向田邦子さんのドラマを久々に観た。晩年の森繫久彌さんも出ていて懐かしかった。最近、この手のドラマは流行らないからだろうが、全く目にする機会がない。若者たちには受け入れられない？ からなのか。残念な気がする。”あ・うん”は彼女の作品の中でも面白さでは一番。以前NHKドラマで観た時（ウン十年も前）に感動したのを覚えている。主役のふたり（三人か？ ）が特に良かった。親友役を杉浦直樹さんとフランキー堺さんが、フランキーさんの妻を吉村実子さんが演じていた。それぞれが役に成りきっていて見ていて心地よかった。今回は同役を小林薫さんと串田和美さん、田中裕子さんが演じた。今回、とは言っても制作は2000年なのでかなりの年月が経っている。三人ともかなり若い。内容は同じだが、やはり役者によって作品のデキは違う。ウン十年も前の方が何倍も良かった。特に舞台で活躍している串田さんの演技に違和感があり、心地よいとは言えなかった。個人的な感想なので彼の演技がいいと思う人もいるだろうけど、私には無理。小林さんと田中さんは役に成りきっていてとても良かったのにな。すべてがOKとはなかなかいかないのが現実。ま、多少の事には目をつぶらなければならないって事か。
(*´Д｀*)の写真が付いたパスポートを受け取りに出向いた。申請時同様の平日の夕方だったせいか、高齢者はいない。30代～40代の面々。またしても我が身が老いた気分に浸る。しかしそんな事を言っていても何も始まらない。年齢は誰もが平等に加えて行くものだから仕方がないのだ。いい加減に観念しろ、と自分に言い聞かす。無事に仕上がったパスポートを受け取る。なんだかんだと文句を言いつつ、ダンナに連れて行ってもらえるしあわせ。感謝せねば。人はつい我がままになり、自分の要求を押し通そうとするがそれが通るのは万に一つ。実際はそこまでではないにしろ、自分の考えが通るなんてあり得ない事なのだ。それを理解し、これからの生活に生かさねば。ツライ事は多いが楽しみもある。それが人生、と思い明日も生きるのだ！
