食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

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血の固まりや打ち身、熱感のある腫れにチンゲン菜

2013-11-25 | 血行をよくする
腫れ物ができてしまいて…熱感があって痛かったです(´・ω・`) 
そんな症状を改善してくれたのがこれ!「青梗菜(チンゲン菜)」が今日のテーマです。

漢方では、「お血」(「お」は、「やまいだれ」の中に「於」を書きます)を散らして腫れを引かせる、体の余分な熱を取り除く働きがあるとされています。
血の巡りをよくする食べ物です。

「お血」というのは、血の固まりや鬱血(うっけつ)のことです。
何らかの理由で血の流れが悪くなり、血が濃くなっていき、体のどこかに詰まってしまった状態を「お血」といいます。

生理の時にしんどくて黒い固まりが出るのも、打ち身がなかなか消えないのも、この「お血」です。
針で刺すように同じ所が痛む、色が黒っぽい、固まりがある、出血がある、などの特徴があります。

このお血の解消にいいのが、青梗菜なんです(^_-)
熱感のある腫れや痛み、打ち身がなかなか治らない時や、体に熱がこもってイライラする時に摂り入れてみてください。

生理痛にも用いられますが、青梗菜は体を冷やす性質なので、もともと冷えがある人は、温める働きのある唐辛子や薬味・スパイス類と一緒に食べるようにしてください。

カロテン、ビタミンC・Eなどが豊富で抗酸化作用が強く、がんや生活習慣病の予防効果も期待できます。
カルシウム、鉄などのミネラル類も多く、栄養価の高い野菜です。
油と一緒に調理するとビタミン、ミネラルの吸収率がアップします。

ちょうど生理と重なる時期だったので、血液を浄化して血の巡りをよくする黒きくらげと組み合わせた、炒め物を作りました。
体を冷やし過ぎないように、温める働きのあるにんにくと紅花を一緒に炒めています。

簡単おうち薬膳レシピ
青梗菜と黒きくらげの紅花炒め
鬱血を解消します。打ち身や生理痛にも


作り方(2~3人分)
(1)青梗菜2株は食べやすい大きさに切る。黒きくらげ6~7gは水で戻し石づきを取る。
(2)フライパンにごま油大さじ1を引き、スライスしたにんにく1/2かけを炒め香りが出てきたら、青梗菜・黒きくらげを入れて炒める。
(3)紹興酒大さじ2・オイスターソース大さじ1・しょうゆ小さじ1で味付けする。
(4)紅花を加えて軽く混ぜ、器に盛る。

紅花も血の巡りをよくする食材です。紅花と黒きくらげについては、また改めてご紹介します☆
冷えを強く感じる時は、にんにくと紅花の分量を多めにしてください。唐辛子やしょうがを使ってもOK!

気になっていた腫れは2日後に見事消えてくれました(^-^)v

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
涼、辛・甘/肝・肺・脾
※性質を平としている資料もあります

効能
血の固まりや鬱血を散らして腫れを引かせる
体の余分な熱や毒素を取り除く



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