATH NOTE (8)」。
実際は、もう全巻読了済みなんですが。


それは、ともかかく。


八巻を読み返した感想。

とりあえず、
「ミサの寿命が半分の半分では、たとえ100歳の寿命があっても、25歳で死ぬ。それじゃ、物語の途中で死んでるだろ?」
と思っていましたが、
「残りの寿命の半分」
なんだね。なら、まぁいいか。


八巻のストーリーは、第二部が本格的に始動した感じ。

まぁいろいろと問題の多い第二部ですが…………、スケールが大きくなった(アメリカ大統領まで巻き込んだ)反面、大味になったのも事実。

旅客機が砂漠に不時着、ミサイルでノートを放出とか、強引だぁ…………。


まぁ面白かったことは、面白かったんですが。


これまでの「デスノート」の感想。
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (1)」
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (2)」
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (3)」
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (4)」
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (5)」
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (6)」
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (7)」


金子修介「DEATH NOTE デスノート 前編」
金子修介「DEATH NOTE デスノート the Last name」


DEATH NOTE (8)

集英社

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