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大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (2)」

2005-12-07 08:52:43 | 書評
不細工でもエッチが上手だともてるようなことが言われるが、そもそも不細工ではエッチまでもっていくのが大変だよなぁ


今さらながら「DEATH NOTE (2)」を読みました。
面白ですね。

バスジャックの被害に遭いながら、ライトとFBI捜査官が誰にも知られることなく現場から逃げることに成功しているのは、ちょっと無理があるよう気がしますが……………。

もっとも、そういう細かいつっこみを押しのけるパワーが物語自体にありますけど。


そんなこととは関係なく。
今回気になったのは、主人公のライトの女性に対する言葉。

手先が器用だと死神のリュークに褒められた際のライトの言葉。
器用さなんて関係ないよ
器用より器量だ
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (2)」170頁 集英社
十代なのに、えらく冷めたお言葉ですね。

設定では、ライトは成績優秀・品行方正となっているのですが、時折、女性に対する屈折した言説が出てくるような気がします。

以下、FBI捜査官の彼女に対する言葉。
やっぱり この女馬鹿だ!!
こんな話に引っ掛かるなんて
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (2)」150頁 集英社

まったく
こんな女に二度手間取らされるとは
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (2)」152頁 集英社

他にもこんな言葉が。
リューク「くくっ こういう時は 人間の女も強いんだな」
ライト「「人間の女も」か… 笑えるよ リューク…」
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (2)」9頁 集英社

さらには、FBI捜査官の彼女を誘惑するときの言葉は、
ここで あなたに会えたのも何かの運命だ! 僕があなたを推薦します!!
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (2)」147頁 集英社
となっていますが、その後、リュークが、
クク… 最高だぜ ライト
人間の女は「運命」という言葉に弱いしな
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (2)」147頁 集英社
と言っていることからも分かる通り、誘惑しているのですが、どこか小馬鹿にしたニュアンスがあります。

かなり女性にもてるはずのライトですが、過去に何かあったのだろうか……………。


一巻の感想です。
大場つぐみ/小畑健「DEATH NOTE (1)」藤原佐為は囲碁の得意なスタンドだったが、リュークは死を操るスタンドだな


DEATH NOTE (2)

集英社

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