街道ウォーク<旧東海道<桑名宿~亀山宿
2011年7月29日 13回目
桑名城城壁
正面の堀川東岸(三の丸地内)の城壁は、桑名城城壁の一部で、川口町揖斐川に面する川口樋門から南大手町橋に至る延長約500メートルが現存し、市の文化財に指定されている。積石の状態は乱積で、野面はぎ、打込みはぎの2方法によっており、また、刻印を刻んだ積石も多く見かけられる。片町に面したところには、出隅、入隅があった。各所に堀川に向かって狭い道路が設けられているのは、明治以後、廃城になってから便宜上つけられたものであろう。戦前までは南大手町橋から京橋裏、それに三の丸立教小学校横まで、堀川は続いていたが、終戦直後、またたく間に埋め立てられた。この城壁には、老松が並木を作り、枝は堀へたれ、川水は満々と美しく、行き交う荷船で賑わった。
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