酒タバコ肥満撲滅委員会

市民マラソンを楽しみながら、酒とタバコと肥満は嫌いだ、と呟く日常をうだうだと。

腑に落ちる・・・認知行動療法

2015-01-08 07:15:00 | Weblog
友人が会社のことで愚痴を言っていました。

中途採用された年下の部下が、入社と同時にそこそこの役職を与えられ、さらに会社の覚えもめでたいのが不満だそうです。
ありきたりな悩みですが、我が身となればだれだって深刻です。

その部下は異業種からの転職ということで仕事にはまだ不慣れで、友人が色々と面倒を見ているそうです。
友人から見れば、仕事もろくにできない部下がそれなりのポジションを与えられたことが気に食わない。
会社はその不満には全く気がついてなく、フォローは一切ないそうです。

その部下の待遇が妥当かどうかは分かりませんし、そもそも会社の決定ですから妥当ではなかったとしても覆すことはできません。


ちょうど認知行動療法について学んでいたので、その考え方をヒントに視点を変えて考えてみました。


友人が気にくわないのは、実績も実力もないのに自分より出世が早いこと。
これを別の視点で考えてみましょう。

かつて友人が入社したときより上の役職を与えられた理由

・その人は学歴が高い(友人は高卒)

・周囲とのバランス
これは時の運ですが、たまたまその役職に空きがあったり周囲との年齢のバランスなどで運良く出世することもありえます。

・人材不足ゆえの好待遇
(給料から逆算したら、その役職になった)

・会社上層部と同じ大学出身なので、引きが強い(学閥的な力)。


次に、友人が面倒を見ないといけないことは、待遇とは切り離して考えます。
業界経験者でも慣れるまでは時間がかかるし、ましてや異業種転職組なら当面は手がかかるのはしかたがない。
待遇がどうあれ、どっちにしろ友人が指導・教育しないといけないのです。
それは仕事として割り切るのはどうでしょうか。


そんなことを雑談まじりに話していました。
そうしたら、友人は「学歴の差」で腑に落ちたようです。

学歴が違うから待遇もこれだけ違うんだ、学歴が違えば同じ土俵には上がれないんだ、と。
これで友人の心は楽になったと喜んでくれました。


心優しき友人は、その人の待遇に不満を持つ一方で、入社と同時に仕事をまかせすぎている状態を可哀想とも思っていたそうです。
仕事が多くて可哀想、でもこんな好待遇なのは憎い、俺は全く評価されていないのに。
こんな気持ちでいたようです。

待遇の差は学歴であって、友人の実力が否定された訳ではない。
そう考えたら腑に落ちたというか、楽になったそうです。

そして、仕事をまかせすぎたら可哀想というちょっとアンビバレントな気持ちも「好待遇だからそれなりのボリュームを押しつけても当然」と考えることで楽になり、もしそれで相手が大変そうならば手助けしてあげればいいと思うことで気持ち的に余裕ができたそうです。


おお、なんだか自分にも応用できそうだぞ。
コメント
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