食養生365日 食材の栄養や漢方・薬膳的な効能のお話

あなたのバランスをサポートするサロンConcordia~コンコルディアのsoraがお届けする薬膳・食養生のことなど

老化にも便秘にも

2014-02-25 | 温める能力アップ
今週の東京は一時の厳しい寒さが少し緩んで、日中はかすかに春の気配を感じます。
でもポカポカ陽気にはまだ遠く、寒さが苦手な私は本格的な春が待ち遠しい限りです(´・ω・`)

ということで今日のテーマは寒い時期にぜひ摂り入れていただきたい食材、胡桃(くるみ)です。


漢方では腎を補い体を強壮にする、肺の気を落ち着かせ咳を止める、腸を潤し便通をよくする、などの働きがあるとされています。

腎はエイジング(老化)に深く関係しています。
腎が弱るといわゆる老化にまつわる様々な不調が起こりやすくなります。
腰痛、足腰に力が入らない、耳鳴り、物忘れ…精力の減退も…
(詳しくはワークショップ『アンチエイジングと腎のお話』で解説します☆)

そんな腎を補ってくれる強い味方が、胡桃(くるみ)なんですね~。

体を温める力をアップしてくれるので、冷えやすい人にもピッタリ。
腎と肺の両方の働きをよくするので、息切れや慢性の咳、喘息にも有効です。
腸の乾燥を潤してくれるので便秘にも♪

また、形が人間の脳に似ていることから、健脳の働きもあると古くからいわれてきました。
実際に研究で、胡桃(くるみ)に含まれるリン質は、人間の脳神経に有益で脳を元気にする効果があることが分かっているそうです。

ただし熱があって痰の絡んだ咳が出る人には向きません。ほてりがある人は、さらに熱っぽくなってしまいます。
軟便の人は余計に便が柔らかくなり下痢に繋がるので食べない方がいいでしょう。

栄養素はタンパク質が豊富。必須脂肪酸も多く含まれています。
注目はストレスの軽減や肥満、高血圧、糖尿病などの予防に役立つαリノレン酸。
最近では抗うつ作用があることも分かってきているんだとか。

胡桃(くるみ)、スゴイです!

でも胡桃ってどうやって食べればいいの?
ワークショップでもよく聞かれます(^ ^)
こんなお料理に使ってみてください。

乾煎りして塩を振りおつまみに
味噌・しょうがのすりおろし・蜂蜜と混ぜてご飯のおともに
細かく刻んで胡桃和えに(胡麻和えのイメージ)
炒め物に(海老、鶏肉と相性がいいです)
ヨーグルトのトッピングに(便秘には蜂蜜をプラスして相乗効果UP

酸化しやすいので、保存する場合は密閉できる袋に入れて冷蔵庫へ。早めに使い切ってくださいね。

それではみなさんまたお会いしましょう(^-^)ノシ



【薬膳的分析】
性味/帰経
温、甘(皮は渋)/腎・肺・大腸

効能
腎を補い体を強壮にする
肺の気を落ち着かせ咳を止める
腸を潤し便通をよくする



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