いつだってワークライフバランス

「仕事と生活の調和」を意味する
ワークライフバランス。
より良いあり方を考えるブログです。

春の茶会

2014-04-29 | お茶ときどきお花

本日、氷川神社での神宮式年遷宮記念の奉祝茶会に行ってきました。

 

なるほど、お伊勢さんは日本中の神社の元締め(?)みたいな場所だから、遠く埼玉でも奉祝するわけね。

 

今日の茶会はゆったりして、午前中に3席すべて入れて、お食事もいただき、非常に楽でした。 

お茶会といえば、1席入るのに2時間待ち、3時間待ちは当たり前、 朝8時半に行って、午後3時までいても

2席しか入れないなんてザラですからね~。

 

「お茶は待つのも修行」といわれますが、こうしてゆったり楽しむのが大寄席の茶会の本来の姿では?

 

今回、雲伝心道流という流派の席に入り、珍しいお点前を初めて拝見しました。

 

武士が甲冑をつけてお茶をふるまう、いわゆる陣点て(じんだて)のため、ずっと立ってのお点前なんです。

動きも男女違っているとのことで、私が拝見したのは女子の点前で柄杓を小太刀に見立てて

舞うようにお茶を点てていく姿は新鮮でした。

 

昔の日本人(武士)は、本当に洗練されていたのねぇ~。

戦地に赴く前に、型を大切にする儀式を行い、精神統一や主従の結束を図っていたのでしょう。

こうしたすばらしい文化が失われないように守り伝えてこその、クールジャパン?

 

1週間前から天気予報で、雨だ雨だといわれていたのが、曇りでちょうど良い気候だったのもラッキー♪

 

何もかも順調に終わり帰宅後、3時間半しか睡眠をとっていなかったので昼寝をすると、

茶会でバッグを忘れるとか何とか、トラブルだらけの変な悪夢にうなされてしまいました……。

 

現実の茶会で苦労ナシだったことに拍子抜けし、夢のなかで右往左往している私はまさに未熟者っ!!

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「GINZA KABUKIZA一周年記念鏡開き」イベントに参加♪

2014-04-28 | 歌舞伎

歌舞伎座1周年記念の鏡開きイベントに当選し、本日夕方、行ってまいりました。

たまたま松竹のメルマガを見て応募期限が本日中とあったので、何の期待もせず、

WEBでポチッと送信したら翌日、当選通知メールが届き、ビックリ!

 

応募したのは締め切り期限にあと数十分という時間で、しかもクジ運のない私なのに、当たるなんて

「応募者が少ないのかしら」と歌舞伎仲間に知らせると、「そんなことはありませんっ!」と即返信がきました。

 

本日、直前まで仕事の予定があったのが先方都合でドタキャンされ、木挽町に駆け込まずに済みました。

いやぁ~、何もかもついてたわぁ♪

 

何も情報を入れずに出かけると、花形役者勢揃いで、幸せでした~。

染ちゃんや菊ちゃん、松緑、中村屋兄弟、ラブリンに、もちろん海老さまも!

 

会場は、歌舞伎座直結の東銀座駅にある木挽町広場。

誰もが行き交う場所なので、招待客は白線で仕切られた一角で事前に割り当てられた番号順に整列し、

選に漏れたらしき方々(?)が我々を遠巻きにしていました。

当選は、やはりラッキーだったのね。

 

受付では、事前通知された番号と身分証明書の提示を求められ、かなり厳重な体制。

今回のイベントは無料のご招待ですが、最近は歌舞伎会の会員のなかにも、

良いお席のチケットを転売する人がいるらしく、松竹も厳しい姿勢で臨んでいるらしい。

 

そういうわけで整然と案内され、混雑することなく気持ち良く入場できたので、個人的には大歓迎のシステム。

 

鏡開きの振舞酒は、2、3人の役者が酒樽を囲み、その前に客が順次、進んで一人ずついただく流れ。

受付で記念の枡を手渡され、使った枡はお土産として持ち帰られるよう、袋付きで気が利いてる~。

 

海老さまはすぐ側で、海老さまの手からお酒をついでもらうこともできましたが、

舞台の海老さまが好きな私は、素顔の海老さまには何だかちょっと引いてしまい、

中央の中村翫雀丈・扇雀丈、橋之助丈の樽に進み、扇雀さんについでいただきました。

 

ふるまってくださる役者さんへのお礼として用意した、白バラ1輪を扇雀さんに手渡すことができました。

 

私は最後(300人ご招待で280番台の整理番号)の方だったのですが、まだお客さまが続いていたので、

「あの~、お花は邪魔でしょうか」と尋ねると、扇雀さんは「いえ、いただきます」とハッキリおっしゃいました。

 

そして、お酒をなみなみとつがれるので、「あ~、私あまり飲めないんで!」と焦ると

「これアルコールは入ってないんですって」とニッコリしながら、枡一杯にいれてくださいました。

 

唯一、飲めない日本酒ですが、なるほど甘酒でおいしく飲み干しました。

 

少し離れた所でいただいていると、役者さんたちは壇上から降りて、ご退場。

見ると、扇雀さんは私のさしあげたバラをしっかり体の前、両手で持って去っていかれました。

 

私が歌舞伎役者を好きなのは芸だけでなく、皆さんの話し方や所作が大変美しいから。

人からもらった物は片手でブラブラ下げて持たない、といった動作がいつでもどこでも自然に出るのよね。

こういうスマートな人に、私はなりたい!

 

ジワジワとこみ上げてくる幸福感をかみしめながら、心地良い銀座の空気を感じながら帰路につきました。

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高額スィーツに驚嘆

2014-04-25 | その他

友人の入院お見舞いに行ってきました。

 

当初、アレンジメントフラワーを持参するつもりでしたが、事前に友人の娘さんから

「衛生上の理由でお花は持ち込めない」との情報が入ってきて注文をキャンセル。

 

え~、お見舞いに花がダメって一体??

聖路加はいいのに、なぜに東大病院はいけないのか?

 

仕方ないので、昨日、新宿での仕事帰りに伊勢丹に寄ってスィーツを選んでみました。

クッキーだか何だかわからないけど、棒状の10センチ程度の台にカラフルで華やかなデコレーションが♪

 

こういう気分を明るくするようなものがいいわね~と値段を見ると、

「何かの間違いですか?」というお値段……。

自分のためには買わないような高級スィーツをちょっとだけ、と考えていましたが、高すぎませんか?

 

甘党でない私は自分でお菓子を買うことがめったになく、以前、日本橋三越でマカロンをお土産に買ったときも

「これ1個でケーキが買えるじゃん!」という価格に驚いたものです。

 

それよりも高いのよ~。5本しか入っていないのにぃ。

私が最も愛するお菓子、和久傳のれんこん菓子「西湖」よりも高額って納得いかな~い!

 

しかし、昨日は仕事で終日登壇し、立ちっ放しの足はすでに棒状態で、あちこち回る気力はありませんでした。

 

見舞う相手は、私の数少ない心許せる友人なので、厚かましく、「異様に高いのよっ、これ!

おいしいか、どうか知りたいから、ちょっと食べさせて」と病室で娘さんからカケラをいただきました。

 

うーん???

お値段なりにおいしいけど、初めて「西湖」をいただいたときのような強烈な感動はないわねぇ。

 

実は、毎年この時期に産地から笹団子をたくさん送ってくださる方がいて、本日、ちょうど届いたので

上記のお菓子と一緒に1袋持参しました。

もちろん、私も早速2個食べて出かけました。

はぁ~、やっぱり作りたては違うわねぇ。モッチモチ♪

 

まったく分野の異なるお菓子で比較すべきではないと思いつつ、私は素朴な、しかし

季節の香り漂う、こちらのほうが好みですなぁ。

コメント (2)
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鳳凰祭四月大歌舞伎・夜の部@歌舞伎座

2014-04-20 | 歌舞伎

今月はワークライフバランス崩れ気味になるのが目に見えてたので、歌舞伎は1回にしておきました。

 

お目当ては初めて見る、吉右衛門の「一條大蔵譚」の作り阿呆の演技。

以前、国立劇場でやっていたときに行きたくて行けず、心待ちしておりました。

 

やはり、吉さまはいつだって期待を裏切らない!

 

白塗りのお顔には貴族の品が漂い、笑うと愛嬌もあり、朗々と響く台詞は引きこまれるような伸びやかさ。

 

この役は平家全盛の時代に、源氏方に心を寄せる一條大蔵長成が才気を隠すために周囲を欺き、

能狂言狂いの「のっそり」のお公家さんを装っているという設定。

 

多くの幹部俳優が演じている大きな役ですが、菊五郎や勘三郎は、作り阿呆が少々やり過ぎでは……。

なんだかなぁ、それでいいのかなぁ、と舞台は面白いんですけど、いつもモヤモヤしていたのです。

 

でも、吉さま@大蔵卿は自然な愛嬌で、とっても可愛らしかった。

舞台に登場するだけで、パ~ッとまわりが明るくなるような華やかさもありました。

 

大車輪のご活躍で毎月、舞台を務めてこられましたが、今月は夜の部のみのご出演。

毎月昼夜欠かさず歌舞伎座に行く私ですが、今月は1回なのだから迷わず、夜にしたわけです。

 

しかし、昼の部は藤十郎が一世一代で「曽根崎心中」のお初をやるのを見落としていたー!

「一世一代」とは今後、そのお役を封印して、二度とやらないという意味なんです。

 

「く、悔しい~!!」と思っていたら、テレビのインタビューに答えるご本人が、はっきりと

「一世一代なんて書かれて私が一番ビックリしている」と発言されてたので、きっとまだなさるわよねっ♪

 

毎月中旬頃から貼り出される舞台写真の藤十郎さん、相変わらずふっくらした頬で可愛らしいお初、健在!

 

周囲が変な気をきかせて、もしくは興行方針で「一世一代」なんて銘打ってほしくないわよね。

このお方は、ほとんど異界人の領域に入っていて、限界は私たち「人間」には決められないし、決めちゃダメ!

 

26日千秋楽

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恥ずかしい話

2014-04-17 | その他

友人の息子さんの入学祝いに、図書カードを贈ることにしました。

お祝いなので、書店売り場のあるデパートで購入し、きちんと熨斗(のし)をかけ、包装してもらいました。

 

こういうとき必ず、確認されるのが「内熨斗ですか、外熨斗ですか」の質問。

 

内熨斗とは、包装紙の内側に熨斗紙をかける方法で、包みの外からは熨斗が見えません。

一方、外熨斗は包装紙の外側(表)にかけるため、ひと目で内容がわかります。

 

引っ越し挨拶でご近所にタオルを配るときなどは、訪問の主旨がすぐわかるように外熨斗が一般的です。

 

フォーマル感のあるものは、内熨斗という感覚が私にはあります。

外熨斗だと、熨斗紙がよれたり汚れたりする恐れがあるからです。

 

「入学御祝」などと表書きされたものに、自分の氏名も記す大切な部分なので、

やはり開封していただくまで、綺麗な状態を保ちたいではありませんか。

 

そんなわけで今回も「内熨斗で」とお願いし、用意してもらっている間に丸善で便箋など見て、

ひとめぐりして戻ってきました。

 

デパートのツヤ感のある包装紙で丁寧に包まれた商品を「お待たせいたしました」と差し出され、

「あ、リボンシールは赤でお願いしま~す」と思わず言ってしまった、間抜けな私!

 

さて、何が悪かったのでしょうか。

熨斗とリボンは重ねてつけないのが、贈答マナーの基本なんですよ!

 

「冠婚葬祭マナー」とか偉そうに講義しているのに、こんな場面を知ってる人に見られたら、えらいこっちゃ~。

 

店員さんが申し訳なさそうに「あの~、お熨斗をおかけしておりますので」と言いかけたのを最後まで言わせず、

「そう! 内熨斗かけてますもんねっ。いやだわぁ~、私としたことが……。ホホホ」と

笑いでごまかし、そそくさと売り場を後にしました。

 

ちなみに、祝儀袋に現金を入れて手渡す際、台にするお菓子にも熨斗紙は不要です。

祝儀袋に熨斗がついているわけですから。

お菓子はあくまで袋を乗せる台、付録です。

 

脇役に熨斗なんかつけると、相手がお茶の先生だったら叱られます。

贈って叱られたり、恥をかくのは哀し過ぎる……。

 

百貨店の店員さんは、やはりプロフェッショナルだわぁ。

教えてくれて、ありがとうございました!

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