桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

炭焼き3日目、80℃台のキープ

2022年01月31日 17時50分40秒 | 活動報告

昨日の点火で1晩越し朝一には83℃といい塩梅の推移、以後も安定的

な動きで17時の最終チェックは88℃で2晩越しを迎える。炭焼きのイメー

ジは火を焚いているから暖かいように見えるが、点火して焚口を閉鎖して

しまうと窯の外には火の気はなくなり寒くなる。

窯の中の火はだんだんと焚口から奥の方(煙突方向)に向っていくので、

それにつれて天井(甲)は暖かくはなるが体感するほどにはならない。

雪が積った中、炭焼きの煙が漂う風景は見た目にはほっこりとするが

小屋の中に長居すると寒さとの闘いということになる。

それでも炭焼きをしていると思わせるのはそんな時。

                    ドローン撮影

 

      

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炭焼き2日目、点火

2022年01月30日 17時22分06秒 | 活動報告

朝一の点検時は昨日の残り火程度になっていた為、焚木を追加して温め

を継続。9時の朝礼時点では未だ50℃くらいだったが前回の窯の温もりが

残っていることから点火させることになった。通風孔、煙突ともに全開にし

て点火作業に入る。煙は勢いよく出ており早い時点での点火が予測され

た。11時半には77℃、煙の様子などからに点火したとして焚口、通風孔

の両側を閉鎖して、木酢液の採取を始める。

これから80℃あたりを保持しながら明日の夕方には100℃以内で2晩越し

をさせたい。温度が上がってしまうと下げることはできなくなるが低いのを

上げるのは未だ手立てはあるので、どちらかと言えば抑え気味になる。

ただ、理屈は簡単だが煙突に乗せる枝の数と通風孔の閉じる量という単

純なアナログ手段故に難しい。

夕方には小雨模様の中に煙がたなびくいい景色となった。

                  9時頃、煙は元気

       

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炭出しと3回目の窯立て

2022年01月29日 18時19分30秒 | 活動報告

今冬の長期予報ではラニーニャ現象による冷夏で大雪か?とされており、

いつもの年より強く『雪の降らない内に材料の確保』への思いを持って、

それに努めていた。いざ、本番を迎えてみると大雪とは程遠い天候続き

に安どするやら『なーんだ』の複雑な気持ち。今日もいつもとあまり変わ

らない寒さの中、炭作業は暖かく燃える薪ストーブを囲む茶飲みブリー

フィングから始まった。

話が弾むと腰を折るようにして仕事を始めないと炭作業で集まったのか

茶飲み話の為に集まったのか分からなくなってしまう。

『それでは』の一言で作業開始。まずは1/19に仕上がった1晩越すの

が少なかった窯から炭出しのため焚口を壊し中の様子をチェック。見た

目はいつもの様子と変わりない。取り出してみて、樫炭に大きな変わりは

なかったが奥の方の枝炭は残りが少なく、全体的にやせ細ったものが残

っていた。

樫炭が271kgと普段と変わらず全体でも320kgだったから1晩少ないこと

による産出量への影響は極小、残るは品質。チェックの為、近日中に炬

燵で使用してみる。炭出しを終えるとともに次の窯の準備に入り午後から

直ぐに立てられるようにしておく。

午後からは窯立ての班と山行きの班に分かれて作業。

17時に火入れを行い3回目に炭焼きを開始。次回の作業は天気予報を

参考に2/3、山行きの予定。

                      9時ころ

               炭出し前の状態

                   障壁づくり

                    火入れ

        

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桑炭会つうしん No.130

2022年01月20日 18時18分07秒 | 活動報告

               

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2晩越しで窯籠めになる

2022年01月19日 18時21分12秒 | 活動報告

昨夕、煙突、通風孔ともに昼の状態を保持していたら一晩明けて240℃

まで上昇。この温度になると上昇を抑え込んでコントロールしていくことは

難しく、2晩越しの状態で夕方に籠めることしかなくなった。

温度は過去のデータと比較するとかなりのスピードで上昇していき、3晩目

に向かう一日分を飛び越したような形になった。昨年度の終盤頃に炭焼き

の時間が速くなってきたと騒いでいた頃の記録に匹敵する。

前回の窯はシーズン始まりで窯が冷えていたから極端に長くなり、今回は

どのような変化か気にしていたが両極端の結末に重たい課題を突きつけら

れた。

17時過ぎから消化作業に入り、18時頃に作業を終える。

ただし、目塗りは明朝に実施の予定。

               9時頃

               17時30分過ぎ

      

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