桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

炭はいつからあるの?

2017年08月27日 20時51分04秒 | 活動報告

今日は店を開いたがいつも見えるお客さんの姿はなく、もう冬支度というのではなか

ろうがボチボチと薪を準備のお客さんが見えた。世間話をする内、ふいに『炭はいつ

ごろから使われたの?』

炭は焼くが歴史までは・・・・苦しい言い訳。

気になったのでちょいと調べてみたら30万年前の遺跡から炭を使用した痕跡があり、

弥生後期(紀元後3世紀中頃)には鉄製農機具などの加工のための熱源として、更に

奈良時代(700年代)になると炭は改良され白炭が作られるようになり暖房用にも使われ

るようになった。以降1950年後半まで料理、暖房の主力として使われてきたがガス・電

などの普及によりその座を追われた。近代では微粒子を吸着する等の性質を利用

して健康管理や日常生活での使用が注目されるようになった。

こうしてみるとお客さんの質問に対する答は『奈良時代』というのが正しいようだ。

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桑炭会つうしん No.80

2017年08月23日 17時00分00秒 | 新窯工事

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蜂の活動が活発

2017年08月22日 17時00分00秒 | その他

畑や家の周りの草は刈っても刈っても絶えることなく手を抜くと『倍返し』が待っている。

暑い中、仕方なく元気を出して刈払い機を持つ。今の時期、活発に活動しているのが

蜂、低木や草原に巣を作る足長バチによく出くわす。何も知らないでハチの巣近くをブ

ーンとやるから蜂はびっくりして侵入者に攻撃をかける。

運が悪いと洗礼を受けることもあるが一般的には命への危険度合は低いとされている。

これに対し屋根裏や軒下に30㌢ほどの丸い巣を作る赤バチは危険。過去の経験では

草刈りをしていたら目前を蜂が飛ぶので何事かと思っていたらが頭がモソモソするので

払ったらチクリとやられ、心配するも痛さも我慢でき安堵。落ち着いてから現地調査した

ら、数メーター先の軒下に25㌢径の巣があり、草刈りをする私に警告したが無視して草

刈りを続けたものだから攻撃となったものらしい。今年、同じ場所に30㌢にもなる巣を作

っていたので家庭用殺虫剤でしつこく攻撃し撃退することに成功した。何れにせよ、予

期せぬ攻撃を受けることになるので蜂の動向を注意深く観察しながら草刈りに精を出す

しかないようだ。

       左は以前に制圧した巣の跡、右は今年のもの

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お店情報、8月27日(日)店を開きます

2017年08月21日 17時00分00秒 | 活動報告

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研修視察は奥出雲

2017年08月04日 18時20分46秒 | 活動報告

八雲町を9時過ぎに出発し約1時間ほどで最初に訪れたのは鉄の歴史博物館だがこ

れから行く菅谷たたら、鉄の未来科学館を含めた入場券を購入する。島根県人にと

ってたたらの響きに違和感はなく『あっ、鉄か』となる。ただし大方の人は、斐伊川の

上流で採れる良質の砂鉄をたたらで鋼の元となるケラを造る、この程度だろう。

最初に日本で唯一残っている当地の記録ビデオを観てから実際に使用されていた

工具、器具、材料などなどの展示物を観て、より理解を深める。

名前は仰々しくついているが建屋は古民家を上手く利用して展示してあり、外観か

らは内容の深さを測り知ることはできない。

次いで菅谷たたら山内・山内生活伝承館に行く。この施設はたたらの長を務める村

下(むらげ)が住をしていた3軒長屋の一部に資料展示、現存するたたらを見学す

ることが出来る。たたらの細かい仕組みや運用について分かり易く説明してくれる。

                  たたら本体

 

      たたらに付きものらしい桂

ここから30分弱離れた所にある同じくたたらで財を成した櫻井家住宅とその庭園を見

学する。たたらについての説明は食傷気味になってきたが住宅、庭園そして松江の

松平のお殿様がここに逗留するた

めその入り口の門、休憩室・トイレなどを造作した話などを聞き、権力の大きさ、財力

の大きさに目を見張る。

 

 

たたらには莫大な量の木炭が使用された。私たちが焼く炭とは少し異なり、完全に精

錬させないものを使っていた。完全な木炭は灰が残ること、不完全な炭は砂鉄との化

学変化により良質なケラがとれるため。実物が展示されていたが一見しただけではそ

の差は分からなかった。

最後に酒蔵亀嵩交流館に寄り家族へのお土産を沢山買って5時ちょっと過ぎに八雲

着、時間が少し早いので『草刈りの一仕事』に精を出した人も・・・・・

 

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