タイトルだけは知っていたが、内容は全く知らずに観た。アラン・ドロンさんはやはり何をしててもカッコイイ人。殴られて血だらけの姿や拳銃で撃たれてみっともない姿もあったが、決められる俳優。共演のジャン・ポール・ベルモンドさんも名優と言われる人だったとは思う。名前しか知らなかったので、この人がそうなんだーと。ご本人とファンにとっては失礼な話でごめんなさい。そして肝心の映画の内容。これはビックリするほど支離滅裂で酷かった。1970年代の作品てのはこんなものでしたっけ？ 監督が誰だったかは忘れたが、アラン・ドロンさんたちを起用して作ったわりには❓❓ 途中で観るのをやめようと何度思った事か。ラストを見ないのも癪だったので我慢して観続けた。そして、まさかの終わり方。記憶違いでなければ”ボルサリーノ２”があったような？ ポールさん撃たれて亡くなったがアランさんは生き残ったし・・。だけどパート2を観る気は、あまりない。
今朝、日本橋付近の工事現場で落下事故があり数名の作業員が亡くなった。亡くなった方や怪我をした方は気の毒だが、最近このような事故が多いように感じる。渋谷１０９のボヤ騒ぎにしても未然に防げたものではないのか。ビル管理会社の点検はどうなっていたのか？ タガが外れて何となく事故が起きているように思えてならない。どこの社会でも人の質の低下は否めないようだが、建設現場と言う命がけの現場でこのような事故があると働く人たちは日々大変な思いでいるのだろうな、と思う。本人は一生懸命に働いているつもりでも、どこか気が抜けているのか体力的に追いつかないのか、安全性の認識が甘いのか、問題がどこかにある筈。責任者たちだけが気を引き締めてもダメ。働く人たちひとりひとりの意識改革が必要だと感じる。現場で働く人たちにすれば、そんな事分かってる！ に違いないが今一度気を引き締めて仕事に取り組んでいただきたい。「安全第一」の標語は飾りではないのだから。
実話を元にした映画だったからか、命に係わる実話だったからか久々に面白かった！ 切羽詰まった感が何とも言えず・・。それにしても群衆心理？ 大きな波って怖い！ 彼らもひとりだったらそんな風にはならない筈。けれど人数が増えるに従い、物凄い力を発揮し追い込む。アレって何？ 日本では学生運動くらいしか思い浮かべられないが、当時の学生たちってあんな感じで突き進んで行ったのだろうな。しかし、その先には何があったの？ 今回の映画でも群衆が大きな波になって一般人を追い込むがその先には何があったのだろうか？ 信じるものの先にあるものの怖さを感じ、人って何なの？ を考えさせられた。当時のカナダ大使館の人たちと彼らを救おうと躍起になった、アメリカ人たちの努力には脱帽ー。凄すぎる‼
今年はシーズン前のWBCからずっと大活躍だった、大谷選手。ホームラン数は勿論、ピッチャーとしても10勝してノリに乗っている感じだった。だけど、身体はダメージは受けていたようで・・・・。ロボットじゃないのだから当たり前って言えば当たり前。永遠に強く、勝ち続けるイメージを勝手に描いていたがそんなわけないって。今シーズン、姿が見られないと思うと残念ではあるが、コレで引退‼ って事は無いと思われるのでゆっくり休んで英気を養って欲しい。来シーズン以降、投手としての出番があるのかないのか？ 多くのファンがヤキモキした思いでいるのだろう。常に頭の中が野球で一杯（？）らしい大谷選手。オフシーズンでもない時のお休みをどのように過ごすのだろうか。
この映画はイイ。盛り上がる場面もないのだが、何故か和む。出演者たちがしっとりとした演技で落ち着くせいか。加藤剛さんや八千草薫さんは故人となってしまった。10年も前の作品だから、そうなるね。主役の松田龍平くんも凄く若い！ 宮崎あおいさんにも初々しさが少し残っていたし、オダジョーが出てた事、忘れてたわ。小林薫さんは相変わらず渋くカッコイイ！ 出演者に好みの人が多かったが故にイイ！ って思うのだな、きっと。最近はこの手の作品が少ない気がする。何気ない日常を淡々と描いてふーむと頷かされるもの。これこそが邦画なのではないのかな？ 殺人や事件を扱わなくても納得させられるもの。監督たちの資質の問題？ そう言えば、この作品の監督・石井裕也さんって近頃どうしているの？ 新作は撮っているのだろうか。
